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プラスメント

 

        石膏の代用品

 

             

 配合セメント
 ● 特 徴

セメントと石膏プラスターのよい面を結びつけた、「樹脂プラスター配合セメ

  ント」

■接着力が強く、どんな下地にも塗れます

■使いやすく塗りやすい

■軽量、耐火性、耐水性、防錆性に優れています

■あらゆる仕上げが早くできます

 ● 種 類

■プラスメント

 ● 梱 包

■25kg/袋

 ●使用用途

■石膏ラスボード、セメントモルタル、コンクリート、ドロプラ、しっくい、

   石膏プラスター荒壁、ALC、発砲スチロール、ベニヤ板、木毛板、

  木摺、ブロック、メタル ラスなどの下地

■ペンキ、混合石膏プラスター、ドロプラ、しっくい、土壁、砂壁、繊維壁、

  樹脂系仕上材, 吹き付け材などの上塗り

■ラス下地、ブロック、コンクリート下地へのモルタル混和材

 

施工方法

◎練 り 方

  1)砂はどんな種類でも使えます。

  2)混和水は一度に混合せず必ず2回に分け、最初の加水で十分固練りし、その後、作業に

  適する粘度になるよう残りの水を加えます。固練りを十分に行っていただくことがプラスメン

  ト使用上、大切なことです。

  3)混練は手練りでもミキサー練りでも良いのですが、粘りが高いので特に、ミキサーの場合な

  砂を多く入れがちですが、接着力低下、キレツ、剥離等の原因となりますので砂は配合表

  従い、入れ過ぎないようにします。

   4)練り置きは3時間、この時間内に固練りになった場合は、水を少しづつ加え練り返してご

  使用下さい。練り足し、練り返しをしても硬化不良は起きません。  

◎塗 り 方

   1)プラスメントはコテ滑りが非常に良く塗りやすいため、コテ押えが不十分になりがちですの

  で下地によくすり込むように加圧して塗り、木ゴデ・定木でむら直しします。

   2)1回の塗厚は8〜10ミリまでとし、それ以上のドカ付けはキレツ・剥離の原因となりますの

   避けてください。10ミリ以上の塗厚の場合は1回目の硬化を待ってつけ送りします。

   3)下地が極端に乾燥している場合には、下地に十分に水打ちするか、軟練りのプラスメント

   で薄く(2〜3ミリ)コスリ塗を行ない、追いかけてつけ送りします。

 

◎注 意

   1)赤い木肌に木アクを呼ぶ場合がありますので、チリ掃除をすばやく行ない、チリを汚さぬよ

  う施工して下さい。もし木アクが泌みついた場合は、食酢か酢酸でふきとって下さい。

   2)ラスボードのジョイント部分など建物の構造上動きやすい部分に小さなヘアークラックが入

  ることがありますので、プラスメントをジョイント部分に前もってコスリ塗するか、貫伏せなど

  の処理を行なって下さい。

下地別の配合

塗り方

   1)ラスボード下地

  ラスボードが雑に打ちつけてあったり胴緑・貫などの不足の場合、ジョイント部にクラック

  が発生することがありますので、継目にプラスメントを1回コスリ塗し、追いかけて全面塗

  ります。

 

   2)モルタル・コンクリート下地

  下地を十分に清掃し、プラスメントを施工します。接着が良いので下地への接着剤塗布

  や混和剤の混入は必要ありません。1回の塗厚は10ミリを限度とします。

 

   3)石膏プラスター下地

  石膏プラスターが硬化後十分に加圧してプラスメントを塗ります。プラスメントは石膏プ

  ラスターとよく接着し、石膏プラスターのドライアウトや附着酸によるセンイ壁の剥離事故

  などを防ぎます。  

   4)荒壁下地

  荒壁が大体乾燥した上に、やや軟練りのプラスメントを塗り追いかけてつけ送りします。

  塗厚が20ミリ以内ならば1回でコテムラ、キレツ、チリスキのない中塗ができあがります。  

   5)発泡スチロール下地

  T.発砲スチロールへの下塗は従来、接着不良やキレツが発生し、困難なこととされてい

   ましたが、プラスメントで施工すればこれらの問題が解決します。プラスメント25kg/1袋

   サンセメント250g加え、粘度の高いものを7ミリ程度下塗し、十分に乾燥します。

  U.乾燥後、所定の塗厚までやや固めのプラスメントを十分加圧して塗ります。1回の塗

   10ミリとし、それ以上の場合は前回の硬化を待って塗り重ねます。

    

   6)ALC下地

  サンセメントを下地にハケ引き、又は吹付けし、その乾燥を待って水打後やや軟練り

  のプラスメントを塗り、追いかけてつけ送りします。1回の塗厚は10ミリ以内とし、夏季等

  非常に乾燥している場合は下地への打ち水を十分に行ないます。

 

 7)ベニヤ板下地

  ベニヤが動かないように、しっかりと釘止めを行ない、サンセメントをベニヤにハケ引き

  または吹付けし、その乾燥を待ってプラスメントを塗ります。ベニヤのアクもサンセメント

  を処理することにより止り、きれいな塗り壁下地ができあがります。   

■上塗

   1)センイ壁仕上げ

  T.プラスメントの下塗面は木ゴテ・定木などでむら直しし、軽くハケ引きしておきます。

  U.プラスメントが硬化すればすぐセンイ壁がかけらますが、翌日位に上塗するのが適当

    です。ただし塗厚が厚い場合や、冬期は多少硬化が遅くなりますので十分に乾燥して

    ください。 

   2)ペンキ下地仕上げ

  T.セメントモルタルかプラスメントを下塗し、十分な硬化乾燥を待って、プラスメント:砂

     =1:2をその上に中塗します。

  U.中塗後、プラスメント25kg/1袋に寒水粉(3厘目下細砂)を6〜8kg混和し、2ミリ程

     プラスチックゴテで塗り、ペンキ下地をつくります。  

塗面積

ラスボード下地

1袋(25kg)あたり

5u(1.5坪)

8mm厚

薄 塗 工 法

 

8u(2.5坪)

5mm厚

ペンキ下地

 

10u(3坪)

2mm厚

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