☆ 6月 26日(日) ロームシアター京都 (17:00開演) 座席 1階13列17番 真梨子さんの元気な笑顔にホッとした京都二日目である。 この日は「大分ちゃん」とデートの約束をした。13時半に会場で待ち合わせて昼食をとって開場までちょっと暇を潰そうという計画であった。 二日酔いでも無いのだが、何を勘違いしたか11時半に行ってしまった。「遅れているな?」と思いながら自分の間違いに気づいて「そうだ 京都、行こう」 スマホの地図を頼りに近場の「南禅寺」に向かって歩き出した。もう何年前になるのだろうか、門前の湯豆腐の店に案内されたことがある。 日差しは強いが木陰に入ると気持ちが良い。 門をくぐり、立派な三門を見上げ更に奥へ。 ここは、サスペンスドラマで犯人が犯行を告白をする定番の地となっている「水路閣」である。琵琶湖の水を京都に送る運河で明治時代の建造物である。 この上を水路が走っていて、京都の街を潤しているのだそうな。私の頭の上の楓は「紅葉」ではありません。いつの写真?と思われた方もあると思うが、これは、こういう「種」なのだそうだ。 このあと、銀閣寺まで30分ほど足を伸ばしたのだが、もう戻らねば・・・。入口で断念。次回の散歩にとっておこう。 ちなみにこの日は、地下鉄「東山」駅−ロームシアター−南禅寺−銀閣寺−ロームシアター−先斗町−五条のホテル。すべて歩きで23,000歩、歩きました。 ロームシアター京都に戻るとちょうど前から3名さまが歩いてくる。涼しい館内に入るとカップルが見え、大分ちゃんと7名で昼食へ。 散歩の行き帰りに「いい店だな」と唾をつけておいた蕎麦屋「権太呂」 大きくて2階もあって、多少待っても入れるだろうと並ぶと5分ほどで2階席に通されて、無事に定番の天ざるにありつけたのである。 さて、この日は13列目の通路からひとつ入った席。 ちょっとガッカリな席なのだが、このホールは座席も素晴らしい。 1〜4列がオーケストラピットの上で平となっており、 5、6列が一段高くなっている。6列目は前の人が邪魔になるかも。 7列目以降は、結構な傾斜があり後ろの席でも何も邪魔なく観られると思う。 問題はお隣に来る人なのだが「ちょうど私のような人」というと変だが、 開演3曲終えての「こんばんは!」、拍手を始めるタイミング、スタンディングの立ち上がり、何をとっても私とピッタリ一緒。スタンディングでは通路に出て、私にたっぷりと空間をくれる。 歳の頃は、?。白髪まじりで、小柄で細く、まるで私だ。お陰さまで2時間なんの気兼ねもなく楽しいコンサートを過ごすことが出来た。 ひとつ感動シーンがあった。 真梨子さんにしてみれば毎回、毎回、イヤと言うくらいに歌ってこられた♪グランパ。 なんとこの♪グランパ で歌詞忘れ!? ありえないことが起こったのである。真梨子さんの頭の中は真っ白になってしまったに違いない。ご本人が一番驚いた表情を見せ、戸惑い、振り向き救いを求め・・・。それでもヘンリーバンドはお構いなしに演奏を続けていく。 真梨子さんにしたら、やり直したいくらいの空白である。ところがそこで、会場全体が真梨子さんを救うかのように大合唱が起こったのである。グランパの大合唱!真梨子さんが復帰するまでの10秒かも知れない僅かな時間であったが、これには感動してしまった。 これが生のコンサート。大変貴重な体験をさせてもらった。 終演後は、今宵もHIROMASAさんのあとを付いて歩き、たどり着いたのは「先斗町」。先斗町で呑むのは初めてである。備長炭が赤々とたぎる炉端で、自分で焼いていただくこの贅沢。 日曜日は帰宅される方が多く、僅か5名のオフ会となったのだが、ゆっくり話も出来て呑んで食べて、食べきれないほどの料理に大満足なのだ。 帰り道、HIROMASAさんの「先斗町講座」を拝聴しながら歩く細い路地もなかなかいいものです。 |
Mariko Takahashi
Concert vol.40 2016 infini