10月 7日(木) 梅田芸術劇場 メインホール (18:30開演)   座席 1階17列26番


 9月1日の「刈谷」以来まるまる1ヶ月ぶりのコンサートに出掛けた。近年、ツアー中にこれほど真梨子さんに会えなかったことは無い。
義父が危篤との報に秋田・青森ツアーを諦め応援団の方にチケットを引き取って頂き、とても楽しみにしていた旭川・札幌に出掛ける前日、遂に95歳で亡くなったのである。この2枚のチケットは手元にあり記念に取っておこう。義母もカミさんも2年半の看病生活からやっと開放されたのである。

 いつも通りの行動でホテルコムズ大阪に落ち着くとmansellさんから「これから向かいます」とメールが入り、漸く秋めいたホテル入口の喫茶のテラス席で久々に会った。そして開演時刻前に徒歩5分ほどの会場に行くと直に開場となりその流れに乗って入場した。今回もツアー前半同様、3公演の1日目のみの参加となる。
 ここ梅田芸術劇場は今回が最後になるかも知れない。来年には旧厚生年金会館がリニューアルされる可能性があるとの情報である。
 例年、衣裳とか曲目に変化があるツアー後半の大阪公演であるが、この日は何ら変化が無かった。このあとの2日目以降は、6曲目の「恋人」が ♪空に星があるように に変更となったそうで私にとっては次回の四国遠征が大いに楽しみとなった。

 この日、座席は17列の中央ブロック通路際である。3層で1,900人収容のこの会場は旧東京厚生年金会館(2層で2,000人収容)よりも狭く感じる。ただ、雰囲気からすると「こぢんまり」と言うのが合っているかと思う。客席は傾斜があり、前の方の頭を全然気にせず落ち着いて観られる大変良い会場だと思う。

 この日は、オリジナルアルバムの発売を約束したり、年齢の話しではヘンリーさんがフルートを杖代わりにして歩くパフォーマンス、更にはご家庭でのことなどコンサートならではの興味津々な話しが聞けた。
 大分からも静岡からも声が掛からない静かな客席であったが、ここ大阪といえば真梨子さんも心待ち?の19歳青年TONAさん。「真梨子さんは可愛いです!」のひと言にやや舞い上がった感じの真梨子さん。あまりにも違う歳の差を表現してからの「あぁ、私、本気にしちゃうよ」も表情はニコニコなのであった。

 最近、安定度を増したコンサートの真梨子さんであるが久々に歌詞を忘れてしまった。アンコールでの出来事であった。♪not so bad で暫し空白をつくり「ごめんなさい!」と言うものの演奏は止まらず結局は飛び乗りで歌い終えた。ヘンリーさんの強行軍であった。ヘンリーバンドはヘンリーさんが「やめ」の指示を出さない限り演奏を止めること、乱れることなく最後まで演奏しきったのである。

 終演後に残ったのは3名のみ。HIROMASAさんのあとを付いてmansellさんとちょっとオシャレな店に落ち着いた。

 翌日は1年ぶりの有馬温泉に寄ってから帰宅したのだが、まずは「黒毛和牛ミンチ」(\200)。前回温泉街の狭い道にある肉屋で食べたそれの味が忘れられず、バスを降りると真っ先に肉屋直行である。
 お風呂は初めて有馬を訪れたときに入った「角の坊」の温泉(\1,000)。ジャグジーに揺られ、金泉の露天風呂を満喫し、近くの蕎麦屋で生ビールを一杯流し込めば最高の贅沢である。

 竹中肉店の「黒毛和牛ミンチ」(\200)

 16:00発ANA機で19:40帰宅。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.34 2010