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F/A-18E/F Super Hornet ◆全幅:13.62m ◆全長:18.32m ◆全高:4.89m ◆翼面積:46.45u ◆自重:13,400kg ◆全備重量:29,940kg ◆最高速度:マッハ1.8+ |
| 1987年に 米海軍 と米海兵隊は、21世紀の初期に使用するF/A-18C/Dの後継機を要求した。当時の見通しではこの後継機(F/A-18E/F)は、F-14の後継機となる海軍新型戦術戦闘機およびA-6の後継機となるゼネラル・ダイナミックスA-12の補完機となると思われていた。しかし、これら2機種はともに開発計画が中止されたため、現在、F-14およびA-6の後継機として、21世紀の米海軍12隻の空母に配備されることが約束されている艦載機は本機だけとなっている。 F/A-18E(単座)およびF/A-18F(複座)は、見た目こそ前頁で紹介したF/A-18にそっくりであるが、その機体構造の共通性は10%程度しかない上、寸法も前者のほうが25%大きく、戦術能力も大幅に向上したまったく新しい作戦機である。外観上の相違点は、空気取入口が後方に傾けられていることや、前縁ストレーキがさらに大きくなり、操縦翼面、垂直尾翼、水平尾翼も同様に拡大されていることなどである。機体が大型化し、機内燃料搭載量が3分の1増加したのに対して、それ程の重量増加はなく、逆に部品数は42%減少している。 本機は空中給油機として使用することも可能で、SHARPポッドを搭載すれば偵察機としても任務を果たすことができる。また、現在暫定的にF/A-18G“グロウラー”と呼ばれている発展型は、電子戦任務のEA-6Bの後継機となる可能性もある。 米海軍は548機のF/A-18E/Fを購入する予定であり、既に222機については ボーイング との契約を済ませている。 ※ 2006年8月、次世代電子戦攻撃機たるEA-18Gグロウラーがロールアウト。米海軍向けに、EA-6Bの後継機として2009年には実戦配備される見込み。 |
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SPECIFICATION ◆全幅:13.56m ◆全長:18.92m ◆全高:5.00m ◆翼面積:77.10u ◆自重:15,000kg ◆全備重量:27,220kg ◆最高速度:マッハ2.5 |
| 1981年、米空軍 はATF(次期戦術戦闘機)計画の要求仕様を提示した。この計画で主に求められていたのは、ステルス性、機動性、超音速巡航(アフターバーナーを使用しない超音速飛行)性能であり、F-15に代わり21世紀初頭の空を支配する世界最強の戦闘機であった。 軍用機メーカー各社から提示された提案要求書の審査を経て、86年にロッキード(現・ロッキード・マーチン )およびノースロップの2社による競争試作が開始され、ロッキードはボーイングおよびゼネラル・ダイナミックスと提携、ノースロップはマクダネル・ダグラスとチームを組んで開発が進められた。 ロッキード案のYF-22は1990年9月に初飛行。当初の奇抜な想像図からは大きくかけ離れ、ステルス性を追求した平面形と、広く離れて配置された垂直尾翼が特徴的な外観であった。対してノースロップ案のYF-23はYF-22に先んじて90年8月に初飛行、菱形の主翼にV字型の尾翼を配するという、実に特異な機体形状をしていた。 ステルス性や航続力、速度といった点ではYF-23の方が優れていたはずだが、91年4月、米空軍はロッキード・チームのYF-22を選定した。これは、前述の点についてはYF-23に劣りつつも、YF-22も十分に空軍の要求仕様を満たしており、なおかつYF-22は優れた機動性を有していたからだと思われる。なおYF-22の試作機2機は、エンジンにおいて プラット&ホイットニー 製YF119と、ゼネラル・エレクトリック製YF120の別々のものが搭載されていたが、米空軍はYF119との組み合わせを選定している。 技術・製造開発フェーズに進んだF-22の1号機は97年9月に初飛行した。この機体にはいくつかの設計変更が見られ、翼幅がやや広くなり胴体がやや短縮されたことから、若干ズングリとした印象を受ける機体形状となっている。 2002年9月、その多重任務能力を正確に反映するためにF/A-22と改称された本機は、04年以降、年産36機の量産体制に入り、05年からはネリス空軍基地(ネバダ州)、ティンダル空軍基地(フロリダ州)、ラングレー空軍基地(バージニア州)といった一連の航空戦闘軍団への配備が開始され、米空軍としては最終的に276機を受領する予定である。だが、F/A-22は予算上、技術上の問題が山積みであり、計画の遅延は不可避であると思われる。 ※ 2005年12月、F/A-22からF-22Aに再改称。 |
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F-35 Lightning II ◆全幅:10.90m ◆全長:15.40m ◆全高:5.00m ◆翼面積:38.30u ◆自重:9,900kg ◆全備重量:22,600kg ◆最高速度:マッハ1.6 |
| F-35ジョイント・ストライク・ファイター(JSF)は 米空軍・米海軍・米海兵隊 および 英海軍 が共同で開発し、同一の形体から3種類の機体を造り出すことから得られるマスプロ効果によるコスト削減を目指した、次世代ステルス戦闘攻撃機である。 JSFの競争試作はボーイング案のX-32と、ロッキード・マーチン 案のX-35によって行われてきたが、2001年10月に国防総省はロッキード・マーチン案を選定している。ちなみにボーイングX-32は小型のデルタ翼機で、機首下面に空気取入口が大きく口を開けているのが特徴であった。選定されたロッキード・マーチンX-35は同社のF/A-22を全体的に小型化したような機体形状である。 なお、既にJSFの需要は3,000機を越えている。計画が順調に進行すれば、米空軍は主力攻撃機としての任務をこなすことにも期待して、F-117、F-16およびA-10の後継となり、F/A-22を補完するCTOL(通常離着陸)型のF-35Aを1,763機導入する予定である。また、米海兵隊はAV-8BおよびF/A-18の後継となるSTOVL(短距離離陸垂直着陸)型のF-35Bを609機、英海軍も同じくF-35Bをシー・ハリアーの後継機として150機を配備する見通し(ハリアーGR.7の後継として 英空軍 が導入する機数を含む)。そして、米海軍はF/A-18の後継となり、F/A-18E/Fを補完するCV(空母艦載)型のF-35Cを480機導入する予定である。なお、米空軍と米海兵隊のJSFは2008年に初飛行予定、英海軍および米海軍のJSFは2010年に初飛行する予定である。 構想上では、将来的にはシンガポール、トルコ、イスラエル軍もJSFの顧客となる見込みのようだ。 ※ 2006年7月7日、F-35の就任式で「ライトニングII」の愛称が発表された。オリジナルのP-38ライトニングは、第2次大戦中の太平洋空戦で敵機を最も多く撃墜した傑作戦闘攻撃機である。 |
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F-117A Nighthawk ◆全幅:13.21m ◆全長:20.09m ◆全高:3.78m ◆翼面積:105.90u ◆自重:13,600kg ◆全備重量:23,810kg ◆最高速度:マッハ0.9 |
| F-117Aは 米空軍 がロッキード(現・ロッキード・マーチン )の特別開発チーム「スカンク・ワークス」に極秘に開発させた、世界初のステルス軍用機である。 ステルス機開発計画「ハブ・ブルー(Have Blue)計画」は1974年にスタートし、ロッキードとノースロップ(現・ノースロップ・グラマン)の2社の設計案から、76年にロッキード案が選定され、試作機2機の発注を受けることになった。そうして造られた実物の1/2スケールの実験機の性能テストの後、78年11月に米空軍はF-117Aの全面開発を決定し、YF-117A初号機は81年6月にグルームレイク秘密基地で初飛行した。この後、82年からトノパ秘密基地に部隊配備されるようになったが、88年11月に国防総省が写真を公開するまでは、その存在さえも機密扱いとなっていた。 F-117Aの特異な形状は徹底してステルス性を追求したものであり、それらは胴体と一体化した前縁後退角を持つ主翼、V字状に取り付けられた2枚の垂直尾翼、兵装の完全内蔵、レーダー電波の進入を防ぐスクリーンの取り付けられた空気取入口などによって達成されている。また、全面的に電波吸収材が使用されていることもあり、F-117Aの前方レーダー反射面積は、わずか0.01u程度とされている。さらには地上からの赤外線探知を避けるために、下面リップには耐熱タイルが使用されている。 F-117Aには電波高度計以外には、自ら低電波を発信するようなレーダーなどの機器類は一切搭載されていない。このため、気象条件によっては運用を制限されるという大きな弱点を抱えている。 なお、F-117Aは戦闘機とされているが、実際には空戦で使用されることは想定されておらず、その任務の性格から考えれば攻撃機、むしろ爆撃機であると思われる。 |
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AV-8B Harrier II ◆全幅:9.25m ◆全長:14.12m, 14.55m(ハリアーIIプラス) ◆全高:3.55m ◆翼面積:21.37u ◆自重:6,340kg ◆全備重量:14,060kg ◆最高速度:1,000km/h |
| ハリアーは、ホーカー・シドレー(後のブリティッシュ・エアロスペース、現・BAEシステムズ )によって開発された、世界初の実用V/STOL(垂直・短距離離着陸)戦闘攻撃機である。1971年から 米海兵隊 はAV-8Aを102機、複座型のTAV-8Aを8機導入していたが、その後、能力向上を図りマクダネル・ダグラス(現・ボーイング )と同時研究して開発されたのがAV-8Bである。AV-8Bは1983年に米海兵隊に配備されることが決まり、260機のAV-8Bと、訓練用の複座型機体TAV-8B 26機の初度発注を受けている。 AV-8Bは、原型のハリアーと比べると遥かに洗練された機体となっており、グラス・コックピットの装備、複合材を使用した大型の主翼、前縁ストレーキの延長などによって操縦性が向上しているほか、翼下に2箇所の兵装パイロンを装備し、最大兵装搭載量が大幅に増大している。 しかしAV-8Bは夜間・悪天候時に攻撃能力が大きく低下する欠点があり、これを改善するためにFLIR(前方赤外線監視装置)センサー、パイロット用NVG(暗視ゴーグル)などが導入された「ナイトアタック・ハリアーII」が1989年から納入されているほか、さらにこれを発展させ、機首にF/A-18と同じAPG-65レーダー火器管制装置を装備した「ハリアーIIプラス」の配備も進められている。 |
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