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A-10A Thunderbolt II

A-10/OA-10 Thunderbolt II
A-10/OA-10サンダーボルトII近接航空支援機

SPECIFICATION
 ◆全幅:17.53m
 ◆全長:16.26m
 ◆全高:4.47m
 ◆翼面積:47.01u
 ◆自重:9,770kg
 ◆全備重量:22,680kg
 ◆最高速度:675km/h(マッハ0.56)

 ベトナム戦争でCAS(近接航空支援)機として使用され、予想外の戦果を挙げたA-1に教訓を得て、米空軍 が速度性能よりもサバイバビリティや兵装搭載量に主眼を置いて開発した根っからの攻撃機がA-10である。
 1960年代、ワルシャワ条約機構軍の機甲部隊を想定して、A-1の後継機になるAX(次期攻撃機)開発計画が開始された。ここで米空軍が提示した提案要求書に対し、70年8月に6社から回答案が寄せられた。審査の結果、70年12月にノースロップと フェアチャイルド の2社で競争試作が行われることになり、72年、フェアチャイルドYA-10がノースロップYA-9に勝利し制式採用された。
 一般に「ウォートホグ(イボイノシシ)」とも呼ばれていることからもわかるように、A-10の機体形状は少々武骨な印象を与えるが、実はこれこそが本機の理に適った設計上の特徴をよく表している。つまり、主翼が分厚い直線翼で、しかもエンジンが後部胴体側面に取り付けられているため、広い兵装架が確保されていること。また、エンジンが胴体後部に取り付けられているということは、対空火器などからの被弾率の軽減に繋がり、パイロットの周辺に施されたチタニウム製装甲と合わせて、機体のサバイバビリティの向上に貢献していることなどである。無論、この双発のターボファン・エンジンは、片方が被弾しても機体の航続に十分な出力を有している。
 87年、A-10の一部はFAC(前線航空統制)の任務を与えられ、OA-10として転用されたが、91年の湾岸戦争においてA-10はイラク軍の機甲部隊に対して目覚しい活躍を見せたため、まだしばらくはA-10のCAS機としての地位が揺らぐことはないであろう。それを裏付けるように、2005年1月にはより高性能のC型機が初飛行を遂げている。なお、A-10とOA-10は実質的には同様の機体である。

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Photo Copyright : U.S. Air Force