11月 9日(日) ホクト文化ホール (18:00開演) 座席 1階い(2)列35番


 富山から移動して熱燗党ライブを楽しんだこのツアー。仕上げは真梨子さんの長野公演であるが、この日は帰宅するのでホテルを出て暇つぶしをしないといけないことになっている。
 こんな時はいつも通り温泉に出掛けるのが一番である。

 長野電鉄は乗るだけでも楽しい特急「スノーモンキー」と「ゆけむり」。前者は11年に導入されたJRの旧成田エクスプレスで、後者は06年暮れに導入された小田急電鉄の旧ロマンスカーである。
 今回はちょっとあてが外れて往復とも「ゆけむり」であった。

 「楓の湯クーポン」というお得な切符があって、往復特急利用で湯田中温泉の駅前銭湯「楓の湯」に入れば1,860円で済む。
 ちゃんと露天風呂もある源泉かけ流しのお風呂屋さんである。

 長野駅では小布施に出掛けるというご夫婦とバッタリ会ってご一緒し、湯田中では楓の湯の受付で聞いた「うまい蕎麦屋」を探したが見つからず、温泉街をひと回りして駅に戻ると知った顔にバッタリ。
 改めて途中に見つけた手打ちそば屋で昼食である。

 ふたりで「ゆけむり」の一番後ろに乗って遠ざかる景色を眺めたか居眠りしたか・・・、長野のひとつ前で降りて善光寺参り。小雨の中、長野駅に戻るまでかなり歩いた。ホテルのロビーで休憩しようと思えば先客がいて、この日は何処に行っても応援団に出会う日だ。

 更に10分歩くホクト文化ホール。私は2009年「No Reason」以来、5年ぶりであったが、真梨子さんも4年ぶりなんだそうだ。
 スタッフが誤報を伝えたようで、挨拶では「2年ぶり?」と話すと会場からは「違うちがう!」と。
 そして、富山でのちょっと心配した真梨子さんの発声は完璧に回復されていたのである。

 この会場は拍手が起きすぎ! ♪恋する瞳 はまだしも ♪はがゆい唇 でも手拍子が起きる。その分、スタンディングも結構盛り上がったのだが。


  帰りは、誰もが「これしかない」と思う新幹線である。

 真梨子さんご一行様と同じ車輌に乗れば、皆さんひと言も発しないような静けさであった。