ソ連侵攻・内戦・タリバン・虐殺・米軍攻撃・終りなき騒乱
アフガニスタン ! 破壊から創造へのドキュメンタリー
アフガニスタンに悲劇をもたらした原因が何だったかをみつめることで、「平和」に潜む罠の存在を提示したいと思います。そして、アフガニスタンや日本、世界の国々で、同じ悲劇を繰り返さないために私たち一人一人に何ができるのか、何をすべきなのかを考えるきっかけになればと願い
「ヤカオランの春」を製作しました。
ヤカオランは、アフガニスタンの首都カーブルから西北に約350km、がたがた道を十数時間、車で走りヒンドゥクシュ山脈の山岳地帯、標高2500mを超える高地にあります。
ヤカオランの行政府ナヤクは、2001年3月にタリバンにより破壊されたバーミヤンの石仏群から西へ約100kmの地点にあり周辺には、小さな村が点在しますが、道らしい道もなく、電気も通じていません。
子どもたちの教育に人生をささげようとした一人の教師とその家族を過酷な運命が襲い、あすをも知れぬ闇の中で、家族は夜明けに向かって歩みました。
バーミヤン州、ヤカオランを故郷とするアフガン難民夫婦の半生をアフガニスタンの歴史とともに見つめ
「平和・幸福・平等・女性の権利・教育などについて皆さまと考えましょう。」
なぜ人は戦争をするのでしょうか?
なぜ戦争は終わらないのでしょうか?
どうしたら平和な世界をつくることができるのでしょうか?
とても難しい問題ですが、日本国憲法の考え方の中にヒントがあると考えます。
「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。
われらは、全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」憲法前文より日本には「教育基本法」という法律がありますが、その前文において「われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざす教育を普及徹底させなければならない」と宣言しています。
教育基本法は、日清・日露戦争から太平洋戦争に至るまでの悲惨な戦争に対する深い反省をふまえて制定され、1947年3月31 日に公布・施行されたものです。
そして、1948年12月10日には、国連総会において「世界人権宣言」が採択されました。
これは、ふたつの大戦争を経験した世界の人たちが、もうこんな悲劇を繰り返したくない世界が平和であるためには、一人一人の権利をお互いに大切にしなければならないと宣言したものです。
その第26条には、「教育は、人格の完全な発展並びに人権及び基本的自由の尊重の強化を目的としなければならない」と記されています。
教育基本法も、世界人権宣言も、簡単にいえば、教育は、個人がのびのびと幸せに生きるためにあり、そのことが、平和につながるという考えに基づいています。
しかし、世界の現実を見ると、こういう教育が何処でも行われているわけではありません。
アフガニスタンでは、読み書き計算という生きるための基礎になるような最低限の教育さえ受けられない子どもたちがたくさんいます。
特に、読み書きを学んだ女の子が結婚すると夫などの男性の命令に従わなくなるからということで、教育のチャンスがあたえられないまま成人してしまう女性が圧倒的に多いのです。
教育を受けることが許されなかった女性たちは、自分では買い物にもいけず、自立して生きることができないので、たとえ、夫から酷い暴力をうけても、じっと堪え忍んで生きるかどうしても耐えられなければ自殺するしかない状態におかれています。
そして、それが女性の生き方として当然のことと長い間考えられてきましたし、
今でもあまり変わっていません。
女性たちがそういう状態におかれてきたことが、この国で戦争が起こり続けてきた原因のひとつだったのではないかと考えられています。
何がなんだか分からないままに、周囲の男性の命令に従うことしかできない女性たちには、戦争に反対することもできないからです。
なぜ人は戦争をするのでしょうか?
なぜ戦争は終わらないのでしょうか?
どうしたら平和な世界をつくることができるのでしょうか?
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