私なりの考えでは
アレルギーと愛って、切り離せられないものです。
アレルギーのおかげで
肌がいつも荒れていて、見た目を気にしていたり、
鼻が出て、常に気になっていたり、
食べ物を思う存分自由に食べられなかったり、
生活の中で何らかの制限があることで
個人差があっても多少のコンプレックスを感じたりしてしまうやろう。
アレルギーであることを隠せないことが多いのだし。
そしてそのコンプレックスのおかげで
なにかしら、後ろ向きに考えがちになったり
いまいち積極的になれなかったりすることもあるかもしれない。
アレルギーであること自体を後ろ向きに考えたりもするかもしれない。
今、娘の梨奈はまだ1歳半ちょっとやから自分では分からない。
でも親の私でさえ、多少なりのコンプレックスを感じるから
本人が大きくなったときのことを考えると、正直つらいです。
で、考えました。
そんなとき、梨奈を一番支えてくれるものって何か。
そしてたどり着いた答えが「愛情」じゃないかってこと。
「こんな自分」なんてコンプレックスを持っているからこそ、
人から好かれたい、愛情が欲しいと渇望するんじゃないかな。
愛情こそがアレルギーと前向きにつき合わせてくれる
人付き合いを抵抗なくさせてくれる
一番の薬なんじゃないかと思います。
そう思うから、余計に、
梨奈には母としての愛情を惜しみなく、あげたいと思う。
具体的にどうしたらいいかなんて分からないけど
将来、いろんな人の愛情に囲まれて暮らせるようにと、
それを望んで梨奈に接していたら
きっと梨奈にも伝わるんじゃないかって、
勝手にそう思ってます。
梨奈自身が誰かの愛情を感じることができるまで、
梨奈を支えるのは親の愛情なのかもしれない。
勿論、愛情って、ただ可愛がってやることだけじゃないと思うけど。
時には厳しく、いろんなことも伝えていかなきゃいけないんだろう。
とはいっても、私もまだまだ新米の親です。
こんなことも、まだまだ頭で思っているだけ。
考えるより、実践することが一番難しいものね。
まだまだ、これからです。
いつか仲のいい友達、恋人が出来たとき、
梨奈はアレルギーである自分を受け入れてもらえたことを
大きな喜びとして感じるんだろう。
その相手から、より強い愛情を感じたり、
心が温かくなったり、感謝したりするんだろう。
そのときになったら
梨奈自身の中でもきっと何かが変わる・・・・。
肉親以外の愛情に出会えたことで。
アレルギーである自分がもっと好きになれるかもしれない。
そうなって欲しい。
だから、そのことを願いつつ、
梨奈と一緒にアレルギーと付き合っていきたいと思っています。
2002年2月
アレルギートップ