9月 20日(土) 松山市民会館大ホール (18:30開演)   座席 1階07列31番


 台風13号が。先週の南九州ツアーでは速度が遅くて接近せず難を逃れたが、なんとこの日にまずい具合で接近通過することになってしまった。夜勤明けで出掛けるのだが、勤務中も仕事を兼ねて気象庁のHPを開きっぱなしであった。予約の飛行機が羽田に降りられないこともあるので、新幹線利用も考えて時刻表は確認していた。
 台風は途中、速度を上げて午前6時には房総半島沖を通過してくれたのでやれやれであるが、2004年「cinema」ツアーでの高松の日記にこんなことが書いてある。
   『ところが朝のニュースでは台風がスピードアップ! ♪何倍という早さで〜 程ではないが、
   お昼には風も雨もやみ飛行機も飛びそう。予定の観光が出来なかったが、予約済みの飛行
   機で帰宅』
 2回目の四国は2回とも台風に悩まされたことになる。

 12時20分発のANA機で松山に向かった。本来なら真梨子さん御一行が利用する時間帯なのだが、皆さんは前日に行かれたそうだ。松山空港は市内から近く、リムジンバスで15分(\300)である。JR松山駅前はちょっと寂しい感じで、これといった店も無い。駅構内のカレー屋さんに入り遅い昼食、カツカレーを注文したが、これはなかなか美味しかった。注文を受けてから揚げたアツアツの大きなカツも、しっかりした味と辛さのルーが嬉しい。

 宿は駅近くのサンルート松山で、窓からは山頂に松山城が見えている。17時30分に歩いて会場に向かったのだが、お堀の内側は発掘作業中で歩くことが出来ず、お堀に沿ってぐるっと巡った。夕方になっていやに蒸し暑くなった松山である。



 コンサートは定刻通り5分押しでスタートした。今回は通路外側の真梨子さんが見通せる席である。宮原さんのピアノが奏でられ、上手から現れた真梨子さんにハッとした。(衣裳が違う…)
 前回の鹿児島で着られた「SONGS」のものでは無く、やはり黒のロングドレスなのだが、スカート部分はふんわりとして裾が絞られている。後ろは床に摺るほどで、前だけ足首が覗いている。背中が腰まで開いており「バンドに見せるための衣装?」とヘンリーさんに促されてクルリと回って見せてくれた。花井幸子さんのデザインだそうだ。
 「遠くからみえた方は?」に一拍空いて「大分」さんが。私は即座には出なかったのだが「他には?」と聞かれたら今度は応えよう。

 終演後は関西の方中心に11名で繁華街まで15分ほど歩き、新しい衣装、カーネギーホール公演の話に盛り上がった。すでに「次はニューヨークで」と別れる方もあり、段々実感が湧いてくるようである。


 翌日は、11時にチェックアウトして道後温泉に行った。松山城も当時の姿を残した貴重なお城の一つで計画はしていたのだがお天気がはっきりしないのでやめにした。

 松山駅で市内電車の一日券(\500 坊ちゃん列車に1回乗れる)を買って道後温泉行きの路面電車に揺られた。のんびりと車窓の景色を楽しんで15分ほどで到着だ。
 駅前ではマドンナの格好をした“おねえさん”がいて、記念写真を撮ってくれる。古い温泉街の体を残した道を歩くと5分と掛からないところに「道後温泉本館」があった。
 料金体系がいろいろあり、入浴だけなら400円で東京の銭湯より安い。とりあえず座敷で休め、浴衣も付いた800円のコースで2階に上がった。
 風呂そのものは小さい(深い)が何と言っても風情が楽しい。風呂から上がると座敷でお茶とお菓子のサービス付である。
 ハイカラ通りを散策して、うどん屋に入り生ビールを飲むと胃袋が大歓迎してくれる。時間が余ってしまったがそろそろ…と外に出ると、バケツをひっくり返したような大雨であった。

 松山駅に戻ると今度は強い日差しに見舞われ、駅2階のレストランで一服。15時5分発のリムジンバスで空港に着くとばったりHIROMASAさんと出会ったのである。この日も大阪では雷雨があり欠航便が出ていたが、16時25分発のANA便で20時に帰宅した。









35th anniversary
Mariko Takahashi with Henry Band

CONCERT TOUR Vol.32 2008