値幅制限(ストップ高・ストップ安)

株価は1日の間に変動しますが、1日に変動する株価には上限と下限があります

これは急激かつ大幅な株価の変動によって市場が混乱し、投資家に不測の損害を与えないようにするためのものです。

この値幅制限があるために、1日で株価が何倍にもなるということはなく、逆に1日ですべてを失ってしまうようなこともありません。

ストップ高・ストップ安って何?

値幅制限の上限まで株価が上がることをストップ高といい、下限まで株価が下がることをストップ安と言います。

ストップ高になると1日で株価が上がる限界まで上がったことになり、ストップ安は1日で株価が下がる限界まで下がったことになります。

一時的に売買できなくなる

ストップ高やストップ安になると基本的に売りと買いのバランスがくずれるためいったん売買が停止され、一時的に売買が停止されて買い注文と売り注文のバランスが合うまで買ったり売ったりできなくなります。

その状態のままその日の取引が終わると「ストップ高で値付かず」となり、翌日以降まで続きます。2日連続ストップ高とか3日連続ストップ高となる場合もあります。

ストップ高(ストップ安)は注文した順番は関係なし

ストップ高(安)になったときは、注文を早く出したほうが優先という原則は働かず、すべて「同時に出された注文」として扱われ、注文を出している証券会社の数や注文の数量の多さによって配分されることになります。

自分が買っている株がストップ高になるとすごく嬉しいし、ストップ安になると相当凹みます。

持っていない銘柄がストップ安になった場合、売られた理由によっては「パニック売り」といって、何かの情報でみんなが焦って売られた「売られすぎ」のケースもあり、売られすぎのストップ安を狙って「安くなったところで買っておいて適正値まで値が戻るのを待つ」という投資手法もあります。

値幅制限の金額は前日終値の株価によって違う

1日の値幅制限は前の日の終値の値段によって以下のように違ってきます。

前日終値 値幅制限
100円未満 上下30円
100円〜199円 上下50円
200円〜499円 上下80円
500円〜999円 上下100円
1,000円〜1,499円 上下200円
1,500円〜1,999円 上下300円
2,000円〜2,999円 上下400円
3,000円〜4,999円 上下500円
5,000円〜9,999円 上下1,000円
10,000円〜19,999円 上下2,000円
20,000円〜29,999円 上下3,000円
30,000円〜49,999円 上下4,000円
50,000円〜69,999円 上下5,000円
70,000円〜99,999円 上下10,000円
100,000円〜149,999円 上下20,000円
150,000円〜199,999円 上下30,000円
200,000円〜299,999円 上下40,000円
300,000円〜499,999円 上下50,000円
500,000円〜999,999円 上下100,000円
1,000,000円〜1,499,999円 上下200,000円

150万円以上は割愛します。

値幅制限の拡大

3日連続してストップ高やストップ安で売買が成立しなかった銘柄には、翌日から値幅制限が2倍に拡大されます。

これは、相場 が急騰(または急落)して数日間ストップ高が続き、売買ができないケースや、発行済み株式数の少ない銘柄では注文が偏り、売買が成立しないケースなど、制限値幅の適用が売買機会を狭めることを防ぐためです。

値幅制限拡大の条件

値幅制限拡大の条件は3日連続でストップ高もしくはストップ安が続いており、売買が成立せずに売買高がないことです。

上の条件を2つとも満たすと値幅制限が通常の2倍に拡大されます。ストップ高が連続した場合には上限のみ、ストップ安が連続した場合には下限のみが拡大されます。

値幅制限拡大の解除

拡大した制限値段(上限を拡大した時にはストップ高の値段、下限を拡大した時にはストップ安の値段)以外の値段で売買が成立した場合には、その翌営業日から通常の値幅制限に戻されます。

注文は値幅制限の範囲内で

指値注文は値幅制限の範囲内でしか注文を出すことができません。

株価が急激に値上がりをしている時に買い注文を出す場合は、値幅制限以上の値段で買い注文を出すと受け付けてもらえず、注文をしなおしている間にストップ高になってしまうということもありえます。そうならないよう、急激な値上がり時に買う際は成行で注文をするか、値幅制限を確認してから注文を入れましょう。

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