和歌山県無形文化財指定
この祭りは、私達の郷土伝統行事であり、近隣の人々からも五穀豊饒を感謝し、併せて子安信仰,子孫繁栄を願
ってのお祭りとして、崇拝され、数百年続いている。
※ 祭員(おひさし)は奉仕するにあたり
☆ 11月の中の「う」の日より、毎朝潮水にて、清めの儀を行う
☆ 祭り前日より精進入りし、肉、生魚を食しない
☆ 祭り前日より宮ごもりをする
☆ 祭り前日に宵宮祭を執行する
※ 祭典執行時間と内容
◎午前7時
朝日遥拝行列<拝殿より約2百メートル先の遥拝所まで1時間あまりかけ、鈴一振りで一歩ずつ進む>
◎午前8時15分
<ご飯持ち巫女が頭上に持つご飯をお供えし、 朝日を
遥拝する祭文「遙かに東天を拝み奉る」>
◎午前8時30分
祭典(本殿)
湯立ての儀
<釜で沸かしたお湯を使ってお祓いをする(古式のお祓い儀式)>
子ども巫女舞「浦安の舞」(全国共通)<津々浦々の人々の幸を願う舞>
◎午前9時
子守の神事(拝殿)
お弓の儀
<一升桝に白米を入れ、その上に“ウズラ”(折り紙)を乗せ弓で射る>
(害鳥を無くし、五穀豊饒を
祈念する)
祭文 「タンタニ(駅裏地名)のタノクル(田のあぜ道)で、ウズラ(鳥)
射てハンネクロー(羽根を狂わす、跳狂う)」
みかん問答 <みかんを食おか、こうじを食おか、酒を飲もかと、斎主と童子が掛け合い問答をする>
子守の神事 <ござ、まくら、おちちにて「ねんねこ〜おろろんよ〜」と子守歌を歌うこのお祭りの語源である>
子ども巫女舞→稲穂まき→餅まき
◎午前10時
獅子舞 : 天狗舞奉納
※祭員所役(遥拝行列渡行順)
ご飯持ち巫女→大幣差し→斎主→神官→御幣差し(5名)→童子→巫女(4名)