ガイアノーツ おうち de デカール

 

2008.11.25(火曜日)

ガイアノーツからインクジェットプリンタで手軽にデカールを作ることが出来る ”おうち de デカール” という商品がリリースされました。

私は最近、インクジェットで作成できるデカールを探しておりましたが、今回、模型店で入手することが出来ましたので、実際にうまく作れるかどうか検証してみたいと思います。

内容はA6サイズのデカール用紙が2枚。そのほかに印刷したデカールを目的の場所に貼り付けるための接着剤シートが2枚付属されています。価格は600円(税抜き)。ホワイトタイプ。

今回はフジミから641/2がリリースされ、キットにはマールボロデカールが付属されていませんので、マールボロデカールの試作品を作りつつ、ガイアノーツの検証を行いたいと思います。

フジミのデカール、なぜかカーナンバー2のマンセルのデカールが付いていません。マンセルファンの方は自分で用意しなければなりません。

ただ何もなしにデカールは作れません。何か参考になる元データが必要になります。

そこで、タミヤの1/12キットからマールボロデカールデータを拝借。タミヤのビッグスケールが発売された当時、きちんとタバコデカールが付属されていました。

今回はこのデータをスキャニングしてデカールを作成したいと思います。タミヤのキットはきちんとカーナンバー2も付属されています。

そして出来上がったのが左のデータ。プロスト仕様のマールボロです。いきなり完成でごめんなさい。操作方法はあえて紹介しません。複雑なので。

使ったソフトはマイクロソフト社のフォトドロー。私はこのソフトを長年愛用しています。インクジェットプリンタでのデカール作成は、表示されているデータがそのまま印刷物になるので、高価なグラフィックソフトは必要ないと思います。

ちなみにプロストのフォントはEras Bold ITCフォントを使用しています。マールボロのフォントは同じものが無いので自作です。

先ほど作成したデータを元に、コピー、貼り付け、サイズ調整、反転をします。一応マンセル仕様も作りました。

今回使用するデカールシートは反転させて作成するのがポイントです。

インクジェットでデカールを作成する場合、余白を十分に考慮して作った方が失敗しなくて済みます。

それでは実際に印刷してみます。

私が使用したプリンタはエプソンのPX−G。このプリンタはEPSONフォトシール印刷という設定が専用に用意されています。その設定で印刷してみると、なかなか綺麗に印刷することが出来ました。

ここまでは完璧です。

小さい文字もドット潰れも無く綺麗な仕上がりです。

ただ問題はデカールを貼ってクリアーをふけるかどうかが重要です。

印刷してから10分程度乾燥させて、次の工程として薄型接着剤シートの貼り付けです。黄色のシートを剥がして、印刷した面に空気が入らないように慎重に張り合わせます。

実際このシート(接着剤シート)が白色なので、印刷面を綺麗に引き立てています。

このシートが透明であれば、透明のデカールの作成も可能のような気がします。おそらく今後、出てくるでしょう。

これでデカールの作成は終了です。ちょっとデカールの厚みが気になりますが。

それでは実際にこのデカールを貼り付けてみます。接着剤シートの透明なフィルムを剥がし、貼り付けたいところに固定します。このとき、シールのような粘着力で貼り付けるので位置決めを慎重に行い一気に貼り付けなくてはなりません。デカールと言うよりまさにシールです。

そして貼り付けが終わったら最後にデカールの表面に少量の水を含ませ10秒ほど待ってから最後の紙を取り除くとデカールの完成です。感覚的にはタイヤマークを貼るような感じでしょうか。

ただ、このデカール、先ほども述べたとおり貼り付け方がシールと同じなので非常に気泡が入りやすいです。

気泡に苦しみつつ、左の画像のようにデカールを貼ってみました。

このデカール、いかに気泡が入らないようにするかがポイントになってきます。っていうか、気泡が完全に入らないように貼るのは無理のような気もしますが・・・

一応同じものを2枚作ってみました。

これからが問題のクリアーに耐えられるかの検証です。片方をラッカー系のクリアー、そしてもう一方をウレタンクリアーを吹き付けたいと思います。両者とも量を気にせずたっぷりと豪快に吹き付けます。

クリアーを吹き付けてみました。(写真ではあまり良くわかりませんが・・・)

吹き付けたときも特段デカールが侵されるような事もありませんでした。(右がウレタン、左がラッカー)念のため1日まってから写真を撮りましたが、1日置いてもインクが溶けることもなく綺麗に硬化が進んでいます。

トップコートには非常に耐久性に富んだ作りになっているようです。ただ問題はこの白い部分が今後、経年変化とともにどのようになっていくかです。黄ばんできたりしなければいいのですが。あとは剥がれたり割れたりしないかどうか。それとやはり貼り付けるときの気泡が一番の問題点です。