青森・弘前レンタサイクルの旅

９月２８日　函館1435（フェリー）1825青森

千代台陸上競技場から徒歩５分ほどの西武テーオー前から北大前行バスに乗り港で下車、徒歩５分で青函フェリーの事務所に。青函連絡船なきあとも東日本フェリーと、この青函フェリーが函館青森間に就航しています。ちなみにこの２社は全く離れたところに乗り場を構えており、こちらのほうが函館市内寄りで料金も４００円程度安いのでこちらにしました。（旅客料金1,420円） 　でも乗った船は貨物船を改造したようなつくりで、旅客用のブロック２区画とソファ、トイレ、シャワー、自販機しかありませんでした。３時間５０分の短い船旅だからまぁいいか。乗船名簿記入後、連絡車両に乗せられ船の入口へ、どうやら旅客は私１人であとはドライバーの人たちだけのようです。 　旅客も車両も入口は一緒で車庫から階段で船室に上りました。船室に入るなり、船酔い防止の薬を飲みます。その薬は麦でできたアルコールと柑橘系のアルコールで 、いわば酔う前に酔って免疫をつける企みです(^^)/ 　おかげで青森到着まではいい気分でほとんど寝てました。

青森ではこの春、青森市内に赴任してきた大学時代の友人が車で迎えに来てくれていました。ターミナルから市内中心部まで徒歩３０分くらいかかるのでお出迎えは非常に助かりました。この友人は大学時代に一緒に大学駅伝に出た仲間でもありました。

９月２８日　青森市内（１１：００迄）

　レース翌日は体がやや興奮状態なのか又は観光でウキウキして眠れないのかいつもより早い６時前に起床し青森ベイブリッジ（下左）や青い海公園近辺をジョギングする。
　天気予報は雨の確率５０％が心配でしたが、１１時の弘前移動までは持ってくれました。９時前にホテルをチェックアウトして、青森駅裏手にあるレンタサイクル（要会員登録１００円）を借りていざ青森観光出発。市内１４ｋｍを走破。

青森ベイブリッジ約１２００ｍあります	青森での足。３段変速で快適♪	一番遠くは合浦（がっぽ）公園に行きました

青森１１：００（普通列車）１１：４８弘前１８：２６（連絡バス）１９：１５青森空港２０：１５→２１：００千歳空港

青森で列車が発車するなり大粒の雨が降ってきましたが、峠を越え弘前市内に入ると晴れの良い天気。うーん日頃の行いが良いのかな？ 　弘前駅前でまたもレンタサイクルを借りる。ここは料金無料のうえ、保険は付いているは、雨の予報だとカッパは貸してくれるは、どこへ行きたいかと聞かれてとりあず「弘前城」と言うと、地図を引っ張り出して説明してくれる親切ぶり。おまけにこの自転車は市内５カ所のステーションなら乗り捨ても可能だそうです。ちなみに弘前ねぷたの時は空車なしのほどの人気ぶりだったとか？これほど素晴らしい制度なら変速なしでも文句は全く言えません。 右：弘前での足。５時間の間に弘前城など市内２５ｋｍを走破

弘前は青森に比べると城下町だけあって入り組んだり、狭い道が多いようです。こんな道は広い道に慣れた道産子の私には苦手ですが、今回は小回りの効く自転車なのでいろいろ見て回ることができました。 左）弘前市内中心部から見た岩木山 右）最勝院五重塔。高さ３１．２ｍ。建立は、 １６６７年で津軽藩主が津軽統一の際に戦死者を供養するために建てたとのことです。 　最勝院でついに雨が落ちてきました。しばらく 寺院入口で雨宿りをしていましたが、やむ気配がないので、自転車乗りを続行して弘前城へと向かいました。

弘前城の手前で雨は更にひどくなり、傘をさしながらの 自転車は困難となったため、途中の建物で雨宿りをしながらやっとのこと弘前城に到着しました。 　弘前城は津軽統一を成し遂げた津軽為信が計画し、 ２代目信枚が１６１６年に完成させた城です。（現在の天守閣は落雷焼失後１８１１年に再建したもの）城のある弘前公園は桜が有名で約２６００本余りのさくらが園内を埋め尽くすそうです。 　天守閣は資料館になっているので、ざーっと見てみました。思ったより中は狭かった。ここから見える岩木山もすばらしいとのことですが、雲に覆われて見えませんでした。 　弘前城を出ても雨は完全には上がらないようで、時間つぶしに追手門正面にある弘前市立観光館に立ち寄りました。ここは市内観光のインフォメーションや地元産品の展示即売コーナーがありました。左の写真はその中央ホールに展示しているねぷたです。写真ではそれほど大きく見えませんが２階部分まで届く大きなものです。 　ここでちょっと遅い昼食で「けの汁」という郷土料理を頂きました。「けの汁」は大根、人参、ごぼう、ワラビ、凍り豆腐、コンニャクをさいの目に細かく切り、材料を鍋で煮て味噌で味付けしたものでした。

腹ごしらえのあとは、寺町のほうへ自転車をこぎました。 左写真は弘前で最も由緒ある長勝寺です。長勝寺は津軽家最初の 菩提寺。この三門は高さ約１６ｍあります。ちょうど工事中でゆっくり見られなかったのが残念です。

　レンタサイクルの借用時間は午後５時まで。返却期限５分前に弘前バスターミナルに乗り捨て返却しました。返却後は空港に行くバスの時間まで１時間半弱あったので、市内商店街を歩いて時間を潰しました。商店街は再開発中というか新しく整備された商店街と昔ながらの商店街が混在していました。
　１８時２６分に弘前から青森空港に向かうバスに乗車。約５０分で青森空港に着きました。空港では売店で奥入瀬地ビールを買い、レストランで田酒（でんしゅ）という青森でかなりメジャーな地酒を飲むことができました(^^)。航空券はあらかじめ購入しておいたバーゲン航空券で７１５０円。行きは札幌からのバスと船で合わせて６１００円ですから随分安く札幌青森間を往復できたものです。
　機中からはその時ニュースにもなった某製油会社のタンクがまだくすぶっているのが見えました。