10月19日(水) 愛知芸術劇場 (18:30開演)   座席 1階13列20番


 昨年とまったく同じ旅程で、JR東海の「ぷらっとこだまグリーン車」(\8,900)を利用してのんびりと出掛けたのだが、今年は富士山づいているようで三島駅付近からは綺麗な富士山を眺めることが出来た。
 これも「のぞみ」だったらカメラを出している間に通過してしまったであろう。

 そして、名古屋に出掛ける時にはいつもカミさんに頼まれる「貝新」の“やわらかあさり”を駅地下で買ってホテルリソル名古屋に宿泊である。
 地下道を抜けて外に出るとちょっとホテルを通り過ぎてしまっていた。「おっと」っと駅方向に戻ると前から見覚えのある人が歩いて来る。米ちゃんだった。こんな偶然ってあるんだなぁ。
 18時に会場に行くとすでに入場しており、しばし「誰か?」を待てど、この日の応援団は寂しい4名だけであった。

 さて、名古屋1日目のコンサート。

 最初の3曲を終えて、いつもの「皆さんこんばんは〜」
 しかし、真梨子さんは、客席からいつもの声が掛からないと知ると話しをヘンリーさんに振る。
 ヘンリーさんからは「おめでとうございます」の第一声。前日、セ・リーグ優勝を決めた中日ドラゴンズにエールを送ると会場は拍手で応えるのであった。
 そして、万照さんが岐阜在住でドラファンであり、名古屋芸大の教授であることを話すと、当の万照さんは眼鏡を直す振りをして、“どや顔”であった。

 この会場は、♪グランパ 以外は今いちのスタンディング状況で、13列目でも真梨子さんと向かい合えたことが嬉しい。

 その後も、いつもの「声かけ隊」が居ないこの日は、アンコールまで淡々と進んで行ったのであるが。♪グランパ で盛り上がった直後の真梨子さん。
 ちょっと変だぞ…鼻に手をやったりして。
 そして「耳が聞こえない」と力なく囁いた。

 突然のことにヘンリーさんも呆然とした表情だったが、すぐに真梨子さんに寄り添い、腕を擦ったり、肩を揉む仕草をしたり、やはり動揺は隠せない感じであった。
 だが、真梨子さんが「新幹線で…」と言い掛けたことから、新幹線がトンネルを通過する際の気圧の変化が、ちょうど飛行機が着陸する前と同じ感じになってここまで引きずったのでは?と思えた。
 それにしても、「聞こえない」「どうしよう」と今にも泣き出しそうな真梨子さんに、会場は「シ〜〜ン…」として見守ることしか出来なかったのである。

 暫くして、意を決したようにメンバー紹介を始めて、いつも通りに「小松崎、じじぃ〜!」も出たし、万照さんがマジックを成功させて意気揚々と引き上げるときは「バーン!」と手を拳銃の形にするのも忘れないし。
 大丈夫かな?

 そして、人生を振り返り♪The Road を歌う真梨子さんには目頭が熱くなってしうのだ。そう言えば♪この蒼い地球のように で音程に不安定な部分があったなぁと振り返って、とりあえず無事に終演を迎えられたことに良かった、良かったと安堵したのである。

 オフ会
は、3名。これも昨年同様にと言うか、「去年の店はこの辺だったな」と探し当てて、盛りだくさんの話題についついまた記念写真を撮るのを忘れてしまった。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.35 2011