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C-2A Greyhound

C-2A Greyhound
C-2Aグレイハウンド空母搭載輸送機

SPECIFICATION
 ◆全幅:24.56m
 ◆全長:17.26m
 ◆全高:5.16m
 ◆翼面積:65.03u
 ◆自重:16,490kg
 ◆全備重量:26,080kg
 ◆最高速度:555km/h

 グラマン(現・ノースロップ・グラマン )C-2Aは、C-1の代替機として開発された空母搭載輸送機である。本機は1964年に試作機が初飛行、翌年から生産が開始され、67年までに17機が 米海軍 に配備された。
 C-2AはE-2早期警戒機を原型としており、主翼や動力源はE-2からの流用が目立つが、胴体は再設計されて広くなっている上、後部にはローディングランプ付きのカーゴドアも設けられており、輸送物の迅速な積み込み、積み下ろしが可能である。また、機内の仕様を変更することで、貨物だけではなく、人員輸送(着艦の衝撃に対応した後ろ向き座席が設けられる)および担架に乗せられた傷病者を運ぶことも可能である。
 1973年には耐用年数延長のためのオーバーホールが行なわれたが、根本的に機数が不足していたこともあり、84年には新規に39機のC-2Aの再生産が開始された。新しいC-2Aには機体およびアビオニクスに改良が加えられているようだが、従来のC-2Aと比べて目立った変更点は見られない。なお、古いC-2Aは1987年までに全機が退役し、新しいC-2Aの納入も90年に終了している。


C-5B Galaxy

C-5 Galaxy
C-5ギャラクシー輸送機

SPECIFICATION
 ◆全幅:67.88m
 ◆全長:75.54m
 ◆全高:19.85m
 ◆翼面積:575.98u
 ◆自重:169,640kg
 ◆全備重量:379,660kg
 ◆最高速度:830km/h(マッハ0.77)

 C-5は60年代にMATS(米空軍航空輸送部)が着手したCX-HLS(重兵站システム次期輸送機)計画に沿い、ロッキード(現・ロッキード・マーチン )が開発した世界最大(当時)の超大型長距離輸送機である。
 外観こそは同社のC-141によく似ているが、C-5の機体はC-141よりもはるかに大型であり、胴体後部だけではなく機首からも貨物の積み下ろしができるという点で大きく異なっている。胴体下部デッキの貨物室には、米陸軍の装甲車両橋搭載車のようなかさばった装備品を含む、ほぼ全ての種類の米軍の装備を搭載できるほか、上部デッキには兵員を収容することができる。無論、貨物室の仕様を変更することで、さらに多くの兵員を輸送することも可能である。
 C-5Aは1968年に初飛行、70年に就役を開始した。当初 米空軍 は115機のC-5Aを購入する予定であったが、開発の遅れに加え、機体価格がロッキードの見積もり金額よりもはるかに高くなったこともあり、81機に削減されている。その後、80年代にはC-5の生産ラインが再開され、86年から89年までの間に50機のC-5Bが製造された。C-5Bは航法システムなど、細部で様々な改良が加えられているが、基本的にはC-5Aと同一の機体である。また、上部デッキが取り外され、人工衛星やスペース・シャトルの空輸用に改造された2機のC-5Aは、C-5Cと呼ばれている。


C-17A Globemaster III

C-17 Globemaster III
C-17グローブマスターIII輸送機

SPECIFICATION
 ◆全幅:50.29m
 ◆全長:53.04m
 ◆全高:16.79m
 ◆翼面積:353.02u
 ◆自重:122,020kg
 ◆全備重量:263,090kg
 ◆最高速度:830km/h(マッハ0.74)

 C-17は1981年にマクダネル・ダグラス(現・ボーイング )が開発を始め、91年に初飛行、現在生産・配備が進められている 米空軍 の大型輸送機である。
 軍用輸送機としては初めてHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)が採用されたコックピットには、2名の操縦士が並列に座り、戦闘機のようなスティック型の操縦桿で操縦を行なう。また、翼断面形状にはスーパー・クリティカル翼型、翼端にはウイングレットを採用した主翼には、4基の プラット&ホイットニー 製F117-PW-100ターボファン・エンジンが取り付けられおり、STOL(短距離離着陸)性能を実現しているほか、地上でのバック走行などという芸当もこなす。さらにC-17は、未舗装の滑走路においても問題なく離着陸できることが実証されている。
 当然、C-17は搭載能力にも優れており、米陸軍主力戦車やヘリといったほとんどの装備を空輸することができる。また、空挺隊員102名を輸送、胴体後部のローディング・ランプから降下させることも可能である。
 なお、C-17の愛称である「グローブマスターIII」は、ダグラス(後のマクダネル・ダグラス)がかつて製造した輸送機、C-74グローブマスターおよびC-124グローブマスターIIの名を引き継いだものであったが、周知の通り、マクダネル・ダグラスは1997年にボーイングに吸収合併されている。


C-130J Hercules

C-130 Hercules
C-130ハーキュリーズ輸送機

SPECIFICATION
 ◆全幅:40.41m
 ◆全長:29.79m
 ◆全高:11.66m
 ◆翼面積:162.12u
 ◆自重:34,360kg
 ◆全備重量:79,380kg
 ◆最高速度:670km/h(マッハ0.59)

 C-130は、1951年に 米空軍 が公示した新型輸送機の仕様書に対応してロッキード(現・ロッキード・マーチン )が設計・開発、54年に試作機YC-130が初飛行、56年に就役を開始した、傑作中距離戦術輸送機である。
 最初の量産型であるC-130Aは、主翼に4基のターボプロップ・エンジンを搭載、後部ローディング・ランプからは容易に貨物の搭載が可能で、未舗装滑走路での離着陸に適した降着装置を備えていた。219機が生産されたA型のこの基本設計はほとんど変更されることなく、1959年にはエンジンが換装されたC-130Bが134機、62年には機体外部に燃料タンクが追加され、最大積載能力が向上したC-130Eが389機、74年にはエンジンおよびアビオニクスが強化された350機以上のC-130Hが就役を開始している。C-130Hは84年にわが国の 航空自衛隊 にも導入されている。
 最新型のC-130Jは電子機器を一新、多機能液晶ディスプレイやHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などといった最先端技術が採用されたため、必要人的支援が軽減され、コックピットから航法機関士および航法士用の座席が排除されている。また、STOL(短距離離着陸)性能をはじめとして、航続距離、巡航能力、最大速度などあらゆる面で能力が向上している。米空軍ではC-130Jと、胴体拡張型のC-130J-30を合わせて168機調達する計画であり、退役を開始しているC-130Eと順次入れ替えている。
 C-130は 米海軍 も装備しており、米海兵隊 も派生型の空中給油/輸送機KC-130を使用している。さらに世界60ヶ国以上でも愛用されており、40種以上の非常に多くの派生型・改造型があるC-130は、今後も実に様々な局面で活躍することであろう。


C-141B Starlifter

C-141B Starlifter
C-141Bスターリフター輸送機

SPECIFICATION
 ◆全幅:48.74m
 ◆全長:51.29m
 ◆全高:11.96m
 ◆翼面積:299.88u
 ◆自重:67,190kg
 ◆全備重量:155,580kg
 ◆最高速度:800km/h(マッハ0.74)

 ロッキード(現・ロッキード・マーチン )C-141は、米空軍 の長距離空輸能力の強化および輸送部隊の近代化を図り、1961年に開発が開始された大型輸送機である。なお、本機は米陸軍空挺部隊が初めて降下任務を行なったジェット輸送機であり、また、初めて南極大陸に着陸した輸送機でもある。
 初期型のC-141Aは1963年に初飛行、64年に引き渡しが始まり、65年から部隊任務に就いている。C-141Aは284機が製造され、米空軍の主力輸送機として活躍していたが、更なる能力向上のため、82年までにほぼ全機のC-141AがC-141Bに改造されている。B型の主な改良点としては、A型が対応していなかった空中受油能力を備え、胴体を7m超延長して積載能力を強化、耐用年数延長の改修が施されている点が挙げられる。
 C-141Bは優れた離着陸性能を誇り、兵員の降下や貨物の投下のための低速飛行も可能で、貨物室の仕様変更も容易かつ迅速に行なうことができる。しかし、機体寿命を迎えたC-141Bも少なくなく、現在米空軍は徐々にC-141Bの退役を進めており、2006年までに全機がその姿を消すことになるだろう。
 ※ 2004年9月、全機が第一線を退きました。

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Photo Copyright : U.S. Navy, U.S. Air Force