4月 13日(金) 岸和田市立浪切ホール (18:30開演)   座席 1階R2列13番


 「soiree」追加公演の第2回目。大阪府岸和田市の「浪切ホール」である。
 私がこの浪切ホールを訪れるのは2007「優美彩唱」の10月以来、4年半振り2回目となる。

 
大阪・日本橋、道頓堀近くのワシントンホテルプラザに前日から滞在しており、昼間の暇つぶしは温泉と決まっている。ずっとご一緒のTrueFieldさんが付き合ってくれ、梅田のバスセンター10時30分発の阪急高速バスに乗った。

 有馬温泉はとても涼しく、いつもお世話になる有馬御苑の露天風呂を楽しんで来た。

 まず、バスを降りると温泉街の狭い道を登り何はともあれ「黒毛和牛のミンチ」を食すのが一番目の楽しみ。「アツ、アツッ!」と肉屋の店先で立ち食いするのが旨いのである。

 そして二番目は目的の温泉。茶褐色の金泉につかり、爽やかな風を受けて露天風呂に長居して1時間ほど楽しむのが常である。

 最後はまた温泉街に戻っていつもの店で天ざるを頂くのである。勿論、湯上がりの一杯は欠かせない。

 温泉街入口の善福寺境内では樹齢200年超のしだれ桜が満開であった。これは神戸市民の木なんだそうな。


 14時の特急バスで戻り、一旦ホテルで休息して17時前に降り出した雨の中、岸和田に向かったのである。ホテルから難波まで徒歩10分ほど。南海電車17時06分発の関西空港行の急行に乗った。
 この雨は以前から予想がついていて、強力な雨男が東京からやって来た証拠である。


 コンサートでは明らかに刈谷の時よりも真梨子さんらしさが出て来たと思う。おしゃべりも楽しそうに話されてコンサート時間が2時間を超えている。♪Feliz では間奏でのステップも軽やかに披露してくれて、もうこちらも笑みが途切れない。それでもご自身満点だとは思われていないようで「発生練習をして…」とコメントされていたが、9月スタートの2012ツアーが大いに楽しみだ。

 この岸和田では関西からの若き応援団に例のハリウッドさん、勿論、大分さんも揃っての声掛けに真梨子さんも嬉しそうに応えていた。素直に嬉しさを表現して「若い人とデートしたい」とさ。

 私は初体験のサイド席。座席は斜め45度ほどでステージ中央を向いている。1階席中央通路の高さであるから客席も見下ろす感じなのである。真梨子さんを遮るものは何も無いし、これは案外いい席だと思えてきた。刈谷では♪グランパ でも立つ方が少なく、前列に揃った応援団に「知ってる人がたくさん…」と話されたがこの日も客席に視線を巡らせて、スタンディングは遠慮なしの私を見つけてくれた!

 今だから言える?お話しも…。
 昨年10月19日の名古屋公演で「耳が聞こえない」と力なく言いヘンリーさんを困らせ今にも泣き出しそうな真梨子さんのシーンを思い出す。
 ちょうどプールに潜ったときの感じになってしまったそうだ。これも摂食障害により痩せたことが原因なんだそうな。

 「63になってしまいました」という真梨子さんに「高齢化社会ではまだ若い」と切り返すヘンリーさんも68。これからは『がんばって!』ではなく、『無理しないで』コンサート活動を続けて欲しいと思う。

 翌日、14時のANA便で夜勤に出社した。








Mariko Takahashi with Henry Band
CONCERT TOUR Vol.35 2011

2012追加公演