9月 9日(金) ニトリ文化ホール (18:30開演)   座席 1階06列40番
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9月10日(土) ニトリ文化ホール (17:00開演)   座席 1階05列51番


 2008年5月の「Swing Heart」以来3年ぶりの札幌である。昨年は父の葬儀で全てキャンセルしたのであるが、今回も札幌から帰ると翌日には一周忌の法要で名古屋に向かうという強行軍である。

 水曜日の夜勤と代わって貰い、3日間完全な休暇で出掛けたのであるが、勤務が定かではなかったので、夜勤明けでも良いように11時30分のJAL便を用意していた。
 定刻に搭乗して動き出した飛行機はなかなか飛び立てない。「出発便の混雑のため」ということだが、ダイヤは毎日同じ筈なのに。
 これはどうやら天皇陛下が札幌に向かうのにかち合ってしまったことが原因のようで、札幌の街は交差点ごとに警官の姿が見え、およそ20分の遅延で到着したのである。

 そして今回、初めて利用する「ホテルリソルトリニティ札幌」。大通り交差点の近くで、すすきのは5分、会場のニトリ文化ホールも15分あれば歩いて行ける。

 1日目は「6列40番」。中央ブロックをはずれた上手ブロックの通路際の席である。ただし、この会場は元々ステージが遠いので真梨子さんまでの距離はだいぶある。


 そのコンサート。いざ開演!という♪MUSEの誘い が終わっても真梨子さんが登場しない。「どうしたの?」とやや心配。かなりな静寂を経てなんとかスタートしたのであった。

 また恒例の「初めて私を見る方は?」に2階席を中心に多くの拍手が起こると「プンプン!」とは以前の真梨子さんならあり得ない可愛らしい表現も。

 ヘンリーバンド・プレイの万照さんとマロさんの部分では、マロさんの失敗が受ける場面が数公演続いているのだが、演出かな? これは楽しめるのである。

 この日の応援団はわずか7名で、そのうち4名が同じ番号の席に立てつなぎに座り、真梨子さんの視線が縦になめるように動くのが分かった。
 今回、初めてキャップを被ったまま参加したので、はじめは真梨子さんに分かって貰えるかなぁと心配したのであるが、この席順は大いに目立ってラッキーであった。

 コンサートの終盤に「外は雨になった」と真梨子さんからお知らせがあったのだが、どうも翌日の話しによると、グッズ販売している傘の宣伝をするように言われたらしい。しかし、そこまでは言えないのがいかにも真梨子さんらしいではないか。

 内容はこれまでと何ら変更は無く、終演後は5名のこぢんまりとしたオフ会を楽しみ、2次会にはいつも立ち寄る店を覗けばやさしい素敵なマスターに迎えられ午前2時まで飲んでしまった。

 翌日の昼間の暇つぶし計画は「どこに行こうか」に誰からも答えが出ず、結局はお昼を一緒に…とあいなったのである。




 2日目の昼前、有志が集まり札幌ラーメンを頂いて、散歩に北大を歩くと、いつかの台風で倒れてしまったポプラ並木もだいぶ復元され歩けるようになっていた。
 ただ、その奥の農場は閑散としていて、2002年に見た一面のひまわり畑の景観は望めない。やはり札幌は7月がいいかな。






 この日は「5列51番」とかなり上手寄りであるが、まぁ申し分の無い席であった。スタンディングでは下手側がとても元気だった反面、私の周りはあまり立つ方が無く、真梨子さん、ヘンリーさんの笑みを含んだ視線を頂いてたっぷりと幸せ気分に浸ったのである。

 それにしてもコンサート最後の♪The Road を聴いているとジ〜ンと来るのは私だけでは無いでしょう?その感激が自然とエンディングのスタンディング・オベーションへと繋がるんだと思う。

 このコンサートは、当初いろいろと曲目の変更があったのだが、現在のラインアップは最高だと感じている。







 今回の札幌の応援団はとても寂しく、この日も総勢8名。オフ会は6名で和気あいあいで楽しんだのだが、昨日の午前2時がひびき流石に「2次会は?…」に誰も良い返事が無かったので、これでお開きとなった。
 しかし、とても楽しい札幌2日間であった。









Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.35 2011