☆　６月８日（日）　川口リリアメインホール　（17:30開演）　座席　１階２６列２０番

　雨が時折強く降る梅雨に突入した関東地方である。小雨になったのでちょっと早いのだが家を出て、16時には川口駅に到着すれば雨はあがっていた。

　　「リリアはまだ新しいんでしょ？」と聞かれて記憶をたどると、なんと言っても私が初めて真梨子さんのコンサートに参加したのが1994年のここ川口リリアである。要するに今年は21年目以上であることは間違いの無い、新しいというホールでは無いのである。
　そして私には19回目となる真梨子さんの川口公演である。

　地元埼玉のコンサートなのに座席は26列というチケットが届いてガッカリであった。かろうじて後ろに4席がある、2階席が覆い被さった席でツアー開幕というのに今ひとつテンションが低い。

　じきに皆さんが集まって来られ、開場時には大変な数になった。ざっと応援団を数えるとお連れ様も含めると62名であった。
　そして何より、特記すべきはこの日「mary's tours」の旗を作ってくれた方があって、開場前から川口リリア前で盛り上がってしまった。

　入場していつも通りグッズの購入に向かった。相変わらず凄い人だかりとなっている。
　今回は2色のＴシャツと、ネックレスを買った。ポスターは魅力的なのだが、貼る場所もないし昔のものは丸めてロッカーに入れたままだし、何となく歳をとったせいか物欲が失せて来たのである。数年前なら「一通りください」と言っていたのだが･･･。

　ホールに入場して、さて、コンサートのスタートである。黒い透けた幕に「Adultica」のロゴが映されて浮かんでいる。
　通常通り5分遅れの「定時」に幕が開いた。

　いつもならさっそうと真梨子さんが登場して拍手が起こるところなのだが、聞き覚えのある曲はヘンリーバンドの演奏だけである。2曲目、真梨子さんの登場である。「かわいい･･･」誰もがそう思ったに違いない。
　黒いミニドレスの真梨子さんのはにかむ表情に会場から小さな笑いが起こって、歌われたのは懐かしいファースト・アルバムからの一曲。今年のニュー・アルバム「Adultica」にセルフ・カバーされている曲であった。
　この「Adultica」から5曲、久しぶりに登場したスタンディング曲など、新旧あわせて23曲を聴かせてくれたのだが、その流れがいい具合に配置されている。また、照明もこれまで見たことのない演出があって、ステージのそれだけを観ても楽しめよう。
　最後は、ヘンリーバンドの乗った台が左右に別れてステージにはひとりの真梨子さん。歌い終えると感激のスタンディングオベーションとなる。素晴らしいコンサートであった。

　初日の川口は「公開リハーサル」と公言されて久しいが、今回も緊張気味の真梨子さんがあった。おしゃべりも少なめで、その分、曲が多くなっているのだが、それでも2時間で終演を迎えるテンポの良いコンサートというイメージがあった。

　そして、オフ会である。

　川口駅近くにはキャパの大きい店は無く、銀座ライオン川口店に無理やり20名超の席を用意してもらった。そのため、普通なら参加者募集締め切り後もメールがあれば人数変更をしてきたのだが、今回ばかりは22名で早々と締切とさせていただいたのであった。

　お集まりいただいた皆様、楽しいひと時をありがとうございました。