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■サンセメント (特許 412975)
地球本来の物質である無機の材料で、ハケで約1mm(防水は3回塗り)塗るだけで接着も防水も両方できます。
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強力防水接着用樹脂セメント | |
● 特 徴 | ■セメントに特殊高分子物質を混合処理してつくった「樹脂セメント」 ■強力な接着力と防水性の両方の機能を持っています ■普通のセメントは薄く塗れないが、薄く(約1mm)塗ることができます ■接着ばかりでなく、水硬性をもっているので下地が湿っていても乾燥を待 たずに施工ができ、工期の短縮が図れます ■セメント系では抜群の防水性があります。防水性は普通モルタルの約25倍 ■簡単に使用することができ、もしひび割れても、再度上塗りすれば大丈夫 ■防水・接着・補修・防錆と応用範囲が広い ■無臭・地球本来の物質である無機の材料なので無公害 |
● 種 類 |
■サンセメントA(白) ■サンセメントB(セメント) |
●梱包単位 |
■20s/缶 ■500g×40袋/ケース |
●使用用途 |
■防水:屋上スラブ、上屋、ベランダ、テラス、内外装、地下室、ブロック等の防水。 浴室、便所、ポンプ室、水槽、池、プール、汚水処理場、沈殿槽等の防水。 サッシ廻り、プレハブジョイントの防水。 コンクリートパイプ類、キレツ等の漏水補修。 ■接着:壁、床モルタルの接着。合板型枠コンクリート、PCコンクリート、 軽量コンクリート下地面等へのモルタル接着。 コンクリート打継ぎ、プレハブジョイント、コンクリート製品、ブロック アスタイル、発砲スチロール、陶磁器タイル、木、金属等の接着。 ■補修:壁、床モルタルの浮き止め注入。壁、床面コンクリート、モルタルの不陸 凹凸補修。コンクリートブリージング、表面硬化不良、打放しコンクリート 補修。 コンクリート用ペイントとして使用。鉄骨類の防錆、防蝕 パイプ等の錆止め。ボルトとコンクリートのスキマを埋める。 |
◆500g×40袋/1ケース |
■配合所要量 (容積比)
用 途 |
サンセメント |
水 |
砂 |
セメント |
サンセメント 所要量(u) |
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防水 |
1回目塗布液 |
1 |
1.5 |
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500g 3回 ハケ引き |
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2.3回目塗布液 |
1 |
1.2 |
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キレツ充填 |
1 |
0.8 |
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||||
モルタル 接着 |
ハケ引 |
1 |
1 |
2 |
|
250g |
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吹 付 |
1 |
2 |
3 |
0.5 |
200g |
|||
コンクリート打継 |
1 |
1 |
|
|
500g |
|||
アスタイル接着 |
1 |
1.2 |
|
|
250g |
|||
タイル 接着 |
半磁器 |
3 |
|
10 |
10 |
300g |
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磁 器 |
2 |
|
10 |
10 |
250g |
|||
発砲スチロール接着 |
1 |
1.2 |
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|
200g |
|||
一 般 的 接 着 |
1 |
1 |
|
|
500g |
|||
注 入 工 事 |
1 |
1.2 |
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不 陸 補 修 |
1 |
2 |
4 |
1 |
500g |
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ペイント・防錆 |
1 |
1.5 |
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150g |
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■サンセメント乾燥時間
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夏 |
冬 |
1回目塗布液 |
20〜40分 |
1時間〜1.5時間 |
2・3回目塗布液 |
40分〜1.5時間 |
1.5時間〜2時間 |
サンセメントによる防水は、下地面にハケで3回ノロ引きします。セメント混和タイプではあり ませんので、施工に際しては水で溶いたノロをそのまま塗布します。
@下地の清掃 下地のゴミ、砂などは清掃して完全に取り除きます。下地は湿っていても構いませんが夏の 屋上やブロック壁面等吸水が激しい場所は水打ちしてから施工してください。コンクリート 下地等で極端な凸凹・ジャンカ・不陸がある場合は、一度均しモルタルを塗るか、モルタル
やサンフリークセメント(不陸補修材)で補修してからサンセメントを塗ってください。 Aサンセメントの混練 容器にまず水を入れ、サンセメントを少しずつふりかけるように入れながらよく練ってサン セメントノロ をつくります。(パワーミックス等を使うと便利です。) ※ サンセメントノロ練り置き時間……1時間以内
Bサンセメントの塗布 サンセメントノロをハケ(左官ブラシ)でよくすり込むように前回の乾燥を待って3回塗重ね ます。サンセメントは3回塗布型ですので、濃い液で1回で済ませたりしますとピンホール ができ、かえって 漏水の原因となりますので必ず3回塗ってください。
Cモルタル塗り サンセメントの塗厚が1〜1.5ミリと薄いため塗膜にキズがついたり破れたりしないように 翌日位に保護モルタルを塗ります。サンセメントとモルタルは良く接着し肌離れは起こりま せん。 Dキレツ充填補修 屋上等でキレツが入り漏水補修する時。 ●キレツ巾1ミリ以下…サンセメント固練りノロを充分に練り込みます。 ●キレツ巾1ミリ以上…キレツ部をVカットしサンセメントをハケ引き後サンセメントモルタルを 充填しその上からサンセメントをハケ引きします。
■モルタル接着施工法 モルタルの接着不良による浮きハクリ事故を追放するためにサンセメントは「接着+凸凹」 というユニークな施工法で優れた実績をあげています。内外壁、床を問わずサンセメントを
ハケ引きまたは吹付けし乾燥を待って、水打後モルタルを施工するのが標準工法です。
@下地 1)コンクリート面に付着しているゴミ、レイタンス、油などはワイヤブラシなどで除去清掃し必 要があれば水洗いします。特に床の場合はきれいに清掃します。 2)下地が湿っていてもサンセメントは施工できます。また下地が夏の屋上やブロック面、AL
C面のように吸水が激しい場合は、水打ち後にサンセメントを塗布します。 Aサンセメントの混練 下図の配合表に従って水を少しずつ加えながらよく練ってサンセメントノロを作ります。 (パワーミック ス等を使うと便利です。) ※ サンセメントノロ練り置き時間・・・1時間以内
Bサンセメントの塗布 1)ハケ引き 左官ブラシで砂の目が立つようにはたきつけるように塗布します。塗厚は1〜1.5ミリが 適当です。 2)吹付け サンセメントを混練後、1分目(3ミリ)位のフルイでノロを簡単に通してから吹付けます。 吹付けはリシンガンを使用し空気圧6kg/Cu以上で行ないます。 Cモルタル塗り 1)サンセメントを塗布後、サンセメントの表面乾燥を待って必ず水打ちしてからモルタルを塗 ります。 ※ サンセメントの乾燥時間は、下地、気候条件によって違いますが2〜4時間位です。 普通サンセメントを塗布し翌日モルタルを塗ると理想的な施工になりますが、塗布後、 長時間放置しても接着力は下地に残る凸凹のため安心です。 場合は時々水打ちすることやシートで囲うなど養生してください。またモルタル塗布後、他 の工事による衝撃を与えない事や冬期の凍害にもご注意下さい。 |