風邪をひけば風邪薬、お腹が痛ければ痛み止めを、と悪い部分を治療するのが西洋医学ですが、東洋医学というものはそのような対症療法ではなく、体を全体として捉え、内から免疫力や生命力を高めることによって、その結果として悪いところが直ってゆくというものです。
有機農業も正にそのとおりなのです。
病気や虫がつくから、それを防ぐために何かを使う、という事ではなく、その様なものを使わなくても良い生命力のある健康な作物を育てる農法なのです。
その真髄の全ては土(人でいえば食べ物)にあると言っても過言ではないでしょう。
そのように育てられたものは当然おいしくて、栄養豊かで、命を育むにふさわしい食べ物になるのです。
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