「指値注文」で値段を指定して買う

「指値注文」で値段を指定して買う/株の買い方(購入方法)指値(さしね)注文は、株を買うときや売るときの基本的な注文方法で、「いくらで買う」「いくらで売る」というように値段を決めて注文します。

株を買うときはできるだけ安く買いたいし、売るときはできるだけ高く売りたいものです。そこで活用するのが指値注文です。

株の注文方法の中でも一番基本的な指値注文についてまずは解説していきます。

指値は基本的な株の注文方法

指値注文は、自分で買いたい値段を決めて株の買い注文を出します。「この値段なら買っていい」という金額を指定しておけば、株価がその値段まで下がった時点で買うことができます。

例えば、100円で指値の注文をした場合、今の株価が101円以上なら、株価が100円に下がるまでは約定(株の注文が成立して買えること)されません。指定した金額内で買える時点ではじめて売買が成立します。

売るときも同様で「この値段なら売っていい」という金額を指値注文で指定しておけばその値段で売れるようになったら売ることができます。

注文した値段以上で買うことはない

当然ですが、自分が指値で提示した金額より高い金額で買ってしまうことはありませんし、指値で指定した金額より安く売ってしまうこともありません。

金額を指定して買い(売り)の注文を出すので、指値で買いの注文を出した場合、今の株価が指定した金額よりも高い場合は、指定した金額以下に株価が下がるまではその株を買いません。

自分で決めた値段以上で買ってしまうことがない代わりに、指値で決めた株価まで下がらなければ買えないので買いのチャンスや売りのチャンスを逃してしまうこともあるというデメリットもあるのが指値注文の特徴です。

指値で指定した金額より安く買えることもある

指値では、注文した値段を超えない範囲で一番安い値段で約定されます。例えば100円で指値注文を出しても、株価90円の売り注文があった場合は、90円で約定されます。

「高い値段で指値注文をしたら今の相場より高く買ってしまうんじゃないか?」なんて心配はありませんので安心してください。例えば150円で指値注文を出しても売り注文の一番安いものが100円なら100円で買うことができます。

とにかく買ってしまいたいときは、今の株価よりも高めの金額で指値注文を出しておけば、株価が急な値上がりをしても指値で出した値段の範囲内で買うことができますし、株価がそのままであれば今の株価で買うことができます。

同じ値段の指値なら早いもの勝ち

指値での注文は値段が同じなら早く注文を出した順に約定されていきます。

例えば指値注文を100円でした時点で、自分の前に同じ100円で1000株の注文があった場合、前の1000株の注文がすべて約定した時点ではじめて自分の株が売買されます。

「約定」してはじめて株を買えたことになる

先ほどから何度か「約定」(やくじょう)という言葉が出てきましたが、株の売買注文を出してもその時点では買えた(売れた)ことにはなりません。自分が指定した指値の値段以下で売ってもよいという人がいた時点で売買が成立します。

この株の売買が成立することを約定と言います。よく使う言葉なので覚えておいてください。約定=売買成立=株を買えた(売れた)ということです。

指値で買える確率を高めるには

指値で注文する場合、1000円、100円など、きりのいい値段には注文が多くあつまる傾向があります。

きりのいい数字より少しだけ高めに

人間の心理的にきりのいい値段には注文が多く集まる傾向があるので、101円、102円など、きりのいい値段より少し高めの値段で指値注文を出しておいたほうが約定される確率は高くなります。

例えば今の株価が105円で「100円で買いたい」という場合、同じくきりのよい数字の100円で買いたいと思う人はけっこう多いものです。先ほど書いたように同じ値段の指値なら早く注文した順になるので、すでに同じ値段での先約がいることがよくあります。

そこで、101円で指値注文を出しておくと1円高い値段で買うことにはなりますが、買える確率は高くなるということです。

次のページでは、指値注文と同じく基本的な注文方法の「成行注文」について解説していきます。指値注文と成行注文の使い分け方なども次のページで解説します。

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