アレルギーの発症
1 発症の原因
食物アレルギーの場合、
○○を食べたからかゆがった、湿疹が出た、というのがふつう。
(普通という言葉もなんやけど)
でも、アレルギー発症の原因ってそれだけじゃない。
いつも食べていて何も反応がないものしか食べていない日でも
体調が悪い日に湿疹が出ることもありました。
風邪気味な時や下痢気味なとき、
梨奈はよく湿疹が出ます。
ストレスがかかったときにもよく掻きます。
眠いとき、思い通りにならないときは特にひどい。
私自身、受験期は喘息がひどかったし、
楽器を吹いている時期は全く発作が起きません。
これって「ストレス」が原因なんちゃうかって思います。
アトピー性皮膚炎で肌が弱いので
化繊の服を着たときだけかゆがったり
シャンプーを変えたらそれだけで肌の様子が改善したりもします。
だから、アレルゲンだけじゃなくて、
いろんな刺激、ストレス、体調、運動、天気、年齢など、
変化があったらなんでも発症の原因になるということ。
明るくアレルギーと付き合えるだけでも、
発症の原因になりうる「ストレス」はだいぶ軽減されるかもしれへん。
私はこのことに気づくのにだいぶかかりました。
今でも状態が悪化するとまずは食べ物を疑ってしまうけど(笑)!
2 はっきり型とかくれ型
血液検査で出るもの。
RASTで陽性だとか、IgEが高いとか。
これがはっきり型と言われるもののようです。
梨奈の場合は卵白とか、乳製品、小麦など。
でも検査で反応がなくても症状が出たりする。
こちらがかくれ型。
詳しくは述べないことにして、
梨奈の場合は一部の魚や野菜、など。
そして化学物質過敏症。
食べ物そのものに反応するんじゃなくて
食べ物に入っている化学物質そのものに直接反応してしまう。
梨奈は豆腐は食べられても
パック包装の豆腐は湿疹が出たりしてました。
防腐剤とか、そういうものが入っているとあかんのです。
魚も口の周りに付かないようにして食べたらOKやのに
ちょっとでも肌に触れると真っ赤になってじんましんが出る。
天然の抗原値が低い魚でも
冷凍して一度湯通ししてからじゃないと蕁麻疹が出たりして。
だから血液検査などがすべてじゃなくて
日常の生活をいろいろ観察してみないと分からないことが多いみたい。
私は食物日誌をつけてみて初めて気づいたことが多かったです。
うちが通ってる先生のところで血液検査すると
検査の項目、選べないんですよ。
最初はいろいろな項目について検査して欲しいって思いましたけど、
検査よりも食物日誌の方がアレルギーの状態をよくあらわしてると思い始めて
血液検査はあくまでも
「除去」の対象にするかどうかの目安やと思うようになりました。
それに、生活の仕方によってアレルギーの状態もどんどん変わっていくから
ほんま、ややこしいです。
3 アレルギーマーチ
アレルギーマーチもあるとか無いとか
いろんな意見がありますよね。
私にとってはほんまかどうかはあまり関係なくて
少しでも可能性があるんやったら
アレルギーマーチを起こさないような工夫はしたいと思います。
今、梨奈は食べ物にだけ、アレルギー反応があるけど、
ほこりやハウスダストにも反応するようになるかもしれないし、
喘息を起こしたり、鼻炎や結膜炎になるかもしれない。
これ以上症状が増えて欲しくないと思うから
分かる範囲内でやってみる。
でもやっぱり衣食住を見直すことしか
私にはわからない。
だからそこから、やってみます。
4 肌が弱いこと
アレルギー体質を持っていて
それだけが発症の原因じゃない。
体の弱いところに発症する、ということらしい。
だから梨奈は肌が弱くて、私は肺が弱い、
そういうことなんだろう。
私は水泳やってた頃に喘息が起きた思い出は無いです。
だからそうやって鍛えてたら症状も抑えられるのかと思えます。
あと、楽器吹いている期間も全く発作が出ません。
楽器も心肺機能を高めるものなのか、と思ったりもします。
じゃあ、肌が弱い梨奈にできることはなんやろう。
まずは食べ物。
身体作りの基本やもんね。
あとはカンプマサツとか、日光に当てて日焼けするとか
そういうので肌が丈夫になると本で読みました。
梨奈はカンプマサツはまだしていないけど
「日焼け」はかなり気にしてやってます。
勿論、肌が弱いんだから日光も刺激になる。
だから春夏秋冬気にせずに、
毎日午前中のうちに近くにちょっと買い物に連れて行く程度。
ベビーカーとか、自転車で。
夏はアトピー対応の日焼け止めも塗る。
帽子もかぶる。
でも、ちょっとでいいから毎日お日様に当たるようにしました。
おかげで梨奈は割と地黒です(笑)。
だから肌が健康そうに「見える」!!
少しずつ肌が丈夫になっているとは思うけど
それが地黒のおかげなのか、食事か、年齢のせいか、
それはわからないんですけどね。
2002年1月
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