2005年GW韓国の旅(5月3日〜5月8日)
マイレージの特典航空券を使って韓国に行ってきました。ソンス妻は2回目の訪韓です。
5月3日(火) 札幌〜関西空港〜ソウル
連休中ということで混雑を覚悟して行ったものの空港内や機内は閑散としてました。午後5時頃,仁川国際空港に到着。そのまま3〜5日まで滞在予定のソウル東大門のホテル方面に向うバスに乗車。
ホテルの正面は東大門。付近は衣服,靴の市 場が立ち並ぶ商業ゾーンで深夜が特に賑わい ます。 |
「カムジャタン」じゃがいもと骨ごと豚肉を煮込んだ 鍋。焼酎と合う鍋ですが,旅の初日ということで今 日のところはおとなしく麦酒で乾杯。 |
東大門運動場はメインスタンドを残し駐車場&市 場になってました。7年前は韓国VS中国戦をここ で見たのに。ちょっと無残な姿か。 |
5月4日(水) テーマパークと韓定食
この旅行でもメインの観光は韓国ドラマのテーマパーク探訪でした。とはいっても大流行した「冬ソナ」ではなく,「宮廷女官チャングムの誓い(韓国名:大長今)」というドラマです。15世紀の朝鮮中宗の時代に女医として宮中に仕えた実在の人物を脚色したドラマです。毎回ハラハラドキドキのストーリーがお気に入りです。ただいま木曜日夜10時に衛星放送で放映中です。
東大門から地下鉄1号線で50分,終点の議政府北部駅で下車。そこから大長今テーマパーク付近に行くバスが1時間1本あります。 ただし,到着した時はすでにバスが出た後だったのでタクシーを利用する。タクシーは市内とテーマパークでは営業エリアが異なるとのことでメーターを使わず値段交渉し12.000W(1,200円)で交渉成立。車は10分ほど郊外を走り隣町の楊州市にあるテーマパークに到着する。この番組は台湾や香港でも爆発的にヒットしている番組らしく,場内は中国語が飛び交い団体観光客でいっぱいでした。ここのテーマパークは実際に撮影に使ったセットをそのまま残してテーマパークにしたもので,そのセットひとつひとつがこのシーンだったなと感動モノでした。
入口。入場料は5,000W | 主演のイ・ヨンエがお出迎え | スラッカン(台所)の様子 |
王をはじめとする宮廷役人の衣装 | 当時の罪人の取調べ場と牢屋もあります。取調 べを受け牢屋に入る日本人の姿 |
宮廷だけでなく,当時の街並みも再現されていま す |
帰りは,1時間に1本のローカルバスに乗って再び地下鉄駅へ。そのまま携帯電話を借りるため,ソウル中心部へ向かいます。
韓流ブームでロッテホテルとロッテデパートではヨン様がいっぱいです。
ヨン様ファンにはたまりません | 野菜と豆腐中心のヘルシーな韓定食 | 伝統舞踊も上演されます |
夕食はソウルの下町,仁寺洞(インサドン)にある韓定食を食べに行きました。ここの社長さんはもとお坊さんで精進料理をアレンジしたものらしいです。韓定食はテーブルに乗り切らないほどの量が出るのですが,今回も野菜と豆腐料理でいっぱいになりました。お酒も伝統酒のマッコリを注文しました。甘酸っぱくて飲みやすいですが,反面飲みすぎると翌日は二日酔いになってしまいます。
5月5日(木) 水原へ行き友人と飲む
ホテルをチェックアウトして,いま韓国で流行しているチムシルパンへ。チムシルパンとは日本でいえば健康ランドみたいところですが,サウナ系が充実しています。ソンスたちが行ったのは梨泰院(イテウォン)にあるイテウォンランドというところです。韓国での人気TVドラマの「パリの恋人」でロケをしたところでもあり,チムシルパンを楽しむのとロケ地巡りで一石二鳥です。
今回,行ったところはざっと次のような施設でした。3階以上はTシャツ,短パン着用でサウナに入るので,家族やカップルなど1日楽しめます。サウナもTV付きで45度くらいですので,体に負担もかかりません。3時間くらい滞在しました。入館料も7,000Wと安価なので,宿泊用としての利用価値もありそうです。
5階 | 宿泊,パソコン |
4階 | マッサージ,サウナ(炭,ヒノキ),宴会場 |
3階 | スポーツジム,食堂,ゲームセンター,カラオケボックス,休憩場,サウナ(塩,黄土,韓薬) |
2階 | 男女別沐浴場,理髪店 |
1階 | フロント,靴置き場 |
ここから,地下鉄,バスを乗り継いで水原市へ。友人5人を交えて豚の三枚肉(サムギョプサル)を食べながら,焼酎を飲みました。2次会は近くのビアホールへ。韓国のビールは薄くて酔い覚まし?のビールです。昔話に花を咲かせながら楽しいひとときでした。
イテウォンランドの外観 | ビールを頼んだら樽が出てきました |
5月6日(金) 世界陶磁器ビエンナーレ
朝から雨でした。水原から1時間半に陶芸で有名な街である利川(イチョン)という街があります。ここには韓国滞在時にお世話になった人がおり,たびたび連絡をとってました。スポーツ界では顔の利く人で一般人の行けない韓国ナショナルチームのトレーニングセンターにも連れていてもらったことがありました。99年の防府マラソンでは韓国選手と来日するなど度々日本にも来ています。以前からソンス妻は韓国に来ないのかと言われ続けていたので,今回ようやく紹介することができるので利川に向かいます。
その前に水原のデパートでお土産の買出し。買ったものはデパートのすぐそばの郵便局から国際小包で発送しました。こうすれば身軽に旅行を続けることができます。
水原で忘れてはいけないものそれは「水原カルビ」です。水原は昔,牛の市場があった関係で韓国でも牛カルビの有名なところです。数多いカルビ店でもぜひまた行きたかったところは「本水原カルビ(ポンスウォンカルビ)」。ここは肉のメニューも生カルビと味付けカルビの2つのみ。値段も1人前27,000Wと日本より高い値段ですが,いつ行っても満員の店ですが,今回も盛況でした。2人前を注文しましたが,肉だけでお腹もいっぱいです。
食後にバスターミナルへ移動し,利川へ。利川へ着いたときも雨が降ってました。お世話になった人の家はバスターミナルから徒歩5分くらいの商店街の中にあります。以前,その方はスポーツ店を経営してましたが,今はカジュアルファッションの店になっていました。ちょっと仕事も忙しそうだったので,暇になる夕方まで利川で開催されている世界陶磁器ビエンナーレを見てきました。
陶磁器のことは詳しくありませんが,芸術的な作品を多く鑑賞したり,無名の陶芸家の作品だって,そこらへんのお土産屋より立派そうな作品が安価で売られていたりと2時間ちょいの滞在時間では足りないくらい見ごたえがありました。
また,商店街に戻ると,これまた利川名物の地元米を使った料理店に連れて行ってもらい,近況などをお話ししました。今は地元商店街のまとめ役として忙しい日々を送っているそうです。
本日の宿はソウルなので,バスにてソウルに移動しました。宿泊先は2日目に食事をした仁寺洞にあるホテル。1泊70,000Wですが,スイートルーム並みの設備とパソコン付きの部屋で久しぶりに日本の情報を得ることができました。
水原カルビを食す | 陶磁器ビエンナーレ入口 | 窯の中をイメージした展示場 |
5月7日(土) 行き忘れたところはないか
韓国旅行も残すところ2日となりました。行き忘れたところはないかと朝から慌しくまずは散歩から。風情溢れる仁寺洞は朝もなかなかいい味を出してます。近所のお寺でお経を聞きながら古い街並みの路地を歩きます。
仁寺洞の路地裏 | 朝食はお粥で。カボチャと海鮮粥 | 伝統家屋を使った喫茶店 |
一旦ホテルに荷物を置いてから,再び街を散策。韓国の台所の鷲梁津(ノリャンジン)市場へ行き,活気を味わいました。呼び込みがすごくて,「兄さん安いのあるよ」とか「何を探しているのか?」と立ち止まると,引っ張られそうで。。。ここは市場で魚を買って,食堂街で調理してもらう方法もありますが,あまりの熱気に圧倒され,ここはただ見物するのみ。
ヨンさまを見つめる日本人 | 市場を高所から撮影。広いです | 飽きずに激辛の海鮮鍋 |
5月8日(日) 帰国
朝は久しぶりにジョギングをしました。ただし4kmのみ。怠けたせいかきつく感じます。
飛行機の時間は15時00分。しかも市内から地下鉄で50分の金浦空港発なので,12時前に出れば余裕で間に合います。よってホテルの近くにある南山韓屋村へ立ち寄ってから空港へ。ここは韓国の伝統的な家を移築して展示してあります。最後まで韓国の歴史紀行みたくなってしまいました。
南山韓屋村の全景 | 韓屋村の近所は映画街になってます | 金浦空港はショッピングセンターと同居 |
金浦空港は以前は韓国の中心の国際空港でした。しかし仁川空港の開港により,いったんは国内専用空港となりましたが,ソウル市中心部に近いことから,羽田〜金浦の国際チャーター便も運行されています。
以前は国際線第1,第2ターミナル,国内線ターミナルと3つのターミナルに分かれていましたが,現在は1つは国内線ターミナル,1つは羽田との国際線ターミナル+ショッピングセンター,もうひとつはEマートという大型ショッピングセンターに改装されていました。
以前からEマートの存在は知っていましたが,国際線ターミナルがショッピングセンターと同居しているとは思っていませんでした。
ここだけで1日が潰せそうです。金浦はチケット発券も手続きも羽田行きしかないために非常にスムーズ。次回韓国に来るときはぜひまた金浦空港を使いたいなと思ってしまいました。
15時の飛行機に乗り,17時に羽田着。入国審査をしてから連絡バスで国内線ターミナルへ。18時の千歳行きに乗って19時30分に千歳空港に戻ってきました。やはり近い国です。
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