今年も関西の方からお誘いを頂いて4年ぶり4回目の神戸ポートピアホテルに出かけた。その方にはツアー前半にお会いした時にお誘い頂いており、夜勤を代わってもらって明けで出掛けた。今回も同じ12時30分発JAL便で伊丹に向かったのだが、空港バスで神戸・三宮に出てホテルのシャトルバスでホテルに到着したのは15時丁度。あとで知ったのは1時間遅い13時35分発ANAの神戸行きで行っても空港からポートライナーで8分、やはり15時に到着するのだった。ただ私にとっては、居眠りするのに前者がベターであったが。
会場は2,000uを超える「大輪田の間」。このホテルの良いところは人数に合わせたテーブルが用意されて相席が無いところである。ただ、ステージに対して横に広い客席は2列、3列後ろでも中央の席を選ばれるのが良いだろう。両サイドに大きなスクリーンがあるが、サイドの1列目ではそれさえも見難そうである。ともあれ個人で予約された方を含めて20名ほどの応援団となったのだが、皆さんが最高の席をご用意されており、私は光栄にも“なお”さんと同席させて頂いたのである。
食事にはもともと期待していないが、やはり「こんなもん」という感想に落ち着くこの頃のディナーである。シャンパンで乾杯!そして赤ワインを頂いたのだが、進行が遅く折角手の込んだデザートは急いで口に放り込んだのであった。
ポートピアホテルのパンフレット
19時45分。定刻通りにヘンリーさん、小松崎さん、万照さん、治郎さんがステージに揃い恒例となったサックスのアンサンブルで開演である。
例年のようにツアーコンサートでお馴染みの曲が次々と披露されるが、1曲目はまだCDになっていない「SKU」のCMソング♪my little song 、そして何とも懐かしい♪センチメンタル・ジャーニー を聴かせてくれたのが何とも嬉しい。
曲の間奏にも拍手が起こる暖かい声援の神戸。ディナーショー初日の軽井沢プリンスホテルではスタンディングを咎められたと聞き、やや心配して臨んだのだが取り越し苦労であった。 さすがに♪時の過ぎゆくままに では大人しくしていようかなぁと怖気づいてしまったのだが、♪オレンヂ では藤井さんのギターソロが始まると盛んに脇から(立つでしょうね…と)視線を感じ、普段通り「チャンチャンチャン」で意を決して立ち上がったのである。この日の20名程の応援団に支えられ、皆さんの後押しで真梨子さんの笑顔を拝見することが出来たのは最高である。更に真梨子さんから「コンサートでは皆さん立たれる」というお話のあった♪グランパ では多くの方が立たれていた。
大分から静岡から千葉から…と声が掛かり、毎回のように見える方が前列に揃っており、なおさんには胸のあたりに挙げた手を振る真梨子さんがあった。そして、神戸のお客さんのお陰で盛り上がったこのコンサートでは本来の意味でのアンコールが起こったのである。
最後の♪海色の風 を歌い終えた真梨子さんが下手に下がり「あぁ終わり…」と思ったのだが、会場からはいつまでもアンコールの手拍子が止まず、空になったステージにヘンリーバンドの皆さんが、そして真梨子さんが再登場したのであった。
聴かせてくれたのは♪別れの朝。そしてこの終演には本当に「ありがとう!」の気持ちで自然にスタンディング・オベーションをしていた。
私にとっては98年から丁度10年目のディナーショーであるが、これだけ感動したのは珍しいことで、このまま部屋に帰りたくなく30階のスカイラウンジに6名、23時半まで一年を振り返ったのである。
ポートピアホテルにお誘いくださった方には心より感謝しています!