6月22日(水) オリンパスホール八王子 (18:30開演)   座席 1階14列30番


 
「オリンパスホール八王子」はこの4月に開館したばかりの新八王子市民会館で、最大2021人収容の全体的になだらかな傾斜を持つ3層の客席であった。

 床も客席も木で出来ており、シートは眩しいくらいの真紅で、1階最後列には立見席も用意されている。
さすがに外観も内装も大変綺麗で、音響も素晴らしい大変良いホールだ。

 ただ難を言うなら、会館内の動線が大変悪いという感想をどなたもが感じられたと思う。
 終演後は2本のエスカレータに長蛇の列が出来、ワンフロア下がるとそれさえも1本となってしまい、エスカレータを降りてくる人がフロアに溢れ将棋倒しになりかねない危険な施設だと感じた。


 コンサートでは、今ツアースタートから本当に元気な真梨子さんで、安心して聴き惚れている。

 この日のMCでは当然「八王子」の話しにおよび、その昔、ペドロ&カプリシャスに誘われ1年だけとの約束で東京に出て来たその2日後のこと。初めての仕事が旧八王子市民会館であったそうだ。「とても汚い」という感想である。

 そして「前野曜子さんが『トンズラ』してしまい、今日は高橋まりがボーカルを務めると言うと会場には落胆の声が上がった」そうだが、1曲、2曲と歌い、3曲目には大きな拍手に包まれたそうだ。
 万が一「そのときに『帰れ!』と言われていたら今の私は無い」と話された。

 それから39年ぶりとなる八王子。内容は早くも今ツアー2度目の変更があり、アンコールの1曲目が♪ごめんね… に代わり♪グランパ となった。お陰で客席はスタンディングがワンテンポ遅れることになったのである。
 が、これで更にスッキリとした曲順となり、皆さんにも大変好評のようだった。


 ひとつ大変残念なのは、とんでも無い客が1名混ざっていたことである。ヘンリーバンド・プレイのあとの万照さんの話しの最中に「今までで一番つまらない」という無礼千万の男性の声。真梨子さんのお話し中にもやたらと大声を張り上げ、しまいには真梨子さんも無視していたのが分かる。恥を知って欲しいものである。

 八王子は都心から遠い場所なのだが、この日は35名の応援団が集まり、有志9名が残ってオフ会を楽しませてもらった。
 いつも、ありがとう。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.35 2011