妄想ウルトラマン80■
■第39話■ボクは怪獣だ〜い

宙から飛来した小型円盤。ダメ少年・田畑テツ男くんが飲み込んだのは、その円盤の中にあった宇宙植物の種だった。天才的な頭脳と運動神経を持つ少年怪獣テツオンに変身したテツ男くんは、テレポーテーションや念動力を使い、みんなの人気者になった! しかし、やがて友達も遠ざかっていくようになり…。エイティは少年の体内に侵入し、成長した宇宙植物を倒した。そしてテツ男くんは、元の姿に戻るのだった。

ルトラQの名怪獣カネゴンの「80」版といった感じか。ダメ少年が一転、人気者になったが、結局みんなから疎ましく思われ始め、「元の姿に戻りたいよう」と泣くテツ男…。実にオーソドックスな作りだが、「怪獣は楽しいかい」と諭す矢的猛がキャラクター的にもピタリとはまる、「80」らしい作品ともいえないだろうか。
■しかし残念ながら、テツオンの造形的には可愛らしさが欠けていると思う。常に回転している頭の触覚(?)はコミカルだが。
(2005/8/16)

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