オーディオ雑感             
ここをクリックすると最新の更新にジャンプします 最終更新       2021/11/05

High-Fidelityの疑問 2004/9/26
最近Hi-Fiという言葉自体聞くことが少なくなってきました。
Hi-Fi High-Fidelity 高忠実度
オーディオでいえば原音再生でしょうか。
ハードが好きなオーディオマニアのひとつの流れが原音再生です。
私も原音再生という言葉に夢中になった時期もありました。しかし、良く考えてみるとこれがまた難しいことであることがわかりました。原音を忠実に再生するスピーカー、アンプ、、、、、、しかし、原音って何??
一般に音楽のソースはCDやレコードですが、そこに刻まれている原音はどんな音なのでしょう。 録音されている元の音を誰が知っているのかしら。
原音再生とは元の音を忠実に再現するという意味なのでしょうが、元の音を知らずして忠実かどうかなんて事が判断できるのかしら。何をもってこのアンプは原音を忠実に再生するいいアンプと判断するのでしょうか。
ということは結局自分の気に入った音、自分のイメージした音を出すアンプがいいアンプ、それが原音再生。
嗚呼まさしく趣味の世界なのでしょうか?
 
まさに趣味の世界 2004/9/26
オーディオの楽しみ方も人それぞれです。音質追求のため素晴らしいオーディールームをお持ちで、百万円単位のアンプやスピーカーを組み合わせて楽しんでいらっしゃる方もいれば、とにかく音楽を聴くことが好きで、ミニコンポで1日中音楽を楽しんでいる方もいらっしゃいます。音質追求派の中でも巨大なオールホーンシステムの方もいれば、わずか10センチのフルレンジで音質追求している場合もあります。まさに千差万別楽しみ方いろいろな趣味の世界といえるでしょう。
言い換えれば泥沼の世界?
  
お手軽時代 2004/9/28
最近世の中お手軽なものに人気が増えてきたようです。
音楽を聴くことにしても昔は家でレコードやFMを聴くことが主体でした。その後、SONYがウォークマンを商品化し音楽が一気に外に出はじめました。その後携帯カセットプレーヤーから携帯MDプレーヤーになり今はMP3に移ってきています。
自分の聴きたい音楽を自分の聴きたいところで聴く。今はそういう時代なのでしょうね。
それにホームオーディオも本格的コンポからシステムコンポを経て今やミニコンポやCDラジカセが主流です。
ミニコンポにしても音質重視の高級品よりもMD、CD、カセットがシステムになり基本的にレンタルCDのダビングマシーン的なものが人気のようです。これらの状況をみると音質よりもいかに生活の中に音楽を取り入れていくかが重要視されているような気がします。そのためにお手軽なものに人気が出てくるのでしょう。
お手軽なこと自体を否定する気はありませんし、手軽さは重要な要素だと思いますが、オーディオマニアの端くれとしてはそれだけでは何かさびしい気もします。せめて家の中で聴くときはいい音で聴きたいと思いますし、ある程度のクオリティーのシステムで聴いてこそ、その音楽が生きてくると思うのですが。
まあ、最近はパソコンでテレビやDVDを見る時代ですし、携帯電話でもテレビ番組を見ることもできるようです。
今は音楽を聞く、テレビを見る時代なのかもしれませんね。
でも、やはり音楽は聴く、テレビは観なくてはいけないと思うのですが

  
掲示板は楽し 2004/10/15
最近幾つかのHPの掲示板に書込みをさせていただいております。皆さん大変熱心且つお詳しい方々ばかりで楽しませていただいております。今、私の周囲にオーディオをやっている人はいないようです。ですからアンプがどうした、スピーカーがこうだなんていう話をすることも全くありません。その点掲示板は何てにぎやかなのでしょう。会ったことも無い方とオーディオに関して語り合う。相手がどんな年齢どんな職業の人かもわからない。だけど共通の話ができる。これは暫く病みつきになりそうな予感です。
    
何とも寂しい現実 2004/11/3
皆様は日頃音楽を聴くときどの位の音量で聴いているでしょうか。
我が家は4年程前に新築をしました。以前から家を建てたら”リスニングルーム”が欲しいと思っており、「よし!!」と気合が入ったのですが結局は家族の部屋の確保と居住性を優先したら”リスニングルーム”構想も何処かへ行ってしまいました。リビングにオーディオセットを置いてありますが、特に防音対策を行っているわけでもなく、ダイニングとの一体感を出すために、仕切りは3枚の引き戸となっている関係で大音量での再生は家族の生活に支障がでます。
実際の再生音量は真空管のシングルアンプがあれば十分な位です。
嗚呼何と寂しい現実か!
ミニコンポより少しはましな機材をそろえたのに、蚊の鳴くような、いやそれはあんまりか、、鈴虫の音色のような音量では果たして本領を発揮しているのか疑問です。
しかし、良い機器だったら小音量でも良い音が出るといわれればそれまでですが。
能率の低いスピーカーをハイパワー機で小音量で鳴らす。
何とも不自然な組み合わせですね。
かえって能率の良いフルレンジを、パワーがなくてもちょっと気の利いた、小洒落たアンプでドライブしたほうが理にかなっているような気がしてきました。
それよりも精神的なストレスが溜まってきます。
今のように音量に神経をすり減らしながら聞くよりも、4畳半にミニコンポでもいいから大音量で聴きたいというのが本音。
しかし、リビングでウヰスキーでも飲みながらかみさんとクラシックをBGMに語り合うなんてのもいいもので。
お後がよろしいようで。

   
いつの間にやら 2004/11/23
転勤で2年間の単身赴任が終わりました。
アパートの中はジャンクが転がり、まるで粗大ゴミの集積場のような状態でしたので引越しには手間取ることは予想していました。
しかし、実際に荷物を運び始めてびっくり仰天。出て来る出て来る、部屋のあちこちから湧き出るがごとくジャンク品や部品が、、、、、、
結局1トントラックをレンタルして運ぶ事となりました。家に置く場所も無く、かみさんの実家に頼み込んで空いている部屋に置かせてもらう始末。
まあ、アパートの8畳と6畳、押し入れ、クローゼットの全てに積んであったのですから。
これだけの機材どうすんの?と自分に問い掛けつつ大汗をかいて引越しを終わりました。
こりゃあ気合を入れなおして修理に励まねばなりません。
しかし、MJ-9500TypeTの製作もスタートしてしまったので更に厳しい状況となっています。
いつの間にやらこうなったのかと思いつつ、こんな風にお金も貯まればいいのにと苦笑い。

   
音楽とは楽しむものなり?? 2005/1/4
音楽とは楽しむもののようです。
そしてその楽しみ方も千差万別百人十色なのでしょうね。
我が家で高橋真理子やら八神純子のレコードをかけるとかみさんがソファの脇にそっと座り、「夫婦のくつろぎの一時」と思いきや、、、、、
頼むから一緒に歌うのはやめてださい!!私は高橋真理子の歌が聞きたいんです。
百恵ちゃんのレコードをかけると小3の末娘が、、、、頼むから歌って踊るはやめてください。
皆さんお願いだからゆっくり音を、曲を楽しませてください。
と思いつつも、家族でレコード聴けるのは良いものだという感じもしないわけではありません。
まあ、暫くは我が”ステレオセット”はカラオケルームとディスコの機材状態が続くようです。
音楽の楽しみ方もイロイロ、人生もイロイロ。

  
最近のリサイクルショップ事情  2005/4/6
最近いつも巡回している某全国チェーンのリサイクルショップで思うことは、あまりに値段が高いということです。
商品の値段を見ていくと「こりゃあ新品と変わらん」というものや、「この値段じゃ特価品の新品が買える」というものが結構あります。
ある店舗での中年男性と店員の会話
お客:このギターいくらで買い取ってくれる?
店員:1万円ですね
お客:えっそれだけ?
店員:これは定価6万実売2割引で4万8千円位なので当店での中古販売価格は3万円です。ですから傷もあるので1万円ですね。傷が無ければ1万2千円です。
お客:じゃあやめた
ほう、、1万円で買い取って3万円で販売ですか。
これでは、オーディオ機器も高い値段がつくのも当然ですね。
このチェーン店も以前はもっと安かったですね。
買取価格が低いのはリサイクルショップとしては仕方ないのはわかりますが、販売価格がこう高くなっては手が出ませんね。
なにか価格設定の基準がネットオークションの落札金額のような印象を受けます。
オークションと中古品販売は同レベルで考えられない気もしますが。
いずれにしても半年以上も同じところに並んでいる商品は明らかに値段設定が高すぎるのでは??
皆様の地域はどんな状況なのでしょうか。

  
秋葉原今昔 2005/10/11
秋葉原の電気街に初めて行ったのはいつだったろうか。
大学に入って上京した時だからもう30年ほど前になります。
地方にいる電気少年にとって秋葉原は憧れの地でした。
初めてあの狭い小路の小さな店を見たときは驚きました。
それから4年間、週に3日は秋葉原に通っていました。
何度足を運んだかわかりませんが、決して飽きることはありませんでした。
なぜならば、行く度に新しいジャンクが並んでいるからです。
日曜日などは10時頃から出かけ、半分回った頃に吉野家の牛丼の大盛りで腹ごしらえ。
その後もう2時間はぶらぶらしていました。
周りの若い人たちは元祖秋葉系といえるような独特な雰囲気を持っていましたね。
ファッションや異性よりも秋葉原の電気街をうろつく方が良いような、、、、
明らかに共通点がありました。
最近は1年に1回も秋葉原に行くことはできません。
仮に寄ることができても新幹線の乗車時刻までの1時間程度。
それに秋葉原も様変わりしましたね。
テレビを見ると新たな秋葉系といわれる人種が出現しています。
それにパソコン系の店の多くなったこと。
何か落ち着かないところになってしまいました。
それでも変わらないところは30年前と全く同じです。
あのおばちゃんあの頃からやっているよね。
このおやじも同じだ。
並んでいるものも入れ替わっているのだろうけど、ほとんど同じ。
これだよね秋葉原は。
時間と小遣いができたら1日秋葉原に行きたいな。
改札を出て包丁の実演販売を覘いて、狭い小路を人をよけながらうろつく。
愛想があるわけでもなく、淡々と商売している人に、こちらも通ぶって無愛想に「これ頂戴」
転がっているジャンク品を品定めし、値切りに値切って一人満足。
得したのか損したのかはわからないが、少なくとも満足はしている。
今日も良い買い物をしたなと袋をぶら下げ家に向かう。
私の好きな秋葉原が永く続きますように。

   
金田式アンプが作りたい 2005/10/15
MJ誌(旧無線と実験)に製作記事が載っている「金田式アンプ」。
根強い人気がありますね。
私は金田氏が無線と実験にA級30Wパワーアンプを発表した時から、結構熱心な金田教の信者になりました。
現在は既製品のジャンクを直したりして遊んでいます。
 部屋の書類(紙くず?)を片付けていたら昨年買った金田氏の「オーディオDCアンプの製作のすべて」上下巻が出てきました。久々に読み返してみてまたまた信仰心が甦ってきました。
金田式アンプが作りたい。
既製品のレストアも良いのですが、自作がやはり楽しいですよね。
それに、ここ10年ほど金田式アンプもトランジスタ、FET、真空管とバリエーション豊かです。
既製品は使わないスイッチも多く回路も複雑です。
それに比べて金田式はシンプルな回路であるといえます。
しばらく既製品のメンテを休み、金田式とHMA-9500もどきの製作に移行したくなってきました。
しかし、手を付けて中途半端になっている機器をどうしよう。
  
やはり自作が面白い 2008/1/6
 オーディオ雑感も2年以上もご無沙汰していたのですね。
ふとしたことからオークションで金田式のA級50Wのジャンクを入手したのがきっかけで、またまた自作路線に進路変更と相成りました。
A級50W製作記にも述べてありますが、なぜ今金田式なのか、なぜ今更A級アンプなのか、、、、、、。
アンプ作りを始めたのが30年以上前で、最初は東芝のICを使用したプリメインアンプでした。
その後、真空管のアンプに僅かの期間移行しましたが、その後に「無線と実験」誌に連載が始まった金田式アンプに興味を持ち、金田教の信者になりました。
A級アンプの迫力(音のみならずその容姿)は心を引き付けて放しませんでした。
特にA級50Wのずらりと並んだヒートシンクと大きなトランスを雑誌で見たときは、「これはすごい」と感激し、いつかは作ってみたいという思いが常にありました。A級30Wでもその発熱はすごいものでしたが、これが50Wならどんな事になるのだろう。それを実感する機会が30年を経て今訪れました。
できるだけオリジナルどおりを目指していますが、ケースだけは少しお遊びをしてONKYOのM-506の躯体を使用することにしました。もともとメーターが大きなM-506は私にとってベストデザインでしたので、その中身が金田式A級50Wという事になれば最高のアンプになるというものです。
アルミのアングルを使用してフレームを組んでいるので、金のこで切ったり穴を開けたりで大変な作業ですが、久しぶりにたっぷり楽しませてもらっています。
さて、音はどうかな??発熱量は??楽しみですね。
1月中に完成させたいものです。
うーん、やっぱり自作は面白い。

  
HPは素晴らしい 2008/6/29
2004年にホームページを開設して早いもので4年以上経ちました。
その間に多くの方々から掲示板に書き込みをしていただいたり、直接メールをいただいたりしました。
同じ様な年齢の方の中には、今までのオーディオに関する経過や現在の状況も同じような方がいらっしゃったりして、親近感を感じることも多くあります。
それに、最近金田式アンプの製作を始めてからはメールをいただくことも増えて、金田式アンプの愛好者の多さに改めて感心しております。
また、貴重な部品をお譲りいただくこともあり、一層金田式アンプの製作に拍車がかかって来ました。
お譲りいただいた基板を見ていると、まるで1970年代の音が聴こえてくるようです。
今回もHPをご覧になったT様から貴重な部品を大量にお譲りいただきました。
せっかくですのでまたアンプに組み上げましょう。
目標は現在進行形のA級50Wの後、A級15W、A級30W、AB級120か180Wを組み、金田式DCアンプでスピーカーをマルチ駆動させることです。
最新の金田式アンプではなく70から80年台の回路と当時のパーツで、、、、。
この一連の製作は過去に部品をお譲りいただいた方のイニシャルも入れ「TIMプロジェクト」と言うことにしましょう。
完結までにはかなりの時間がかかりそうですが。
当時の金田式DCアンプは部品の定格をオーバーして使用したり、発振しやすかったりで、少しでも間違うと一瞬にしていくつかのパーツが昇天するという製作者泣かせのアンプです。
最新のアンプが続々と発表されている中で、今更70年代のA級アンプかと思われる方が多いと思いますが、私にとって金田式アンプ=A級DCアンプなんですね。
とにかくHPのおかげで見ず知らずの方との交流ができることは、私にとって何より嬉しいことです。
これからも先輩諸兄にご指導を賜れれば幸いです。

 
久々の更新 2021/11/05
しばらくぶりにHPの更新を行っています。
単身赴任して7年オーディオは赴任先のアパートで気が向いたときにやる程度。
自宅のオーディオセットは冷え切ったままです。
しかし、何年も更新していなくても見てくださる方はいらっしゃるもので、先月は英語のメールが届きました。
過去にも2回ほどいただいたことがあるのですが、怪しいメールかもしれないと無視(まことに失礼なことですが)してきました。
今回は意を決して返信をしました。 それというのもGooglの翻訳機能が素晴らしく、分かりやすい日本語を入力すると大変うまく翻訳してくれるからです。
メールの内容は、LUXのA3700のレストアをやろうとしているが調整方法を教えてくれと、、、、、
オーストラリアのブリスベン在住の方とか。
手持ちの資料の必要な部分を英訳して回路図共々PDFファイルにしたものを送りました。
ちょうど当方もA3700の再レストアをやっていて、いつものように1年位テーブルの上に乗っかったままでしたが、これがきっかけになり一気に前に進みました。
その他、最近結構メールなどをいただくようになったのでHPの更新と相成りました。
ここ2年ほどは車いじりが主活動だったのでそちらのページも追加しました。
これからは頻繁に更新、リニューアルをしていこうかと思っていますのでよろしかったらご覧ください。
  
断捨離第2弾 2021/11/05
2年ほど前使わないで埃をかぶっている趣味の機材を断捨離しました。
これからオーディオ断捨離を断行することにしました。
というのも、60代半ばになり本当に使うものに機材を絞っていこうと決断したからです。
アンプばかり何台もあってもどうやって使うんだいと今になってやっと気づいた次第です。
基本ラインは、MMカートリッジはSMEのアーム、球アンプのLUXのCL-35UとA3700、スピーカーはLE8T。
MCカートリッジは金田式の一連のアンプ、スピーカーはMONITOR2001。
マルチスピーカーの実験用としてアルテックのドライバーとMONITOR2001のウーファー。
そこにCDとPCオーディオを挟み込むと、、、、。
プレーヤーが2台あるのでそれだけでも場所をとりますが、これらはビジュアル的に気に入っているので現状維持ということで。
結局いくらも減らないのですが、納戸に転がっている機材は処分します。
うまくオークションで資金が稼げたら、オーディオでも車でもお遊びができるかもしれません。
私的にはオーディオも車もおもちゃなので遊んで楽しければそれで良しです。