☆　６月１７日（日）川口リリアメインホール　（17:00開演）　座席　１階２７列３３番

　2018年ツアー「Katharsis」
　恒例、埼玉県JR川口駅前の川口リリアで初日を迎える。この会場には有料会員制度があって、ファンクラブと言えども良い席は期待しない。ここ2年連続の「26列目」に負けない「27列目」に座った。後ろには4列しかない後方席ではあるが、上手ブロックの中央通路際でステージを遮るものは何もないのでゆっくりコンサート全体を楽しむつもりでいた。

　ステージの白い幕には、「KATHARSIS」のアルファベットがバラバラに飛び飛びに散らばっていた。17時、ほぼ定刻にいきなり暗転して真梨子さんの歌声が聴こえた。これまでのように開演前の「注意」などが無くいきなりなのだから「えっっ！？」っと誰もが驚いたのではないだろうか。席には余裕を持って座る方が良いだろう。

　ノリの良い曲でコンサートがスタートした。
　幕が開くとステージの配置は後方が一段高くなっているだけのシンプルなセットだ。ヘンリーバンドが一列に並んでいる。左から山下さん、藤井さん、小川さん、宮下さん、小松崎さん、ヘンリーさん、万照さん、マロさん、である。
　横に広く広がっているので、客席端の座席からは打楽器のどちらかが見切れることになるなぁ。次の市川と横須賀は下手壁からひとつ入った席なので山ちゃんが見えないのだろう。

　これまでの流れとは変わって、懐かしい2曲を歌い終えたところで「こんばんは」となった。このところ体調が良くなく、後方からゆっくり眺めていようと思っていたのだが、この流れに思わず1番に「こんばんは！」と応えていたのである。もう体が反応してしまうのだ。

　カプリシャスの曲がメドレーで歌われ、このKatharsisから2曲、定番曲を挟んで更に新曲で前半を締めくくった。

　さて、今年のヘンリーバンドプレイはどんなものかと構えると、幕に古くからのヘンリーバンドプレイの映像が映し出されたのである。
　　「あ～懐かしい」
　思わず見入ってしまう。治郎さんがいる。匡さんがいる。あ～こんなこともしたんだった。

　ヘンリーバンド・メンバーもご高齢ということだろうか。

　後半が始まる。
　新曲、カバー曲、そして定番の曲、8曲が続くのだが、ここでもこれまでとは違う構成を見せてくれたのである。初日ということで、客席は3曲で盛り上がったスタンディングを見せてくれて、ここでも「ゆっくり」と思っていたにもかかわらずスタンディングを楽しんだのであった。

　そして、♪グランパ
　いつものように会場が佳境を迎えた時にバスドラムの「ドンドンドンドン」が続いて、ここでメンバー紹介があった。そんなんで、万照さんの手品は極々簡単なもので済まされたのであった。

　真梨子さんの衣装は、スタートの純白ロングドレスから後半はパンツスタイルで、アンコールでは淡いブルーのロングドレスである。
　この2着のドレスは形も似ていて、「変わるかも」と真梨子さん。数公演後に衣装変更があるかも知れない。

　無事、アンコールまで終えた真梨子さんは満面笑みでスタンディング・オベーションを迎えた。今年も一年「通えるコンサート」だと感じて会場をあとにしたのである。

　『Katharsis』は、ギリシャ語で「浄化」という意味だそうで、私の体調、気分も良くしてくれると信じてコンサートに通うことにしよう。

　オフ会は、地元のかずさんが幹事を務めてくださり、いつもの繁華街とは反対方向に歩いた。瀟洒な入口の日本料理屋さんであった。なんと26名で貸切となっていた。
　揚げ物、焼き物、鉄鍋のすき焼きまで、満腹になってしまった。美味しい料理と楽しい皆さんとのお話に、アッという間の2時間が過ぎ去るのだった。

　宮城、福島、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、京都、大阪、兵庫、26名の大宴会でした。

　今年も11月までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。