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日本サクラソウは5月ごろに花を咲かせる山野草で、古くから栽培されてきました。
とても可憐な花ですが、実は色々な種類があります。 当園では今回、開花みこみ株を3鉢おまかせセットという形で販売させていただきます。 どんな花が咲くかはお楽しみ!ぜひこの機会に日本サクラソウに触れてみてください。 |
2010年のネット通販を終了いたしました! たくさんのご注文、誠にありがとうございました! <2010年の販売期間> 10/04/18〜10/04/25 <2009年の販売期間> 09/04/12〜09/04/22 <2008年の販売期間> 08/04/12〜08/04/28 ※販売期間が短くなっております。どうぞお見逃しなく! |
<お届け例>
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ご注意 |
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1. こちらが、一年間植替えしていない状態のサクラソウです。 写真では、分かりにくいかもしれませんが、よく見ると地表部分に根っこがあがって来てしまっています。 どうしても上にあがってくる性質があります。増し土したにもかかわらず、どうしても少しは地表に出てしまいます。 |
2. 鉢から抜くと、すでに土の中では新芽が動き出しています。(この写真は3月12日撮影のものです。本来なら、2月末ごろが一番作業に適した時期です。) サクラソウの新芽は、鉢の外側外側に寄っていく性質もあります。昨年は、中心に植わっていたはずなのですが・・・。 このままでは、見栄えが悪くまた、株の成長にも悪影響がでます。 サクラソウの植替えは、この芽を再び中心に戻すのが作業の一番の目的です。 |
3. まずは、鉢土を振るい落とします。 手でほぐしたり、私の場合は軽く作業台にたたき付けて土を落とします。(やり過ぎて芽を痛めないようにしてください) |
4. すると、まずは特別な事をしなくても「根っこ単位」で簡単にほぐせる部分がありますので、これは「分解」してしまいましょう。そのままポロリとほぐれるはずです。 |
5. ほぐした部分から、さらに古い土を落とします。 写真のように、軽く指先ではじくと良いでしょう。(はじきすぎに注意。根っこごと飛んで行ってしまいます。(実話)) なお、私は細かい感覚が分かりやすいよう、日頃株分けは素手でやることが多いです。 ただし、これはあくまで個人的な意見です。お肌の弱い方や、扱う植物によっては手袋は必須となります。 |
6. サクラソウの根は、花を咲かせて一年経つと腐ってしまう事が多くあります。(その頃には新しい芽が出来上がっているんですが) これをそのままにすると、新芽に悪影響があるので取り除きます。 写真のように真っ黒に変色しているのでとても分かりやすいと思います。 |
7. どんどん分けていきましょう。 | 8. サクラソウの場合、ひとつの地下茎の両端に新芽がそれぞれ出来ている場合があります。 そのままでももちろん構いませんが、この部分を割って増やすことも出来ます。 地下茎(細い棒のような根っこです)を両手で持って、適当なところでパキンと割りましょう。 この際、割った新芽の両方に根っこが残るように気を付けます。 |
9. 割れました。正直なところ、多少強引に割っても全然大丈夫です。 芽の分だけ分割が可能なので、場合によってはひとつの地下茎を3つも4つも5つにも割る事もよくあります。 |
10. 全部で写真のように10芽取れました。 去年は、5芽くらい入れておいたのでこの鉢は倍に増えてくれました。 ただし、品種や栽培条件、置き場所、その年の気候などによって増え方は様々です。 当園でも跡形もなく消えている鉢が2鉢だけありました。(700鉢中。なぜだろう?) |
11. 観察して見ると、芽の状態に違いがあります。 写真左のように、充実した新芽はかなり良い花が咲いてくれます。 右手のように、気持ち小さい芽はこれからの肥料やりが大事になってきます。(もちろん咲くには咲きますが、やはり花数は左の方がよいです) |
12. いよいよ植え付けです。 写真の鉢は、4号鉢(1号3センチなので、12センチの直径になります)になります。 使用する土は、赤玉小粒6:腐葉土4の混合土です。 |
13. 前述したように、サクラソウは芽が上に上がる性質があるので、基本的には深植えになります。 よって、まず鉢の3分の1弱くらい土を入れます。 |
14. ほぐした芽の根っこを一方向に集めます。 |
15. 鉢の中心付近に根っこの向きが同じ方向に流れるように配置します。 この植え方を、「巴植え」と言います。 |
16. 5号鉢の場合は、写真のように5芽入れましょう。 こちらが本来の巴植えの形です。 |
17. 土を丁寧に敷き詰めましょう。 この時、根っこがあばれて上向きに曲がらないように注意します。 |
18. 花後に増し土をするためにあらかじめその分のスペースを空けておく必要があります。 2センチほど余裕を見ておきましょう。 |
19. 今回は、5芽・3芽・2芽と3鉢に株分け出来ました。 鉢のサイズや好みに合わせて、植え替えましょう。(もちろん、大鉢仕立てで一鉢にするのも豪華です) |
20. 最後にお水をたっぷりあげましょう。 この後は、あまり乾かないように鉢土がうっすら乾いたら水をかけます。 寒さにはさほど気を遣わなくて構いませんが、あまりに寒い場合は、軒下などによけておくと安心です。 このまま順調に行けば、3月末頃には新芽が顔を出してくれます。 そして、お楽しみの開花はちょうど5月の連休頃になります。(関東地方辺りでは) |
21. 完成! 当園では写真のように大量に増えていますが、正直なところ、たいした管理はしていません(笑) それだけ、強い丈夫な山野草です。皆様もぜひ増やして見てください。 5月に見せてくれる花はとても清楚でかつ、華やかです。 |
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