9月 19日(土) 福岡サンパレス ホテル&ホール (18:30開演)   座席 1階13列23番


 18日(金)の11時30分発JAL便で福岡に出かけた。と言うのは、シルバーウィークと名付けられた5連休の初日だなんてつゆ知らず、5月1日発売開始の航空券を取るのを忘れ、2日に見たらすでに夕刻の便しか残っていなかったのだ。

 羽田空港に着くとすでに搭乗が10分遅れることになっていた。飛行機の不具合なのか、機材が変更になり滑走路を飛び立ったのが12時07分で、到着も25分遅れた。これが当日の夕刻便ならコンサートに遅刻しそうである。
 福岡空港で遅い昼食をとって、今回も博多駅筑紫口近くのグリーンホテル2に落ちついたのは14時30分ころである。とりあえずは自分に「お疲れさま」と缶ビールを喉に流し込んだ。適当な時刻に夕食がてら「翼」に出かける計画であったが、いつになっても空腹感が無く、19時前にホテルを出て博多口から天神目指して歩き始めた。「翼」のある六本松へはちょっと不便で、地下鉄なら空港線・天神で七隈線・天神南駅まで歩き乗り継がなければならない。ママから「バスもあっとよ」と聞いていたのだが、普段バスを使うことが無いので乗り方も知らず、乗り場も分からないので天神まで20分ほど歩くことにしたのだが、中洲手前のバス停でたまたま止まったバスに「六本松」という文字を見つけて反射的に乗り込んだのである。

 中洲も同様だが、この世界ではまだまだ「宵の口」とも言わない早い時刻で、「翼」では一番乗りであった。ママと世間話しをしていると地元の常連客がひとり、また一人と現れ賑やかになる。「埼玉からみえったと」と気さくに話しかけてくれるのであった。この日は一人なのでタクシーは使わないよう地下鉄で帰る予定で、23時過ぎに「明日もよろしく」とお暇した。
 天神南駅から中洲を通って博多駅まで歩くと、中洲も屋台も大賑わいである。


 19日、コンサート当日である。

 今度は昼食がてらホテルを出たのだが、何の当ても無くたどり着いたのは3年ぶりの「大濠公園」。釣りの可能/禁止区域
を分ける杭には見事に一羽ずつのカモが列をなして羽根を休めていた。巨大な鯉、亀を眺めながら水面を渡る爽やかな風を受けて1時間ほど掛けてのんびり一周した。

 17時には今度は「花びし」に寄って会場へということで同じホテルのmansellさん、なおさんと出掛けた。この日の午後、「真梨子さんも来た」と聞いて思わず時計を見る。つえさんもお昼に来たはず…だが、あとで聞けば「惜しいところ」だったようだ。真梨子さんは、ちゃんぽんの(小)を召し上がったそうだ。

 福岡サンパレスの前がリニューアルされ、くねくねと狭い坂道を登らされることになった。駐車場の拡張のためのようだ。
 コンサートでは、スタートの♪TEAR が拍手無しで始まった。次の薄い幕が上がるところでも「シーン」とした客席。「いやいや、どうなってんの?」と心配になったが、何とか会場が拍手に包まれてひと安心であった。
 MCでは、「前には出ないし一見静かだけど、心の中に情熱ある」と博多の人間模様に力が入った。真梨子さんは今回の九州ツアー(9/12宮崎〜鹿児島/佐世保〜9/20福岡)は博多に滞在し各地へ赴いたそうで、「11日間もいる」と話された。「天神、中洲、川端」いろいろ行かれたそうだ。昨晩は食欲が無くても川端に寄れば良かったなぁと思いながら聞いていた。
 更には“大楠小学校”の話題で、「タモリさんは同年代なので別のクラスに居たはず」「氷川きよしさん、森口博子さんは後輩になる」と話された。

 終演後は、男性3人がなおさんの後を付いて歩き中洲の居酒屋でオフ会。「そろそろ行きますか!」と移動した「翼」では気付けば6時間、ホテルに帰ったのは午前5時であった。
 ママにはご迷惑…と思いつつ、常連客が帰ってからがカラオケも無くママとゆっくり話せる時間なのである。こうなると時間が気にならなくなってしまうのが困ったものだ。










Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.33 2009