フルーツハーブ さんざし   さんざしの実

さんざしって何?
  さんざしの実写真
           さんざしの実
さんざしは中国北部のバラ科の果実です。
鮮やかな赤色が特徴的な、姫りんごのような果実です。

さんざしは、薬用として二千年余りの歴史があり、中国では漢方薬の中でも上薬として認められています。さんざしの産地大連では日本人が梅干やみかんを食べるのと同じような感覚でさんざしをよく食べています。彼らにとってさんざしは貴重なビタミンやミネラルの供給源なのです。


さんざしの歴史
【中国では二千年の歴史】
さんざしは約四百年前の十三世紀に「本草網目」の中で優れた薬効が掲載されています。
また、更に約二千年前の中国最古の薬物学問書「神濃本草経」には命を養う不老長寿の薬として分類され、
いくら飲んでも副作用のない最上級の薬として記されています。

さんざしの成分
【ポリフェノール】
さんざしは、カテキン・アントシアニン・ケルセチン等のポリフェノールが豊富に含まれています。

【ビタミン・ミネラル】
        さんざしは、ビタミンC、E・カロチンや代謝に必要なミネラルであるカルシウム・マグネシウム
        鉄分・リン等が多く含まれています。
【食物繊維】
さんざしは、食物繊維としてのペクチンが多く含まれています。

【アミノ酸】
        さんざしは、他のバラ科植物と比較して旨みなどの基になるアミノ酸が多く含まれています。
        その為、中国では薬膳料理や酢豚のタレなど、調味料として良く使われています。

ライン

天然クエン酸
クエン酸サイクル
クエン酸を摂取することにより生命に必要な生きるためのエネルギーの大部分をこのサイクルから獲得しています。

必須ミネラル
とても吸収されにくいカルシウム・鉄・マグネシウム・亜鉛などのミネラル。
しかしクエン酸などと食べるとキレート作用により効率よく体内吸収をします。

ポリフェノール抗酸化作用免疫力UP
  

   カテキン
   タンニン
   アントシアニン
   シアニジン


効果の源―ポリフェノール
強い抗酸化活性
総ポリフェノール量の比較
  果皮 果肉
さんざし 6.72 4.40
レッドデリシャス 2.51 0.20
フジ 0.76 0.60
オウリン 1.79 0.71









※さんざしのポリフェノール含有量は、
同じバラ科のりんごと比較しても、突出しています。


< 血液をきれいにするさんざし >

さんざしは、おけつ(悪血)に効くとして古くから漢方として利用されてきました。
近年の薬理研究により改めてさんざしの血液に対する効果が見直されています。

さんざしは、血中コレステロール値を抑え、高脂血症に効果を発揮。
同時に動脈硬化、糖尿病を予防します。
*高コレステロール肥満に有効!!
【高脂血症】
血液中の脂肪分(コレステロール、中性脂肪など)が異常に多い状態のこと。
女性の半数、男性の7割が高脂血症であると言われます。
肥満の人はもちろん、平均体重の人でも高脂血症は増加しています。

【血栓症】
血管中に血栓ができる血栓症(心筋梗塞や脳梗塞)が増加しています。
特に脳梗塞は、後遺症による寝たきりや地方になるケースが多く、
介護などの点で社会問題ともなっています。
さんざしで血液サラサラ!!

さんざしは、血小板の凝集を強く抑制します。
スムーズな血液に循環は、代謝促進・冷え性の改善・血栓症の予防など、健康維持に欠かせません。

ライン

さんざし果実100g中に含まれる成分
(可食部100gあたり)
成  分 含有量
クエン酸 283mg
フラボノイド 70.5mg
サポニン 50ppm
ビタミンC 81mg
ビタミンB 0.09mg
繊維 1.7g
リン 27.1g
カルシウム 56.9mg
0.75mg
ナトリウム 17.4mg
カリウム 194mg
亜鉛亜鉛 1.02ppm
マグネシウム 14.8mg
食品のカテキン含有量
(可食部100g中のカテキン量<mg>)
食  品 カテキン
(フラボノイド)
さんざし 200−800
赤ワイン 100−150
紅茶 10−500
ブルーベリー 10−20
りんご 20−75
洋ナシ 5−20
10−20
クランベリー 20
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