DNSで韓国旅行 2004年7月17日(土)〜7月20日(火)

韓国地図

祝日海の日を入れての3連休は今年最後の大会と言われている紋別オホーツクマラソンに参加予定でしたが,6月末に発生した故障であえなくDNSとなりました。走らずして休日を過ごすにはどうしたらいいか?単純な結論は旅行に行くこと。ちょうど貯まったマイレージが充分あるので試しにその航空会社にアクセスすると3連休はやはりほとんどマイレージ用の席はなく,しばらくはパソコンに電源を入れるたびにHPで空席状況をチェック。締め切りギリギリの11日前に希望とおりの席がとれました。3連休に夏休み1日をプラスして3泊4日の7ヶ月ぶりの韓国旅行が決定しました。今回はいつも行っている水原市には寄らずにソウルから4月開業の韓国新幹線KTX(以下:KTX)の乗車と韓国の古きよき伝統が残る安東市(アンドン)を回り,釜山の友人一家に会う計画を立てました。(左:韓国のおおまかな移動ルート)

 7月17日(土)

  行きは羽田・成田経由。羽田空港からはリムジンバスが速くて安いけど、羽田空港からエアポート快特というのがあってこれを使うと、時間は余計にかかるけど料金はほぼ半額なのでこれを利用し、成田空港には13時前に着きました。この旅行に間に合わせるよう携帯電話はFOMAに変えました。FOMAカードを入れ替えれば、同じ番号で携帯電話がレンタルできます。
 3連休初日というのにこれといった行列はなく、スムーズに出国手続きができました。15時ちょうどに成田出発。空港から座席バスに乗りソウル市内に向かいます。ソウル駅で下車して明日のKTXの切符を買ってから、地下鉄で2駅目の鐘路(チョンノ)の旅館街に行き、1泊35,000Wのトイレ・シャワー付きの部屋に本日の宿としました。
 夕食は居酒屋らしきところでプデチゲを食べました。プデは部隊と書き、鍋にハムやソーセージ、ラーメンが入ってます。この鍋は朝鮮戦争時代の軍隊の食事で保存のきく缶詰のハム・ソーセージで鍋を作ったことに由来するらしいです。 

新ソウル駅 旧ソウル駅 プデチゲ
新ソウル駅 旧ソウル駅 プデチゲ

7月18日(日)

 朝7時15分のソウル発東大邱(トンテグ)行きのKTXにのりました。ソウルを基点に逆Yの字で釜山方面と木浦方面に分かれています。現在釜山方面はソウル市内の一部を除き東大邱まで新幹線用の専用路線があり、そこから釜山までは一般路線に乗り入れており、日本でいえば秋田・山形新幹線といったところでしょうか?約250km離れた東大邱まで1時間48分の旅です。
 このKTX評判はあまりよろしくありません。料金が高い。シートピッチが狭い。座席が回転できない。音がうるさい等々。フランスのTGVの技術を採用しているようですが、山国の韓国には日本の新幹線技術のほうがマッチしていたのかもしれません。    

切符 KTX KTX
切符(自動改札機対応) KTX KTX
KTX車内 トンテグ駅 北部バスターミナル
評判の悪いシート。中央でお見合い式です。 東大邱駅 大邱北部バスターミナル

 車両中央を境に進行方向側と反対側に固定されており、いわばお見合い形式のシート配置です。時速300kmで反対側に進むと酔いそうです。切符を買うときには進行方向側の席と指定して買いました。シートピッチは狭く飛行機エコノミークラス並み。在来線のセマウル号やムグンファ号のほうが広いです。
 ソウル駅を出ると市内を抜けるまでは在来線を走るのでノロノロ運転ですが、新線切り替えのため地下に潜って、また地上に出る頃になると速度はぐーんと加速し、300km弱まで上がります。速度は車内のモニターに表示されます。
 9時3分あっという間に東大邱到着。KTXの開通により大邱・ソウル間の航空機の本数はかなり減ったと聞いてます。駅から市内バスで安東への発着路線である北部バスターミナルに向かいます。大邱は200万都市なので駅からバスターミナルまでも1時間弱かかりました。大邱から安東までは距離にして約100km。高速道路を走って1時間30分で安東駅前のバスターミナルに着きました。

昼からカルビ 安東名物塩サバ販売の看板 安東駅

 安東は人口約10万人の静かな盆地の中の街で、自治体としての面積の広さは韓国でも有数だそうです。観光地も数多くありますが、いずれも街中心部から外れていることとバスの本数が少ないので車がないと回れないのが辛いです。さて観光地だから旅行者が多いのかと思いきや静かな地方都市でした。まず大きな荷物をコインロッカーに預けて、田舎で民泊(民宿)に泊まろうと思ったのにコインロッカーはありませんでした(T_T)大きな荷物を持って移動したくないので、今日は駅前の比較的立派な観光ホテルに部屋が空いているのを確認したうえで荷物を預かってもらいました。
 安東でも目的地は河回村(ハフェマウル)ですが、バスが1日8本で次のバスまで2時間以上あることから昼食を兼ねて市内中心部を見物しました。小さい街なので商店街を回るのも飽きた頃に昼食ですが、安東では多くの名物があります。ひとつは牛肉で、日本でいえば松阪牛のような良質な肉の産地です。もうひとつは塩サバ。盆地の安東でサバ?は意外な気もしますが、東海(日本海)で獲れたサバを塩漬けし2日がかりで安東まで運んだことに由来するらしく、この2日がポイントです。腐る手前が酵素が分解されておいしいそうです。そしてこの塩振りの名人というのがいるらしく、街の至るところでその人の写真を見ることができました。
 昼食はサバを選ばず、昼から牛カルビにしました。約400gで14,000Wにビール1本を追加してしめて17,000W也。これで豪快に骨付きカルビを食べられるのだから贅沢ですね。味もなかなかのものでした。安東にはほかにも鳥料理とか安東焼酎という45度の強烈な焼酎もあって伝統の食文化が生きています。

 河回村(ハフェマウル)へ
 14時05分に安東市外バスターミナル向かいのバス停から市内バスに乗車すること約40分で蛇行した洛東江(川です)がS字状に村を囲む韓国の伝統的な村河回村に到着。ちょうど15時からここの伝統芸能である仮面舞踊劇が広場で上演されるとのことで広場に向うも気温はゆうに30度を超えるような暑さ。座っているだけでも汗が出てきます。週末ということもあり広場は満員状態。この伝統舞踊は韓国の重要無形文化財に指定されているそうです。

 この仮面劇は河回村守り神を楽しませる娯神行為として古来から行なわれてたものとのことで、それぞれストーリーがあって今では観客も参加できるようアレンジされており、特に金髪の外人は目立つのか格好の餌食にされてました。
 仮面劇のあとは1時間くらい由緒正しき韓国の伝統の河回村を散策しました 

特権階級の家 家を改造して売店に ハングルで民泊。民宿です。
農地もあります 土壁がなんともいえません 大河の洛東江
1時間ほど散策しましたが、夕方というのにとにかく暑い。家を改築した喫茶店でテチュ茶(なつめ茶)を飲みながらの散策でした。村自体はだいたい1時間あればひとまわりできるくらいの広さでちょうどよかったです。17時発の安東市内行きのバスに乗り街に戻りました。
 夕食は名物のサバの塩焼き定食でした。サバは塩辛く小ぶりで北海道で食べるほうがおいしいみたいです。

 翌朝は少し早起きをして安東ダムのほうに行ってきました。もう少し頑張れば韓国時代劇のロケ地があるそうです。朝8時のバスで釜山に向かいます。

7月19日(月)

 高速バスを使って韓国第二の都市釜山までは3時間半かかることになっていますが、3人しか乗せていないバスは高速道路を順調に進み3時間弱で到着してしまいました。釜山では友人との約束の時間が4時なので時間がありました。まずは昼ごはんということでガイドブックに登場する有名店で参鶏湯(サムゲタン)を食べ、CD店で韓国映画のビデオCDを購入し、市場を俳諧しました。日本からの観光客を見込んでか屋台では冬ソナの音楽CDが多く売られてました。値段を聞いてみると他のCDより2倍近い値段でした。こういうときは他のCDと一緒に買うと安くしてもらえます。
 その後に日本でも上映された「チング(友へ)」のロケ地に行ってきました。繁華街の南浦洞(ナンポドン)から地下鉄で数駅行った凡一洞(ポミルドン)駅から国鉄線を渡るところからロケ地が始まります。ここをチング通りとして観光名所にしたらしいですが、韓国では平日のこの日、カメラ片手に観光客をしていたのは私しかいませんでした。

「チング通り」の案内板 4人が渡った歩道橋 顔をはめて記念撮影といきたいが
他校生と乱闘寸前になりかけた映画館 チングの4人。サイン入りです チング通り全景

その後、市内バスで新しくなった釜山駅に移動。こちらも9年前に初めて釜山に来たときに見た釜山駅とは比較にならないほど立派になっており空港並みでした。 

釜山駅。ガラス張りの駅舎 駅前広場 釜山は山にへばりついた街

  その後、友人夫婦と合流し、タクシーで30分ほど離れた郊外のアパート街に。坂の多い釜山だけに友人のアパートも山の中腹にあります。スキー場でいえば上級コース並みの急斜面を登ります。足が鍛えられそう(^^;ちなみに韓国ではアパートといっても分譲マンション並みに立派です。夕食は急坂を乗り越え、うなぎに貝焼きでした。さすが海に面した釜山です。

バイリンガルな友人の子。カワイイ♪ うなぎと貝の炭火焼き 友人宅

 友人の子は2歳。歳をきくと日本語と韓国語で返してくれます。家では丁寧な日本語。外で遊ぶときは韓国語と完璧バイリンガルです。
友人ともお酒を飲みながら夜遅くまで話してました。ありがとうございました。

7月20日(火)

 タクシーでショッピングセンターを経由して金海(キメ)国際空港へ。以前は国際線と国内線は近接していて食事をするときは国内線ターミナルの食堂で安くてディープな韓国料理が食べられたのですが、移転して離れてしまい、国際線のほうは当たり障りのない韓国料理でした。韓国料理とはまた、しばらくお別れです。
 名古屋経由でまた北海道に戻りました。

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