6月 13日(土) 大阪厚生年金会館 (17:00開演)   座席 1階U(21)列54番


 真梨子さんにとっても私にとっても今ツアー初めての遠征となる大阪は、既に建て替え工事が始まっているフェスティバルホールに代わり実に7年ぶりとなる大阪厚生年金会館である。
 思えば2002年に初めて大阪に出掛けたのがこの会館であった。中学校の修学旅行で京都、奈良は訪れたのだが、個人的には初めての関西で、しかも初めて足を踏み入れる大阪は右も左も分からない。そんな私を新幹線の改札口で出迎えてくれたのがchisatoさんであった。

 今回、夜勤明けから2泊3日のスケジュールで取ったチケットであるが、この3日間が全て出勤となる勤務に変わり、まさか毎週5連休も出来ないので1泊2日2公演、日曜日は終演後に帰ることにした。
 11時30分発のJAL便で羽田を立ち、いつも通り伊丹空港の蕎麦屋で昼食を摂り、いつも通り新大阪行きバスに乗り、いつも通りのホテルコムズ大阪(旧三井アーバンホテル大阪)に14時にチェックインした。

 新大阪から地下鉄・御堂筋線で2つ目の中津駅直結のホテルで、隣の梅田から歩いても10分程度、フェスティバルホールなら2駅の淀屋橋、今回の厚生年金会館は3駅目の本町。16時を回ってホテルを出た。 御堂筋線の本町駅からは丁度一筋、四つ橋筋の先まで歩くことになるが、フェスティバルホールへの淀屋橋から肥後橋間と大差はない距離である。

 開場直前の会場前には人が溢れていた。会館の前が公園になっているのだが、座れそうな場所は全て埋め尽くされている。たまたまTrueFieldさん、かずさん、yuuさんと出会うことが出来た。
 この日の座席は1階の後ろから3列目。振り返っても2列しかないのだが、席に着くと意外にも思ったよりステージが近く感じ、傾斜があるので前の人が全然邪魔にならないという真梨子さんから遠い以外は悪く無い席であった。

 「No Reason」から3曲ピックアップしたところで、♪サヨナラCOLOR は「若い人の曲だから皆さんは知らないと思います。」と言う真梨子さんに「知ってます!」の若い男性の声。
 「18歳」というこのファンに、両親の影響かと尋ねると「子供の頃聞いて真梨子さんが好きになった」と応え、これには真梨子さん益々興味津々で質疑応答が続くことになったのである。マリーズツアー会員のTONAさんであった。
 これには真梨子さんが感激されているのが見てとれた。のだが、ヘンリーさんには逆にちょっと妬いた感じが見られ夫婦仲の良さを感じたのである。

 このツアーの真梨子さんは快調である。ところがコンサート前半も佳境に入った♪遥かな人へ を歌い始めたところで突然のアクシデント。PAシステムから爆音がした。
 先日の相模大野でもあったそうだが、皆さんの言葉を借りると「マイクを叩き付けたような」、まさにスピーカが爆発したような大音響である。一度目は凌いだ真梨子さんだが、2度、3度と発生して遂には両腕でバッテンを出し演奏中止となった。下手袖のスタッフを覗く仕草で「大丈夫?どう?ダメ?」と聞き、しばしの沈黙のあと「OKが出ました」と再開。しかし、またしても歌い出すと爆音が轟くのであった。
 ヘンリーさんから「ちゃんと直しましょう。10分ください。」「皆さんトイレにでも。ロビーでグッズも販売しています。」という訳で、私の経験では初となる『休憩』が入った。
 あとの話ではグッズがとても売れたそうで、良いのだか悪いのだか…。時間のあるファンにとっては寧ろ嬉しいハプニングではあったのだが。
 結局、30分の休憩となり、以降は問題なく何事も無かったように再開され、2時間40分のコンサートとなったのである。

 この日のオフ会もHIROMASAさんのあとを10分ほど付いて歩き、16名の宴会となった。話題に事欠かないコンサート後でアッと言う間の2時間が過ぎたのである。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.33 2009