11月21日(日) 東京国際フォーラム ホールA (17:30開演)   座席 1階18列53番


 コンサートが始まってじきに真梨子さんの前を巨大なクレーンが塞ぐ。ヘンリーバンド・プレイ、メンバーの年齢と同様に「こうれい」となったツアー最終日のビデオ録画である。いよいよ2010「Sing it !」の最終日を迎えてしまった。この日は18列目のやや上手側、やはり通路から一つ入った席で「前に大きい人が座りませんように」「隣に大きい人が来ませんように」。
 通路際には杖をお持ちの、内側には小柄なご婦人が座られており、前も小柄な方で何とか「ラッキー!」更に2列前には力強い味方HIROMASAさんが…。

 MCでは早速カメラに喰らいつく真梨子さん「映像のお兄さん。?おじさんかな。キレイに撮れなかったらどうする?」「元がダメだから無理かぁ」なんてとんでも御座いません。客席からは「きれい!」「すてき!」と声が掛かる。「そう言われるの好き」と真梨子さん。「白いカサブランカの花より美しい!」静岡さんの声もこのツアーの聴き収めである。そして、「No Reason 2」からの3曲は横浜公演以降落ち着いた ♪時間よ止まれ ♪鷲と鷹 ♪空に星があるように のラインアップでビデオに収まったのである。

 そして、ビートルズのジョン・レノンが凶弾に倒れて30年。生誕70年にあたる今年、「愛と平和」のメッセージを込めた「Sing it !」は ♪虹の水 を中心に据えたコンサートであったのだが、「日本全国を回って日本は本当に平和なんだなぁと」つくづく思われたヘンリーさんであったそうだ。
 ♪グランパ では10月31日ハロウィンの福岡公演同様、スタッフも総出の賑々しいステージとなった。MCでヘンリーさんから「後半は羽目を外す」と話されたがこのことか(?)。カボチャのお面を被った人、とんがり帽子の魔法使い、黒衣装に白い顔を描いたモンスターなどなど。かなりな人数であるが真梨子さん曰く「うちの裏方で一生懸命働いてくれるスタッフ」「たまにはいいよね。とっても大事な人たちなの」と。
 「でもさぁ…、ちょっと羽目を外し過ぎたかもねぇ」。ちょっとね。でも良いでしょう。

 この「Sing it !」で一番心に残った、聴きごたえのあった曲。私の一押しは♪人間の証明のテーマ である。『Mama,Do you remember …』調べると1977年に映画が公開されているが本も読んだし、その後も何度となくテレビでもドラマ化されている。「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」碓氷峠から霧積へ行く道で渓谷に落としてしまったストローハット。黒人青年ジョニーが最後に残した言葉は「ストウハ」でした。
 真梨子さんの絶叫に近い歌声はそんな世界に引きずり込んでくれた。

 今年のツアーもあっという間に過ぎ去ってしまった感があるが、
  ♪ブルー・シャトウ で魅せてくれた夫妻のダンス。かっこ良かったぁ!
  ♪グランパ では万照さんの振り付けを大いに楽しませてもらったし。
  何度か「埼玉から!」って叫んだし。
  生まれて初めての長崎をたっぷり歩いたし。
  仙台、大分、郡山、大阪、松山、福岡、名古屋で温泉も楽しんだし。
  皆さんと真梨子さんの応援がたくさん出来たし。
  オフ会も大いに楽しんだし。
 日本は平和で良い。


















 終演後は、前半も利用した有楽町の中華料理屋で昨年同様過去最高となる31名参加の大オフ会。一品料理の食べ放題に飲み放題で、やすっ!



 2時間ちょっとの時間が過ぎ去り、来年の再会を誓う皆さん。
 別れ難く、地下鉄の入口階段で記念写真となったのである。





 皆さん今年もお付き合い
         ありがとうございました。











Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.34 2010