9月3日(木) ホクト文化ホール(長野県県民文化会館(18:30開演) 座席1階い列36番


 時折薄日が指す、すっかり秋めいたこの日、新幹線の車窓は信州までずっと曇り空であった。今回の行きはJR東日本の「トクだ値」きっぷを利用した。決め打ち指定席のプランで乗り遅れたらパーとなる。こんな日に限り渋谷付近で成田エクスプレスが工事用の機材にぶつかって新宿湘南ライン、埼京線が止まったとニュースが知らせていた。
 早めに家を出たが、川越ー大宮間は折り返し運転だが問題なく大宮駅で40分も時間を潰すことになった。15時30分発の「あさま529号」は乗車率7割程度で、軽井沢を過ぎるとガラガラである。16時49分長野駅に到着し早めの夕食を摂った。駅近くの手打ち信州そば「高山亭(こうざんてい)」、大変こしのある美味しいお蕎麦を頂いた。(ここまでは飲んでいない)

 帰りのために時間を計り歩き出すと、初めて訪れた2年前には遠く感じた道のりが、ゆっくり歩いて10分であった。知らない道は遠く感じるものなのだろう。
 17時40分ころ、会場に到着するとちゃめさんご夫妻が。応援情報では私ひとりだったのでお会い出来て意外である。前回は11月の公演ですっかり暗くなっていたが、今回は辛うじて会館を写真に収めることが出来た。

コンサートは定刻の18時30分にスタートした。この日は真梨子さんのお話しにも「静岡から」「大分から」と声が掛からず、「ペーパームーンの人は?」と久しぶりの質問が出た。しかし、これに応えたのはほんの数人で、2列目中央ブロックの席を頂いたのも納得である。
 更に、「ペーパームーン感謝祭」ということで10月の Zepp Tokyoライブの話しをされ、普段とは違う曲を披露されるとのこと。また、ヘンリーバンドとのトークもしたいと話された。
 松戸での真梨子さんはきついお顔をされていたように感じオフ会でも話したのだが、初日の緊張感が出ていたのであろう。この日の真梨子さんは、とても優しいお顔であった。

 ヘンリーさんのお話しでは、「長野と言えば…」。「リンゴ、おやき…、それにスーパー・パーカッション北沢マロ」。ここでは後方席が盛り上がるのであった。前回も同様で、どうも北沢一家が総出のご様子。そして、「お母さん、いつもリンゴをありがとうございます」
 メドレーでは♪五番街のマリーへ を歌われ、万照さんの手品では初めはテンポが速かったが普通に披露されたのである。

 定刻開始で2時間5分のコンサートは外に出た時点で20時40分。歩いても十分20時59分の「あさま552号」に乗れるのだが、タクシーが乗ってくださいと列を成していたので利用した。メーターは上がらず\640であった。
 駅の売店で500缶を買い、ホームの喫煙所で一服して乗車車両までホームを歩くと、前から喫煙所に向かう万照さんが。「お疲れさま」と挨拶して更に歩くとエスカレータを降りてきた小松崎さんと山下さんが1輌分前を行く。お二方に駆け寄るのも何だし…と思っていると、偶然に小松崎さんが振り返り、手を振ると笑顔で手を振り返してくれたのである。

 持ち込んだ500缶と車内で買った350缶。1時間15分のガラガラの新幹線でコンサートを思い出しつつメモを取り、23時10分帰宅。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.33 2009