アレルギー体質って治るの??   


体質は治らない。

そうなんでしょう。きっと。

私も、アレルギー体質なんです。
ぜんそく持ってて3年前までしょっちゅう点滴や吸入してました。
でもこの3年間全く発作がないです。
今までの人生で、喘息はひどい時期と全く忘れている時期があって
この繰り返しなんやろうって思います。
体質はこうだから、上手くやらないと発作として表面化してしまいます。

この何ともない3年間をもっと延ばせたら
体質を持っていても「喘息」は改善しているっていえるんじゃないかと思ってます。

アレルギーの改善ってなんやろう。

私は梨奈がかゆくてキズがある状態とか、不愉快だとか、
湿疹やじんましんがでることとか、
発作を起こすことがないのが一番望むことです。

そして梨奈に食のいろんな楽しみ方を知れるようになって欲しい。
一緒に外食して「おいしいね」って言いたい。
アナフィラキシーのことも知った上で発作が起きない生活を工夫して欲しい。
「アレルギーがあるので食べられないんです」って言わなくていい状態にしたい。

いっぱいあるやん。

気になるところをなくすこと。
出ている症状を沈静化すること。
そういう状況が長く続くこと。
(じゃあ長くってどのくらい?という話もあるけど)
自分の身体のことを知ること。
アレルギーのことでくよくよしない心の状態になること。
改善ってイロイロだと思います。

分かるのは、
「これで治る」っていうのが信用ならんって言うこと。
そんなもの、あったらこんなに多くの人が苦しんでへん。
もしあったら、新聞の一面に堂々と出るでしょう。

この人には合うけどこの人には合わなかった。
そのくらいのものやん?、あるとしたら。
今のところアレルギー体質ってそんなに簡単なものじゃないと思います。
悩んでいる患者は何でもいいから改善したい。
そういう気持ちを上手く利用しているビジネスは
やっぱり嫌やなあと思ってしまいます。

でも、私だって改善するなら何でもやってみたいとも思うんです、実際。
でも結局、改善するにはお医者さんと一緒に
アレルギーと付き合っていくのが一番なんちゃうかなあと
そういう考え方になっています。

第一そんなに短期間で改善するものなんやろか。
確かにそういう人もいるんだろうけど
そうじゃない人だっている。
長期にわたって考えて向き合っていくんだったら
やっぱり頼りになるのは「モノ」じゃなくて「人」じゃないのかなあ。

「モノ」も「人」も見極めは難しいけど。

とりあえず、体質とずっと付き合っていかなくっちゃいけなくても
改善はありえると思うから。
症状が出ないようには出来ると思うから。
症状が出にくい体にはなれると思うから。

だから気長にアレルギーと付き合ってみよう。
うん。


2001年12月


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