7月 19日(水) 広島厚生年金会館 (18:30開演)   座席 1階03列30番


 月火週休の水木ツアー、意味の無い4連休で広島公演のみに出かけた。私にとって、今年前半日程の最終日となる。普段の通勤と同じ電車に乗って10時半前に羽田空港に着いた。まだ空腹感が無く、ビールはやめて直接搭乗口に行った。11:25発JAL便に乗ったが、結構な雨が降っている。雨雲を掻き分けると曇りになり、調べると「高積雲」というのであろう、更に上空の雲の層をエスカレーターで上がるように登って行くと、そこは高度10,000m。快晴で肌を焼くような日差しが入って来て、視界に入るのは一面の銀色に輝く雲海である。飛んでいるのは僅か1時間程度で、また曇りになり、雨になる。ただ、到着した広島は丁度雨が上がり、バスセンターから2度目の利用となる銀山町(かなやまちょう)のホテルまでゆっくり10分ほど歩き、途中のコンビニで買い物を済ませた。


 17時半を廻って、小雨の中をタクシーで厚生年金会館へ向かったのだが、ちょっと愛想の良い運転手で、「今日は誰ですか?」『橋真梨子さんです』「もう40(歳)は超えたよね。今は6千円くらい取るの?」『50超えています。7千500円です』「そんなに…。最高の部類でしょ。この前、氷川きよしは6千円だったと思うけどな」「一回だけ?」『そうですね』「1日2回やる人が多いよ」『カラオケで5曲も歌ったら声がかすれちゃうけど、高橋さんは一人で20曲歌うんですよ』などなど。到着した時は傘も必要無いくらいの霧雨であった。15分前に席に着いたが携帯は鳴らなかった。

 ウェルシティ広島厚生年金会館

 この日の席は3列目。と言ってもこの会場の1列目は中央ブロックにしかない。下手の2列目、通路際の席で真梨子さんまで遮るものは何も無い。スタートした。真梨子さんが照明に浮かび ♪可笑しなしあわせ を歌いだす。そのとたんに「今日は明るいなぁ」と感じた。終始ご機嫌で笑顔の素敵な真梨子さんであった。
 『雨の中、来てくれてありがとう』の挨拶に客席から「毎年、雨!」『そう言えばそうね』に、「おととしは台風だったよ!」と追いうちが掛かった。また、普通なら前日に来られるのだが、『何んか忙しくて今日来たんです』とお墓参りには行っていないそうだ。雨で飛行機が揺れてヘンリーさんが「落ちる、落ちる」と言ったらしい。嬉しかったのは『もう歳なんで…』という話の時に会場から「歳なりの良い声があります!」と声が掛かった。これには納得して拍手を送った。
 そして、スタンディングの2曲、ラストのスタンディング・オベーションは大変盛り上がり、広島のお客さんに感動を頂いたのであるが、中央ブロックには、いかにも他の公演に出かけている方があって、♪グランパ が終わってもアンコールの中、立ち続けているのであった。
 この日の真梨子さんはとても輝いていた。最後の ♪for you … ではちょっと“力(りき)”が入り過ぎたかも知れない。そんな広島公演であった。

 終演後、連絡をもらっていたSASAさんを待った。会場が寂しくなり、ひとりオフ会かな〜っと思った時に、SASAさんのお姉さんと目が合ったのである。昨年、倉敷でお会いしている。お二人で予約をしているという「三井ガーデンホテル」の和食レストランに割り込んだ。ゆったりと静かな個室であった。広島のあなごを頂き、たっぷり2時間、真梨子さんとコンサートの話に盛り上がったのである。
 夜半から強くなった雨に翌日の「錦帯橋」観光は諦め、ホテルを12時まで延長してゆっくりと帰宅したのであるが、広島空港では東京からの到着便が着くまでチェックインが出来ない状態であった。そこは何とか無事に19時帰宅した。