華鴒大塚美術館 美術講座 |
■ とき 平成19年7月22日(日) 午後2時00分〜3時30分 ■ 場所 タカヤ株式会社 本店 3階会議室 ■ 講師 芳井町史編集副委員長 大島 千鶴 先生 |
演題 「画聖・雪舟と井原庄」
お話の骨子
1.雪舟の生涯 @備中に生まれる。生家は藤原姓を名乗る家。45歳までの事跡は不明。 A京都の相国寺で修業。 2.雪舟の時代 @日本の文化・生活様式の基礎ができた時代。 A禅宗が栄えていた。 3.雪舟の絵が評価される点 @色々な種類の絵を様々な技法で描くことができた。 A画面構成のすばらしさ。近世の技法に近い。 B初めて真景図(写生画)を描いた。 4.雪舟と重玄寺 @雪舟が亡くなったとされる場所 山口市、益田市、井原市 A重玄寺(ちょうげんじ) |
備中国赤浜(総社市赤浜)に生まれた雪舟の終えん地説は山口市、島根県益田市にもありますが、近年、重玄寺を開いた千畝和尚と雪舟一族の関係を物語る史料が発見され、「重玄寺説」が再び注目されています。雪舟の「山寺図」が重玄寺一帯を描いたとする説や、同寺に伝わる千畝和尚の肖像画が雪舟の真筆ではないかという見方も強まっています。備中地方の人物伝などをまとめた「吉備物語」(17世紀)には、雪舟が重玄寺で没し、寺に雪舟の「八景の絵八枚」などが伝わるとあります。 |
多くの参加者がありました。大島さんの話に皆が引き込まれます。
芳井町からも大勢の方が参加されました。大島ファンの方も多いと聞きます。
山陽新聞WEBニュース: |
雪舟の代表的作品(スライドを写したものです。) 重玄寺のかつての伽藍 |