LUXMAN CL35U

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最終更新:2013/1/29
CL-35取得 2004/9/30

いつものいつのもリサイクルショップ。
ふと目に入ったLUXMANのアンプ。よーく見ると真空管のプリアンプCL35Uです。価格は2万円で電源入らずのコメントが書いてあります。暫く考えた末購入を決意。これと同じLUXの真空管パワーアンプA3700Uを組み合わせて鳴らしてみたい。

早速現状掌握です。
まずヒューズを入れスイッチON。瞬間に溶断。それに何か焦げ臭いような匂いが漂っています。何かが焼けてる・・・。
よく観察すると電源トランスのケースにタール状の黒いものが張り付いています。最初はダンピングかなにかのためにわざと塗っているのかと思いましたがよく見ると違うようです。
不良個所の確認のため電源の平滑コンデンサから基板に行く線(+B)をはずして再度スイッチON。
やはりヒューズが閃光を放って飛んでしまいます。原因は電源回路に間違いありません。次に整流用のダイオードの所ではずして再挑戦。相変わらずだめ・・・ということは平滑コンデンサではなし。整流ダイオードの入口を外してもう1度挑戦するがやっぱりだめ。ということは電源トランスが内部でショートしていることになります。タール状のものはトランス内部の充填材が熱で溶け出したようです。トランスの交換か、、、、、、、、、。
LUXに問い合わせると同等品があるとの事。でも、値段を聞いてあまりの高額に後ろにひっくり返える始末。他の同等品を探さなくてはなりませんが、スペースを考えるとかなり薄型のものでないと収まりません。
どうしよう。

1ヶ月ほどしてオークションにTANGOのトランスが出品され、何とか予算内で落札できました。多少電圧が違うし、ヒーター巻線の容量が足らないようだけどまあいいか。

修理開始

回路図が欲しいところです。LUXに問い合わせると有償で出せるとの事。早速お願いして送ってもらいました。
まず、全てばらばらにします。電線、ケーブルにはすべて番号を付けておきます。
プリアンプはコードが多くて頭が痛くなります。分解した部品の数を見るとうんざりします。
やめりゃあよかったか?

 分解状況・・・・・

分解前 銘板


真空管ソケット周辺 リアパネルパーツ取り外し



フロントパネルスイッチ 電源コネクタ


入力関係配線 分解した部品の数々
   
いよいよ組立開始

シャーシは新しいトランスの取付ねじの穴を開け、その後車の下回りの塗装に使うゴム入り塗料で塗装します。入出力のピンジャックは全て新品に交換します。
スイッチ類は全て分解してクリーナーで洗浄後組みなおしました。
基板上の部品はコンデンサのみ交換してあります。
   



リアパネル
内部配線



タンゴの電源トランス
蜘蛛の巣状態の線材

現在最終組み立ての前でストップしてしましました。
他のアンプに手を付けているので後回しになっています。
まあゆっくりやりましょう。といってもあまり間が空くと細かいことを忘れてしまいます。
というか、はっきりいってもう忘れかけています。ちゃんと紙に書いているのですが、長くなるとその紙自体どこかへいってしまいます。
まあ、回路図があるので何とかなりますが、気力が、、、、、まずい状況です。

再開 2012/12/16
 
HMA-9500Uの修理も終わり次の作業は、、、、。
CL35Uの修理再開です。
購入からもう8年になるのですね。

   


電源トランス 訳が分からん状態です




リアパネル こんなメモしか残っていません
 
かみさんの実家にしまいこんであったのですが、一応梱包しておいたので埃もなくきれいな状態です。
配線が多く、且つ電線に付けておいた番号のラベルも取れているものがあり、最終的には回路図と分解の時に書いたメモだけが頼りです。
コンデンサや抵抗は新しいものに交換しましょう。
今となっては使わないスイッチが多くあり接点が多い機種です。
しかし、とりあえずオリジナルに近い状態で修復し、動作確認後にバイパス工事を行うことといたしましょう。
トランスのヒーター容量が不足かもしれないので外付けでヒータートランスが必要になるかもしれません。
いずれにしても時間がかかりそうです。 正月休みにちょうどいいか、、、、。
  
ヒーター電源 2012/12/16
 
何とかヒーターを取替えたトランスのみで確保すべくいろいろと実験をしてみました。
  


実験用の真空管でのテスト 定電流回路


 ← 取外しが決まった電源及びヘッドフォンアンプ基板
 
12AX7を6本と12AU7を1本で計7本のヒーター電源が必要です。
トランスは15-1.5A-0V、6.3-1A-5-2A-0Vのタップが出ています。
12AX7のヒーターは12.6V0.15Aor6.3V0.3Aですが、6.3V7本では2.1Aで容量不足です。
15Vを使って直流点火も中途半端。 どうしようか組合せを考え、15Vと5Vをシリーズにして直流の実測(無負荷)で30Vを確保し、抵抗で少し電圧を落として12.6V2本25.2Vの電圧を得る方法が良いようです。
それを4組パラレルにしても0.6Aで定格の約半分であり何とかいけそうです。
問題は電圧の落とし方ですが最初にやってみたのが定電圧電源用のLM317Tを使った定電流回路です。
150mAの定電流回路としML317Tの調整用抵抗部分で1.25Vを使いますので残りの4V弱をLM317T本体で受け持ちます。
さすが定電流回路で、スイッチを入れた瞬間からピッタリ150mA流れ、12AX7のヒーター電圧も数Vから徐々に上昇し約11V150mAで安定しました。 LM317Tも4V150mAしかかかっていないので40℃程度の温度です。 但し、12AX7のヒーター電圧が上昇するまではその差を全てLM317Tで受け持つのでかなり発熱します。
しかし、少し電圧が低めです。
次に抵抗で電圧をドロップさせてみます。 計算値30Ωで約145mAでヒーター電圧も1本当たり11.3〜12.6Vでいい線です。 抵抗の発熱も1W未満なのでたいしたことはありません。 
スイッチ投入時も300mAちょっとで、4回路でも1.2〜1.5Aです。
これで十分で2本のペアをとってやれば電圧の差も少なくなるでしょう。
ただ問題は1回路は12AX7が1本ということです。1本分を抵抗で置き換えてやると当然発熱が問題になります。
手持ちの抵抗で実験したところ2Wの抵抗4パラで触っていたれない位になります。 それもそのはず3W近くを抵抗で消費しているのですから。 ちょっと熱過ぎなので1本だけは6.3Vにして5Vのタップを整流して抵抗で少し落としてやることにします。
そうするとそれらの部品を納める基板が必要となります。 とても別途基板を取り付けるスペースもないので、電源・ヘッドフォン基板を外してそこに新しい基板を付けることにします。
まあ、ヘッドフォンを使うこともないでしょうし、ヘッドフォンアンプの電源確保の問題もありますので。
 

ヒーター電源その2 2013/1/2
 
ヒーターの件でもっと効率の良い組合せはないものかといろいろと考えて最終的には次のような組み合わせになりました。
15Vを整流して約21V、これに12AX7のヒーター6.3V接続で3段重ねで18.9V、差は約1Vでこれを抵抗で消費させます。
1V-0.3Aで0.3Wの電力消費となります。 これを2パラで6本。 もう1本は6.3Vから単独でとります。
仮配線で実験してみるとほぼ計算通りとなりました。

抵抗類も入手しいよいよ基板の補修に着手です。

  
 
予算の関係もあり特別高級な部品は使っていません。
カップリング用のコンデンサは何にしようか思案中です。

 
電源基板 2013/1/5
 
ヘッドフォン基板を撤去してヒーター用整流回路とB電源の抵抗群を取付ました。


  ← ヒーター用整流回路 2系統と電源の抵抗群
  
ヒーター用のケミコンは立型だと高さの関係でNGなので、いつ買ったか分からないチューブラー型1000μを3パラで使用。
抵抗の脇(右側)のダイオードはB電源用。

 
電源基板完成 2013/1/6
 
電源基板の配線が終わりました。
 




電源基板完成 AC電源にはリレーを追加
 
ヒーター回路のブリッジダイオードが大きすぎて基板を無理やり下げています。 本当はあと1mmほど上げたいのですが。 電源スイッチのマイクロスイッチの接触も怪しい気がしたので、リレーを取り付けました。
部品はなるべく手持ちのものを使用しコスト削減に努めています。
1日1時間程度の作業時間しか取れないのですが、それでも毎日やっていると前に進むものですね。
 
  
ヒーターと電源の配線 2013/1/8
 
ヒーターと電源の配線を行いました。
 



ヒーター配線の接続 ヒーター配線


   ← 電源のリレー回り
 
やっと電源関係がほぼ終了しました。
後日ヒーターの点灯実験を行います。 事前に実験済みなので問題ないはずですがトラブルは付き物でして、、、、。
リレーを付けたおかげで配線が複雑になってしまいました。
  
ヒーターの試験 2013/1/9
 
ヒーターの点灯試験を行いました。 
 




3本1組No.1の試験中
 
最初に1本単独の試験を行いましたがこれは1発でOKです。
次に3本1組のNo.1の試験です。 真空管を挿す前に電圧のチェックを行ったところ電圧が出ていません。
なんでこんな間違いようのない部分でトラブルの? と思いながらも基板を外して配線をチェックすると、なんということでしょう、配線が一か所繋がっていません。 まあ、いつものケアレスミスですな。
配線を直し再度スイッチを入れると今度はOKです。 真空管を差し込み電圧を確認します。
6.3V3本で18.9Vのところ19.04Vです。 これはピッタリですが、3本のばらつきを見ると1本だけ電圧が高めです。 しかし定格の7%程度の範囲です。 試験用に購入したジャンク扱いのTADのECC83は前回の試験でもばらつきがありましたのでこんなもんでしょう。 CL35についていた真空管はドイツ製と日本製の混合ですが、ばらつきはかなり少なかったようです。
もう一つ思わぬトラブルがありました。 電源スイッチはマイクロスイッチを使用してありますが配線しようと接点の確認をしたらスイッチのレバーがONの位置でマイクロスイッチがOFFになります。
今までの配線の通りだと逆になっている状態ですが、もう片方の接点に半田付けの跡はなく、これはどういうことかと、、、。 考えていても仕方ないので接点を逆にして問題解決。

  
基板部品の取付 2013/1/11
 
基板に抵抗とコンデンサの取付(交換)を行います。
回路図を基に部品を手配したのですが何か所か回路図と違う値の抵抗が、、、、。

  





抵抗とコンデンサの取付   リード線はカップリングコンデンサが付く所
 
真空管のプレート、カソード回りの抵抗で回路図と違う値の抵抗が付いています。
回路の動作上結構重要な部分なので少し気がかりです。 トランスを交換してあり、+B電圧も回路図の数値を基に調整したのであまり嬉しい状況ではありません。
回路図を実際の抵抗値に置き換えて確認しなくてはいけなくなりました。
というのもCL35Uでネット検索をすると修理やメンテナンスのサイトが幾つかあり、そこに電圧データなどを記入した回路図が出ていたりするのですが、当方が所有している回路図のB電源の電圧と結構大きな差があるものがあります。
マイナーチェンジもあるでしょうし、回路変更もあるでしょうから当方の回路図と実機が違うなんてことも良くある話でしょうが。 それに、驚くことに電源スイッチが上でONのものと下でONのものがあるとか。
ということはうちのは下げてONだったのか!!  フロントパネルがかみさんの実家に置いてあるのでネットの写真で勝手に判断したのが間違いだったか? ということはマイクロスイッチの配線も変更なしでよかったということですな。
困ったことに今まで配線してあった端子を根元からニッパーで切ってしまいました。
今度は同じサイズのマイクロスイッチを探さねばなりません。
不足部品も注文しなくては。
  
コンデンサの取付 2013/1/29

ネットでカップリングコンデンサを購入し取付を行いました。
  
 
コンデンサはASC X363
 

カップリングのコンデンサは何にしようかネット検索しコメントと価格でASC のX363にしました。 それでも16個といえば結構な金額になります。
被覆のカットの仕方がギザギザで面白いですね。 そこだけ見ると安っぽいというか、合理的というか、、、。
あとは抵抗数個とコンデンサ数個で基板の部品交換は終了です。