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Kfir C7

イスラエルKfir
クフィル戦闘機

SPECIFICATION
 ◆全幅:8.22m
 ◆全長:15.55m
 ◆全高:4.25m
 ◆翼面積:34.80u
 ◆自重:7,290kg
 ◆全備重量:14,600kg
 ◆最高速度:マッハ2.3

 1967年、第三次中東戦争の勃発に伴い、フランス政府は対イスラエル兵器輸出禁止措置を発動した。当時、フランス製のミラージュIII戦闘機を主力としていた イスラエル空軍 は、この事態に対抗し69年、国産戦闘機開発計画「ブラック・カーテン計画」を開始した。
 まず、諜報活動によってスイスの企業から入手した設計図を元に、IAI (イスラエル航空工業)がネシェルという名称でミラージュ5のコピー機の製造を開始。その後、1971年にはエンジンをF-4Eが搭載しているゼネラル・エレクトリック製J79に換装、搭載電子機器もイスラエル製に積み替え、垂直尾翼前縁にアフターバーナー用冷却空気取入口を新設するなど、機体構造を再設計した“新型機”、クフィル(若いライオンの意)が誕生した。
 クフィルは空気取入口にカナード翼、機首両側にストレーキが取り付けられてクフィルC1となり、76年には主翼前縁にドッグツースを採用、カナード翼を拡張させたクフィルC2が公表された。さらに、1983年に完成したクフィルC7は、ハードポイントが増設され、エンジンの推力向上、アビオニクスの近代化などの改良が加えられており、旧型機の多くもC7規格に改良されている。しかし、同機の製造は86年に中止されており、イスラエル空軍では高性能なF-15IやF-16を採用しているため、現在では全機が第一線から退いている模様である。
 なお、クフィルはエクアドル空軍、スリランカ空軍、コロンビア空軍 でも採用されており、米海軍および米海兵隊でも一時期、クフィルC1をアグレッサー機F-21Aとして短期リースで使用していたことがある。


Light Combat Aircraft

インドLight Combat Aircraft
LCA(軽量戦闘機)

SPECIFICATION
 ◆全幅:8.20m
 ◆全長:13.20m
 ◆全高:4.40m
 ◆翼面積:38.40u
 ◆自重:5,500kg
 ◆全備重量:8,500kg
 ◆最高速度:マッハ1.8

 インド初の国産戦闘機は、1950年代に HAL(ヒンドスタン航空会社)によって開発・生産されたHF-24マルート戦闘攻撃機であるが、同機の能力は不十分なもので、インド空軍 の主力戦闘機の座を射止めることはできなかった。LCA(軽量戦闘機)はこれに続く第2の国産戦闘機であり、MiG-21の後継となるべく開発が進められている、世界最小・最軽量のマルチロールファイターである。
 LCA計画は1983年にスタート、DRDO(国防省研究開発機構)直属の ADA(航空開発局)を中心に、機体設計・製造に関してはHALを主契約会社としている。本機は垂直尾翼以外には水平尾翼もカナード翼も持たない純粋なデルタ翼機であり、主翼と胴体はブレンデッド・ウイング・ボディー整形により滑らかに繋がっている。また、機体構造にはアルミニウム・リチウム合金、炭素繊維複合材、チタンを使用、ハードポイントは7ヶ所となっており、様々な任務に対応できる柔軟性を持っている。このほか、FBW(フライ・バイ・ワイヤ)、グラス・コックピット、MMR(マルチモードレーダー)といった一連の最先端技術が織り込まれており、インドの国産機開発にかける意欲的な姿勢が窺われる。
 LCAの試作機第1号は1995年11月にロールアウトしているが、GTRE(ガスタービン研究所)が手掛けているターボファン・エンジン、「カヴェリ」の開発が遅々として進んでおらず、製造された2機の技術実証試験機にはゼネラル・エレクトリック製F404が搭載されている。このF404に関しても、1998年5月のインドの核実験に伴い米政府が輸出を禁止、さらに軍事技術の供与も停止したため、LCAの初飛行は遅れに遅れ、2001年1月にようやく実現している。その後、2号機は02年6月に初飛行に漕ぎ着けており、同年11月の時点で両機は計37回の試験飛行を行っている。
 なお、LCAは2003年より量産型の生産が開始される予定であったが、実現は不可能と思われる。

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Photo Copyright : Israeli Air Force, Aeronautical Development Agency