医者選び      

私の今まで通った医者の経過。

梨奈生後4ヶ月       梨奈を出産した総合病院へ
                  小児科へ相談すると、皮膚科にまわされる。
                  皮膚科ですぐにその日に血液検査をされ、
                  特に説明も無く、ステロイド剤「キンダベート」を処方される。
                  その後検査の結果卵白に陽性反応が出たので
                  「一歳までは卵を完全除去してみましょう。
                   一歳でもう一度血液検査をしましょう。」とだけ言われる。
                   その他の指示は無し。
梨奈生後7ヶ月       いろんな本を読んで、1歳まで通院の指示が無かった病院に不信感。 
                  改善もしていなかったので病院探しをする。
                  ある会員サイトで「さもり小児科」が割と近くにあることを知る。
                  
以降、ずっと「さもり小児科」に通っています。
                                  

大阪のさもり先生は有名なアレルギーの先生でもあるけれど、
有名とかそうじゃないことが問題じゃなくて、
とにかく私に合っていたと思います。
相性のいい先生に出会えてよかったと思います。

さて、こんな私の、まんぼ流「アレルギーの先生の条件」は。

1 ちゃんと話ができる先生

    あったり前やん!!というようなことですが
    最初の総合病院の皮膚科ではそれが出来なかったです。
    聞きたい事をメモしていって渡したのに、ひとつも答えてもらえませんでした。
    そのあとだったから余計にさもり先生はありがたかった。
    初診で30分くらい話したんじゃないかなあ。
    その後は栄養士さんと15分くらい話したあと、先生と15分。
    完全予約だからちゃんと時間があるのがいいです。
    アレルギーなんて、ただでさえ不安だらけなんやから
    せめて話くらいさせてもらえないとね。
    その辺が分かっていない先生ならあかん。
    私はそう思う。
    
2 「自分が」信用できると思える先生
    
    アレルギーって治療法もさまざま。
    だから患者も迷う迷う!!
    でも、先生を信用できたらこれでいこうって思えるような気がします。
    正確には「信用させてくれる」先生かな。
    どんな言葉が心に届くかは個人それぞれなので
    いい先生っていうのも一人じゃない、ひとそれぞれと思います。

3 一緒に治療させてくれる先生
    
    お医者さんは専門家。
    だけど実際に治療するのは患者本人や家族ですよね。
    だから一方的な指示をする先生ってどうかなって思います。
    勿論、先生任せにしてしまう患者側もあかんのやろうけど。
    先生も指示をするにも、ちゃんと説明してくれないと
    何も分からず先生の言うとおりにやっているのに改善しない・・
    なんてストレスが患者側に増えてしまうから、大変!!
    一緒に悩み、あーでもない、こうでもないとやってくれる先生。
    そういうのが理想やないかと思ってます。

4 検査結果だけを重要視しない
     
    血液検査で陽性でも食べられたり、
    逆に陰性でも食べたら大変なことになったりと、
    いろんなアレルギー反応があるといいます。
    なのに、経過も診ずに即検査、とか、
    検査結果だけで治療法を決めるっていうのは
    すごく危険なような気がします。
    食物日誌をつけてみると、そういうことが実感できました。
    検査じゃ分からないことも、イロイロ見えてきます。
    陰性だった食物に突然ショックを起こすことだってあった訳だし。
    でもそういう医者がいました。実際に。
    要注意です!!

    あとは薬だけに頼るのも、嫌やな。
    「湿疹出てるから、これ塗ったら湿疹はきれいになります、
    あとは検査で陽性のものを除去しましょう、以上」みたいなね。

5 精神的なケアがあること

    さもり先生は明るい。かなり。

    でも、私が甘くなっている時期は、厳しくなります。
    落ち込んでいるときはかなり大雑把な言い方で励ましてくれます。
    患者や家族が精神的にそうなってしまうことも分かってくれた上で
    治療を考えてくれる先生は本当にありがたいものです。
    辛いときにもアレルギーと向かい合う勇気がもらえます。
    
                                 

先生との相性ってあると思うんです。

私がすごく合うと思っていても、そうじゃない人もきっといる。
人同士のことやから、口コミでいいからって聞いて行ったって
かえってストレスになってしまうことだってあるかもしれません。
ストレスにならない先生。
それがいいです、きっと。

あと、自分が「どこまで治療したいのか」という内容によっても
相性のいい悪いがあると思います。
とりあえず湿疹がきれいになればいいとか、
見た目きれいになるだけじゃなくて、体の中から治療したいとか、
ちょっとくらいの湿疹程度ならあってもいいや、とか。
あまり突っ込んだ治療はしんどいという人に「がんばれ」一筋の先生はきっと合わない。
とことん治療したい人に対症療法のみの先生は物足りない。

私はある総合病院の皮膚科に通っているときに、
薬で症状を抑えたり、
検査で数値を見てあーだこーだ言っているだけということに疑問がありました。
これじゃあ、私は何も分かってないやん、アレルギーのこと。
そして、梨奈の身体の中で起こっていること。
なのにこうやって梨奈の成長とともにただ、
状況がよくなるかよくならないか、ただ見ているだけ?
それって治療なのかなあ。
そういう疑問。
だからアレルギーについていっぱい知って、
できることはしておきたいって思うようになりました。
アレルギーを症状だけで捉えない「さもり」先生の方針にも共感しています。
あんまりしんどいことは嫌やけどね(笑)。

それに自分の子供のことだから何でも知りたいんだと思います。
アレルギーと梨奈は切り離して考えられない。
アレルギーを知るということは梨奈を知るということなのかなあと。
だからどんな些細なことでもいつも知りたいし、
いろんなアレルギーの経験談や治療法を知りたいと思います。

そういう意味では、
私と梨奈のお医者さんは「さもり先生」と「アレルギー情報」なのかもしれません。
あと、いろんなアレルギーサイト。
精神的なことだけだって、十分なくらいに。


2002年1月

                                  


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