株価チャートの見方

株価チャートで値動きの流れがわかる

株価チャートは株の基本とも言えます。株価を見るときは現在の株価はもちろん大事ですが、どういう動きをしてその株価になったかという”方向性”も大事です。

例えば同じ「株価100円」でも200円から下がってきて100円なのと50円から上がってきて100円なのでは意味が違いますし、同じ「50円から上がってきて100円」でも1週間で100円になったのと1年かけて100円になったのでは違ってきます。

これらの株価の動きは数字だけではイメージしにくいものです。それを初心者が見ても今までの株価がどのように動いたかがビジュアル的にわかるようになっている優れたものが株価チャートです。

同じ株価でもそれまでの動きによって意味が変わってくる

株価の動きが「どのくらいの期間でどのように上がったり下がったりした結果、今この株価になっている」というのをチャートを見ればビジュアル的に判断できます。

そこから今後株価が上がりそうか下がりそうか、買いや売りのタイミング、利益確定や損切りのラインなどを判断することもできますし、いろいろなテクニカル指標(移動平均線など)と組み合わせて判断の精度を高めることもできます。

株価チャートはあくまで判断の材料であり、絶対的なものではありませんが、株価チャートの基本的な見かたを覚えておくと投資の判断の効率は飛躍的に上がるでしょう。

例えば、株の代表的な指標の日経平均株価の今の株価チャート(Yahoo!ファイナンス)は今はこんな感じです。

チャート画像

過去の値動きを数字だけで見るよりチャートで見たほうがどんな動きをして今の株価になったのかわかりやすいし、今後どういう動きをしそうか予想もしやすいですよね。

しかし、昔の株価がどう動いていようが、そこから今後の株価の動きの予想をしたり、買い時の銘柄を見つけたり、買うか売るかなどの判断などができなければ意味がありません。

チャートを見て過去の株価の値動きを知り、今後の株価の動きを予想するためのチャートの見かたの基礎知識をこのコーナーではお伝えしていきます。

※まだ株の口座開設をしていない方は、まず無料で口座開設をして、実際にリアルタイムの画面を見ながら株価チャートを見ていくとわかりやすいですよ。口座開設の手順を参考に口座を作ってみてください。

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チャートを見て買うタイミングを見つける

株価チャートイメージ

株を買いたい会社を見つけら、その会社の株価チャートを見ることによってその株の過去の値動きが見れます。

株を買うときは「タイミング」が大事です。

たとえどんなに優良な会社でも、株価は上がったり下がったりするので、せっかくいい会社を見つけても株価の基準が高いところで買ってしまってはあまり値上がりは期待できません。

逆に、あまり業績の良くない会社でも、株価チャートを見てあきらかに値下がりしすぎている地点から上昇しだしたところなら、今の株価は下がりすぎなのでその会社の業績に見合った株価まで値上がりする可能性があります。

株価が割高か割安かというのは、PERなどの指標を見て判断することもできますが、株価チャートを見ることで、割高か割安かだけでなく、今その株が上昇基調にあるのか、下降気味なのかという現在の株価の流れ(方向性)がわかります。せっかくいい会社を見つけて株を買うなら、株価が上昇基調にある時に買いたいですよね。

そういった買いや売りのタイミングを見るのに株価チャートは非常に適しています。

「この銘柄どうかな?」というときは株価チャートを見て買い時かどうかタイミングを判断できますし、「今度はどの銘柄を買おうかな?」というときはチャートフォリオなどを使って今の株価チャートの形から候補の銘柄を探すこともできます。

株価チャートはテクニカル分析の基本

テクニカル分析(株価の値動きから投資判断をする分析方法)を使い、株価チャートのみを参考に投資をして利益をあげる人もいるくらい株価チャートは極めてしまえば使えるものです。

株価チャートの基本はローソク足チャートで、ローソク足チャートでは、ローソク1本で1日のなかの始値、終値、高値、安値がわかります。それらの数字はネット証券のホームページ上でもわかるのですが、前日、前前日と過去にさかのぼって株価を見ていくとき、全て数字で表されていても見にくくて普通の人は流れを読むことができません。

しかし、数字でなくチャートという形でビジュアル化することで、今までの株価の動きが初心者でもわかりやすく見ることができます。

テクニカル分析では株価チャートの流れや株の値動きを見て投資の判断をします。

「株価がある価格を越えたら強気のサインなので買い!」「ある価格より下がったら弱気のサインなので売り」「ゴールデンクロスが現れたので買い!」というように株価の値動きを見て売買をする投資方法で、チャートという形でビジュアル化されているからそういった売買のポイントを見つけやすくなります。

株価チャートを見るときは単に過去の株価の値動きがどうだったかだけでなく、そこから何を読むかが大事です。

チャートの見かたの感覚は株以外でも役に立つ

チャートを見るということは今の株価にとらわれずに長期や短期のトレンドを見るということです。

この感覚を身につけると株式投資だけではなく、人生のいろいろなところで役にたちます。

今の株価(現在)だけを見るのではなく、その株価になるこれまでの背景(過去)からパターンを見つけたり、パターンや流れをもとにこの先どうなりそうか(未来)を予測するという感覚が身につきます。

これは例えば身近なところでは、健康診断の数値や、ダイエットするときの体重、貯金などで「今の数字」がどうかだけにとらわれず、流れを見て考えることで早く対応できます。

健康もダイエットも貯蓄も「ヤバい」となってからでは大変だけど、早く対応すればするほど楽ですよね。10キロ痩せるより1キロ痩せるほうが楽だし、1年で100万円貯めるより10年で100万円貯めるほうが楽です。

でも今しか見ていない多くの人は追い込まれないと動かないので「10キロ痩せなきゃ」「あと1年で教育資金を貯めなきゃ」と、動き出したときはかなり大変な状況になってしまうのです。

でも、”流れを見る”という感覚を持っている人は「あ、数値が増えてきたな、対策しよう」とすぐに元に戻せる段階で動くから楽なんです。

このあたりは株を通して成長するのカテゴリで今後お話していこうと思っています。株価チャートに話を戻します。

チャートに表れる人間の心理

同じ株に投資をする人はみんなその株のチャートを見て値動きをチェックします。みんなが同じチャートを見て少なからず参考にするということは、株価チャートには人間の心理がはたらきます。

「こう動いたから今度はこうなるだろう」という基本的なパターンを覚えたり、銘柄ごとの動きのクセをつかんだりすることで株価の動きの次の流れをいち早く察知し、上昇が本格化する前に先立って買ったり、下がる前に売って利益を確定して儲けることもできます。

また、「もし予想がはずれてダマシになった際はいくらで損切り」といった、 基本のパターン通りに株価が動かなかった時のことも考え、先を読んだチャートの見方をすることで勝率を上げたり、損失を小さくしたりすることができます。

株価チャートはあくまで判断の材料であり、絶対的なものではありませんが、覚えておくと投資の効率は飛躍的に上がるでしょう。

では、基本となるローソク足チャートの見方を見てみましょう。

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