50th Anniversary
Mariko Takahashi

Carnegie Hall in New York 2016 with Henry Band
髙橋真梨子 カーネギーホール公演 ニューヨークツアー』に参加した。

真梨子さんのお陰で3回目の海外旅行となる。
ニューヨークは前回2008年のカーネギーホール公演に続いて8年ぶり2回目である。

ワールドトラベルシステム(株)主催のこのツアー。
A日程で申し込んだ「マリーズツアー」会員は9名(お連れ様を含めて10名)、カーネギーホールに集まった応援団は総勢25名である。



9月14日(水) 『ニューヨークに行くぞ!』

 真梨子さんのファンクラブ「Paper Moon」から送られてきたツアープレゼントはスーツケースのベルトであった。荷物を空港に預けるときは鍵を掛けてはいけないことになっているのでベルトは必携品で、皆さんお揃いならチェックも緩くなるかな?












 職場では無理を言って1週間の休暇をもらったのだが、夜勤は火曜日に代えてもらって当日は夜勤明けで成田空港に向かった。
 今回、初めて利用する京成スカイライナーであるが、日暮里11時05分発の23号に乗り込むと空いていて、これはすこぶる快適であった。
 スーツケースは今回も空港に送付して、身軽である。

 11時43分、成田空港到着。
 改札で待っていてくれたのは、YAMAさん、ラビットさん。hitomiさん(2名さま)、wakasaさん、イチゴさんが合流して7名で昼食を摂った。
 今生の別れ(?)には、やはりこれを食しておかねば。
 「生中と天ざる」、ルーティーンである。

 13時50分にツアーデスクで受付を済ませる頃には、今回の同行者10名が勢揃いした。
 デルタ航空のチェックイン、セキュリティを通って、搭乗口は第1ターミナル北ウィングの18番ゲート。

 デルタ航空 DL172便 B-777は、16時15分に滑走路を離陸した。
 この機材の座席は、3×3の9列で、私は中央の席に同行の村長さんが右隣である。

 「さ~て寝よう」と思い、ちょうどウトウトした時に食事である。














 ビールとワインは飲み放題となってる。まずは晩酌かな・・・。
 食事は、豚カツにサラダ、パンまであって、2度目の軽食はまだしも3度目の食事はさすがに「no thank you」。そんなに喰えるか!

 12時間の機内生活はやはり苦痛だなぁ。
 映画を3本観たけど、なかなか眠くならないで困った。

 ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ空港には、同じ14日(水)の16時ころに無事着陸した。
 ここからが大変なアメリカ入国手続きである。ところが、前回に比べるとブースも多いのか、更に初めての入国では無い人はこちらへと案内されて意外とスムーズであった。

 ツアー参加者が揃い2台のバスに分乗してマンハッタンのホテルに向かう途中に豪雨となったのだが、ホテルに到着するころには止んでくれてここでも晴れ男を自慢できたのである。
 宿泊ホテルは、シェラトン・ニューヨーク・タイムズスクェアで、前回のホテルより大夫良い。

 部屋に荷物を置き、皆さんと食事に出掛けた。













 「mary's tours」の旗があるといいのになぁと思いながら、迷子が出ないように歩くタイムズスクェア。今宵の晩餐は「ニューヨークに着いたらステーキ」と言うれなさんのあとを歩いてたどり着いたのは「WOLF GANGS」というステーキハウスであった。


さすがはアメリカ!
こんな肉の塊は、なかなかお目に掛かれないぞ。

 10人で4皿。
 それでもシンプルな塩コショウだけの味付けで、皆さん「美味しい美味しい」と何とか平らげたのである。
 どでかいワインのボトルも空けて、ニューヨーク1日目は大満足に終えることができた。





 A日程で参加したマリーズツアー応援団。

 大量の肉は、この10名の胃袋に収まったのである。











9月15日(木) 『オプショナルツアー「ナイアガラの滝」に出発!』

 なんと!5時35分集合となったオプショナルツアーの「ナイアガラ1日観光」である。この日は、れなさんを除く9名で参加した。寝不足が続くが、4時間でも熟睡できたので頭はスッキリしている。
 全く8年前と同じ行程で、この日もケネディ空港からjetBlueという航空会社のE-190という座席が2×2の小さい飛行機でバッファローに向かった。
 ここでもセキュリティは前回に比べるとスムーズで、およそ500km、東京-岡山ほどの距離を日帰り観光するのである。

 ナイアガラの滝は、北米5大湖のエリー湖とオンタリオ湖の間にあって、ナイアガラ川がゴートアイランド(ヤギ島)で二つに分かれ、アメリカ滝とカナダ滝となるのだ。
 カナダ滝は「ホース・シュー・ホール」、馬蹄形の滝と言われ、水勢により年間1m余り上流に移動してきた歴史があり、落差が2m低く90%の水が流れるカナダ滝の上流に水門を作って夜間や冬季のオフシーズンには水流を弱めて移動を1~2cmに留めている。














 前回は10月下旬で、すでにニューヨークは冬であった。ナイアガラの滝壷を巡るボートは運休となっていて「それがいいのよ!」と言われたリベンジに訪れたのである。
 アメリカから出る船の客は青いカッパで、対岸のカナダから出る船の客は赤いカッパを着ている。

 アメリカ滝も下の岩場が迫力であるが、なんと言ってもこのカナダ滝はド迫力である。本当に水しぶきでびしょ濡れになってしまう











 この日も快晴で、あちこちで虹が見られた。

 アメリカ・ニューヨーク州バッファロー近郊のナイアガラフォールズ市からカナダのナイアガラフォールズ市へは一応カナダの入国審査があり、国境の橋レインボーブリッジを渡ったところで全員バスから降りてパスポートを見せなければならない。
 そしてこの街では、前回と同じシェラトンホテル13階レストランでのブッフェの昼食である。


 朝が早かった分、帰りも早く、参加した9名で晩御飯に出掛けた。昨晩はステーキをたっぷりいただいたので、今晩は日本食。と言うことで向かった「かつ濱」。

 何丁目だったかな?
 ちょっと確信が無く、53丁目から54丁目、ちょっと皆さんを歩かせてしまった。そして55丁目に見つけた。

 以前は、「めんちゃんこ亭」と「鬼ヶ島」が一緒にあったのだが、事前にネットで調べたらつぶれて経営が変わったそうだ。その「かつ濱」で、生中で乾杯!焼酎「神の河(かんのこ)」のボトルを空けて大満足である。












 深夜のカーネギーホール。

 当日は「混むだろう」と写真を撮りに寄り道した。

 早朝から深夜まで、皆さんお疲れ様でした。

















9月16日(金) 『コンサート当日 マンハッタン散歩』

 強行軍が続くので、コンサート当日は何も予定を作らずにゆっくり9時集合で散歩に出掛けた。

 まずはホテルから北へ3筋目の交差点にあるカーネギーホール。朝からやはり人が出ていた。昼間はポスターのガラスに映り込みがあるので昨晩の撮影が正解であった。













 ビートルズ、ジョン・レノンに興味が無くても、ニューヨークの話には何かと出てくるので見ておきませんか?と誘ってダコタハウスとイマジンの碑を案内した。

 ダコタハウスは「ダコタアパート」とも言われるが、日本で言うなら超高級マンションである。かのジョン・レノンが銃撃に倒れた住まいで、現在もオノ・ヨーコさんが住まわれているそうだ。
 72丁目のダコタハウス前からセントラルパークに入ったところに「イマジンの碑」はある。傍らにギターの弾き語りでビートルズナンバーを聴かせる青年が居て、暫し聞き入った。










 そして、真梨子さんとヘンリーさんが婚約発表した「タバーン オン ザ グリーン」に寄ったのだが、11時開店ということで外観だけで良しとした。
 前回は11月1日のニューヨーク マラソンの前日とあって、この前の広場が選手の荷物置き場になっておりお店にまでブルーシートが被さっていたので、この外観だけでも初めて目にするものである。

 広々したセントラルパークから見える摩天楼は対照的である。

 昼食は悩んだ挙句に、またまた「かつ濱」に向かった。昨晩、「ランチにはラーメンもある」と聞いていたのを思い出したのである。
 チャンポンを食べた。味はちょっと薄く、外人向けにちょっとぬるい。まぁ、合格点といったところだろう。












 そして今度は、五番街を南下した。
 ゴミ箱までが観光の対象となり、交差点ではAve./St.の表示がカッコよく見えてしまうのである。

 大きな教会があって、「ちょっと休んでいきましょうか」くらいの軽い気持ちで入ったのは、セント・パトリック大聖堂であった。
 度肝を抜かれるような巨大さで、ジョン・レノンの葬儀が行われたことでも有名なんだそうだ。とにかく大きなおおきなステンドグラス、高い高い天井、素晴らしい建築物である。


 一旦ホテルに戻って休息、19時30分の開場にあわせて出掛けた。











 座席は、8列目の中央ブロック下手端に村長さんと並んで座った。
 リニューアルしたというカーネギーホールであるが、肝心なところは手をつけていないはずで、ペンキを塗り替えたのか明るい印象がした。

 パッと見は狭く感じるホールなのだが、周りを囲む4層のバルコニーがあって2,800人ほど収容するという大ホールである。

 コンサートは、ディナーショーと見間違うアンサンブルでスタートした。ヘンリーさん、小松崎さん、万照さんによる「Petite Fleur(可愛い花)」が静かに演奏され、綺麗なブルーのロングドレスの真梨子さんが登場である。
 セットリストはツアー日記に掲載したが、2016年ツアー“infini”と夏のディナーショーとを掛け合わせて、ニューヨークらしさをプラスした、そんな新鮮な感じでアッという間に2時間あまりが過ぎ去ったのである。











 終演後は、すでに遅いのだがニューヨークではまだまだ宵の口。「とにかくビール」というわけで大人数で入れる店を探して、今回もれなさんのあとを付いて歩いた。
 デリの量り売りの店なのだが、地下がガラガラで空いていてゆっくり話も出来て良かった。

 生ビールは無く、瓶ビールなのだが、ニューヨークではラッパ飲みが普通らしい。翌日のディナークルーズでも瓶ビールにグラスが付いて来なくて「ラッパ飲みでいいの?」と確認したほどである。

 途中、抜けた方があって今宵ホテルで解散した10名の記念写真。
 A日程の同行者にkeiさんご姉妹が加わっている。



9月17日(土) 『ニューヨーク半日市内観光とディナークルーズ!』

 8時にストリートを挟んだ位置にあるヒルトンホテルに集合となる「ワンワールド展望台Eチケット+NY半日午前市内観光~マンハッタンストーリー午前~」というオプショナルツアーに8名で参加した。

 主にバス車内からの観光であるが、五番街の南端、終点にあるワシントン スクェア パークで降りると8年前とはイメージが違っていた。高層ビルも新築ラッシュだと言われるが、小さなアパートも立て替わっているようだ。

 真梨子さんの♪Painter はイタリアのお話だが、「ブラインド 閉じた地下室 抱き合うたびに」を聞くと洋画に出てくる入口が一段下がった「地下室」の映像を、ニューヨークの街並を、思い浮かべるのだが、このあたりに見受けられたそれが無くなっていた。

 半日観光は、ワンワールド・トレードセンターの近くでバスを下ろされて終わる。マンハッタンのかなり先端である。
 一応勧められた量り売りの店を覗いたのだが、ワンプレートにはいい加減辟易していて、意見の合ったhitomiさんカップルと近くの店を探した。堅苦しくなさそうなイタリアンの店があり入ったのだが、やはり注文に苦労するのだった。

 まずは、生ビール。と思うと何やら茶色いものしか無いようだ。ギネスビールだった。

 悩んでいると「どうかな?」という感じでコップに注いで味見をさせてくれた。例えばサッポロの黒ビールのように味が濃いわけではなく飲みやすかったので注文した。
 問題は食べ物である。メニューを見てもどんなもの?

 手頃にピザを頼むのだが、大きさを尋ねると50cmは確実にありそうだ。アメリカには困ったものだ。

 通じない言葉で何とかサラダとハーフのピザを注文して3人でシェアしたのだが、店員はこの少食な客をどう見ているのだろうか。











 そして、このバスツアーには、ワンワールド・トレードセンターの展望台チケットが予約済みで付いている。
 時間に行くと、すんなりエレベータに乗れてエンパイアステートビルより高い360度の展望を楽しめるのである。

 向かい側正面にエンパイアステートビル、イーストリバーに架かる古い橋はブルックリン橋である。












 地平線と水平線を楽しんで、初体験の地下鉄でホテルに帰る計画になっている。












 思ったより簡単にチケットが買えた。

 ニューヨークの地下鉄は、どこまで乗っても1回3ドルである。勿論、回数券、一日券も発売されている。
 1・2・3系統の「UP」方向に10駅ほど乗り50丁目駅で降りるとホテルはすぐそこだ。


 17時45分、ホテルロビー集合でディナークルーズに向かった。

 前回は、真梨子さん、ヘンリーバンドの皆さんとの記念写真は、バス1台每に撮ったものだから、おばさんパワーに負けて一番うしろにやっと顔を出すことになった。背が低いのはハンディだな。
 この日は、3テーブルくらいの人数なのでゆったりと写してもらえた。













 船に乗り込むと、真梨子さん、ステージからは結構離れているテーブルであった。

 食事は結局またブッフェで、少量の肉とサラダ多めに先のビールをラッパ飲みしたのである。
 デッキに出ると寒くもなく暑くもなく、本当に良い気候である。目映いほどのマンハッタンの灯り、自由の女神を眺めていると、ヘンリーバンドの皆さんも、MUSIXのスタッフの方も見えて写真を撮っていただいた。
 暫くすると熱燗党ライブが始まり、マロ奴さん、バド奴さんを初めて見る方は目をシロクロである。

 ヘンリーさんからは、真梨子さんへそして亡くなったお母様へとクラリネットの演奏が送られたのである。

 そして、真梨子さんの挨拶。明るい笑顔でよく喋られた。ヘンリーさん曰く、「真梨子がコンサート以外でこんなに話たことは無い」そうだ。


 今宵は缶ビールを買って部屋に戻ることにした。

 あっと言う間の4日間であった。楽しかった。
 荷造りをして眠ろう。










9月18日(日) 『帰国します』

 今回の相棒を務めてくれた 村長さん。
 いいお店を案内してくれた れなちゃん。
 ずっと一緒だった hitomiさん。 
同行してくれた 皆さん。

 ありがとう!











 今回も、なんとも強行軍のツアーであったが、ご参加の皆さんと4泊6日の旅を大いに楽しんだ。最後にワールドトラベルシステム(株).のスタッフ、THE MUSIXのスタッフの皆様のお陰と感謝いたします。

 またまた行きたいと思う「アメリカだ!」