新潟県の雄大な守門岳より毎年、山を愛するものたちが集まって少しずつ少しずつ、山のことを考えながら採取しているぜんまいです。
ぜんまいはある特徴のある山にしか自生せず、又、危険な場所に太く育つことが多いです。そんなぜんまいを根こそぎ取らず、来年・再来年のことを考えて毎年採取しています。
綿を取り、大釜で茹で、太陽の下で乾燥させます。約3日間ぜんまいの組織をやわらかくするため、1時間おきくらいに、両手で揉み広げます。手間と時間をかけて毎日揉みほぐさなければなりません。手揉みが足りないと食べるときに硬くなりおいしく食べることができません。
また、雨で湿気が多いと、たとえ雨にさらされなくても駄目になってしまうことがあり大変なのです。
昨今、輸入品や栽培されたぜんまいが多い中、山のパワーと、太陽の恵みと人間の努力によるこんなにすばらしい食材を見直してみませんか?
ぜんまいを探しに出かけましょう!
おいしくたのしくお料理してみましょう!
2004.05.15 最終更新