7月 23日(月) 九州厚生年金会館ウェルシティ小倉 (18:30開演)   座席 1階特3列26番


 この日は倉敷から小倉への移動日である。実はチケットを申し込む時はこんなに離れているとは思いもしなかった。ただ、過去に広島に行ったとき何度か計画だけはした「錦帯橋」見物を実現するチャンスだ。
 倉敷10:08発の快速サンライナーに乗り終点の福山へ。新幹線こだまに乗り換えるとき、ホームから2回訪れている福山城を懐かしく眺めた。福山10:50発で11:58に新岩国到着。

 駅前に出ると12:05発の錦帯橋行きバス(\280)が待っていた。派手な「おはんバス」「島耕作バス」「錦帯橋バス」が走っており、この時間は「おはんバス」であった。ようするに車内が「おはんギャラリー」となっているのである。10数分でバスを降りると目の前に錦帯橋が見える。(往復\300)

 「梅雨が明けたと思われる」という報道を聞き、ピーカンの雲ひとつない錦帯橋観光で大汗をかいた。橋の上で川風にあたっていると気持ち良いが、一歩進むたびに汗が噴出するのだ。「おはん」宇野千代さんの生家、岩国生まれ「佐々木小次郎」の像、山頂に聳える岩国城、などなど観光施設はあるのだが、とても見て回る気分にならなかった。結局、店に逃げ込んで「ビールをください!」となる。名物という岩国寿司を頂いたが、チラシ寿司を押し寿司にしたもので、もういいか…と思うものであった。



 予定を1時間繰り上げて新岩国に戻った。小倉まではこだまで1時間15分ほど。この日は終演後に潤子ママを訪ねる計画で博多に宿を取っている。小倉で3時間の暇つぶしは辛いので、そのまま博多まで行ってしまった。ホテルにチェックインして一休み。博多−小倉間は新幹線が10分間隔で走っており大変便利だ。博多発小倉行きというものもあり、往復\4,100である。
 小倉には17:36到着。まだまだ暑い中、小倉城のある公園を抜けて会場まで歩いた。ゆっくり20分程度である。

 会場では皆さんからも言われたが、大汗をかいて体調も良くなり顔は赤く焼けていた。アルコールのせいではない。更にこの日は倉敷よりもっともっと元気な真梨子さんに、こちらまで風邪が治ったようである。
 この日は、なんと1列目中央ブロックにあの「静岡から」「大分から」のお二人が並び、その後ろにはハワイツアーのいつものお二人が、そしてその後ろの3列目に私。今ツアー最前列の席でコンサートを大いに楽しんだ。
 真梨子さんの話も弾んで、「今日の皆さんはどちらから?」に声が掛かると「他には?」「他には?」と。目が合って、これでは叫ばない訳にいかない。昨日に続き「埼玉から来ました」と言うと、「昨日も来てましたね」「昨日の人?」。黙っていると「うん?昨日の人?」と答えるまで聞くのである。「皆さんが来てくれる限り歌い続けます」とおっしゃる真梨子さん。「私にも追っかけがいるんですよ」と話され、“追っかけ”の皆さんを確認するのを楽しまれているようである。曲目は昨日の倉敷と変わらなかったが、真梨子さんの風邪もほぼ完全回復とみられた。
 この会場は、駅から徒歩20分程であるが、バスの特別便はなく、タクシー乗り場も設置されてなく、帰りが大変である。結局は素直に歩いた方が早かったと思われる時刻にやっとタクシーでたどり着いた。予定の特急に1時間も待たされるなおさんを泣く泣くおいて、ひとり博多に戻ったのである。

 「森岡」を昨年末で店じまいし、ご自分の店を開かれた潤子ママの「翼」に初めてお邪魔した。着いたのは22時。お顔を拝見したら帰ろうと思っていたのだが、そうは行かないのが「博多」である。「森岡」よりひとまわり狭いかな?と思うが、配置が良く詰めれば15人は座れる。結構繁盛しており、常連さんが何人か出入りした。「最近ですが真梨子さんにハマっちゃって」とおっしゃる方がLIONSを待ち受けていた。人に歌ってくれと次々にカラオケを入れて4曲歌わされた。結局午前1時過ぎに一人となってお暇したが、芋焼酎の4合ビンをお土産に頂き、重いのだが心地よくバッグが肩に食い込んでいた。潤子ママの最高の笑顔でまた行きたくなってしまうのである。この「翼」入口には、真梨子さんのお母様が「森岡」でずっと愛用されていたという椅子が置かれ、花が飾られていた。










MARIKO TAKAHASHI with HENRY BAND

CONCERT TOUR VOL.31

彩唱