株価チャートで何がわかる?

ローソク足チャートの基本的な見方は前のページで説明しました。では株価チャートをどう投資の判断の基準にしたらいいでしょうか?

買い方が強いか、売り方が強いか

ローソク足チャートの図

ローソク足チャートは、陽線の場合は始値より終値のほうが高く終わっているので、その日は買い方の勢いのほうが売り方の勢いよりも強かったことを意味し、ローソクの長さが長いほど強い勢いがあります。

株のしくみ/株価のページで解説したとおり、株価は私たち投資家が買いや売りの注文を出すことで決まります。買いの注文のほうが多ければ、売りたい人は売値を上げて高く売ることができるので、株価は上がっていきます。

陽線は株価が上がった状態で終わったときに出るので、陽線の日は買い方のほうが勢いが強かったことがわかります。逆に陰線の日は売り方のほうが勢いが強かったことがわかります。

十字線 − 買い方と売り方の勢いが同じ

ローソク足チャート、十字線のイメージ

買いと売りの勢いが同じ場合、始値と終値が同じ値段になり、ローソクの形にならないばあいがあります。これを十字線といい、株価の流れの転換点になります。特に、高値圏や安値圏で出た場合は株価の流れが逆の方向に向かう可能性があるので注意が必要です。

株価が上昇を続けている時は、「まだまだ値上がる」という強気の買い方の勢いが強いのですが、あまり高くなってくると、「そろそろ下がり出すんじゃないか?」という高値警戒感や、十分に利益が出てきた利益確定の売りの注文が出てきます。

今まで勢いの強かった買い方と同じくらい売り方の勢いが強くなるとこのサインが出てくるので、その後売り方の勢いのほうが強くなれば下げ相場に転換する可能性も出てきます。

ただし、十字線が出た翌日また陽線で値上がりを再開すれば、買い方優勢は変わらないので株価の上昇の流れの継続が見込めます。

で、結局何がわかるの?

結局何がわかるのかというと、チャートはその日の値動き(=投資家たちの心理)を見やすいようにグラフに表現したものです。「なぜそう動いたのか、なぜ買い(売り)が強まったのか」など投資家の心理を考えつつ、「こう動いたならみんなはどう動く(どう思う?)」という心理を考えていくことが大事です。

投資家たちの心理を考えるための参考として、数字ではわかりにくいのでチャートというビジュアル的に動きがわかりやすい形で値動きを見ているんです。

次は「チャートに現れる投資家の心理」について解説します。

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