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SPECIFICATION ◆全幅:24.56m, 8.94m(折り畳み時) ◆全長:17.54m ◆全高:5.58m ◆翼面積:65.03u ◆自重:17,860kg ◆全備重量:24,160kg ◆最高速度:555km/h |
| グラマン(現・ノースロップ・グラマン )E-2は、史上初の“当初から空中早期警戒機として設計された艦載機”である。1964年以降、E-2は「艦隊の目」として 米海軍 空母戦闘群の中で重要な任務を果たしてきている。 ベトナム戦争中に初期型のE-2Aが配備されて以来、E-2は改良を重ね続け、1969年にはデジタルコンピューターを搭載したE-2Bが登場し、さらに捜索能力の優れたAPS-120レーダーを備えたE-2Cは73年に就役を開始している。 また、このE-2C自体にも改良が進められており、80年のAPS-125またはAPS-138レーダーが搭載された「グループ0」に始まり、89年からはエンジンが換装され、レーダーもAPS-139にアップグレードされた「グループI」、さらに92年からはAPS-145レーダーを搭載した最新モデルの「グループII」が就役を開始している。現在、グループ0およびIモデルの、グループII仕様への改修が進められているようである。 「グループII」E-2Cに搭載されたAPS-145レーダーは、高高度から海上および陸上まで優れた捜索能力を発揮し、捕捉した目標を自動追尾する能力は従来のAPS-139レーダーの4倍に達する。さらに、8枚刃のNP2000プロペラ( ハミルトン・サンドストランド 製)を搭載したE-2Cプラスも登場し、飛躍的に向上したコンピューターの処理能力と、視認性の増したディスプレイが相俟って、卓越した管制・監視能力を実現している。 余談だが、E-2Cはわが国の 航空自衛隊 も装備しており、警戒航空隊第601飛行隊(三沢基地)に13機が配備されている。 |
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SPECIFICATION ◆全幅:44.42m ◆全長:46.61m ◆全高:12.73m ◆翼面積:283.35u ◆自重:78,000kg ◆全備重量:147,420kg ◆最高速度:580km/h(マッハ0.48) |
| 従来のAEW(空中早期警戒)機の弱点であった、飛行高度および低空侵入機に対する探知精度の低さを克服した空中警戒管制機、それが ボーイング E-3である。 1965年、米空軍 は「ORT(地上上空レーダー技術)」計画に着手、ヒューズ・エアクラフトおよび ウエスティングハウス・エレクトリック の両社によるレーダーの競争試作が開始された。また、そのレーダーを搭載する母機としては、ボーイングとマクダネル・ダグラスの間で競争試作が行なわれ、70年7月に民間旅客機として生産中であったボーイング707が選定された。その後、レーダーはウエスティングハウス・エレクトリックのAN/APY-1パルス・ドップラー・レーダーが選定されている。 AWACS(空中警戒管制システム)の肝を握るこのレーダーは、毎分6回転する直径9.14mのロートドームに収められ、多数の空中目標を捕捉、識別、追跡し、獲得した情報をIBM CC-1コンピューター(後にCC-2に換装)が高速演算処理、結果を9台のSDC(状況表示コンソール)に表示する。 E-3は1977年5月に引き渡しが始まり、米空軍に34機が納入されているが、初期の24機はコアE-3A(後にE-3Bに改称)、後期の10機にはAN/APY-2レーダーが搭載されており、スタンダードE-3Aと呼ばれている。また、84年以降スタンダードE-3Aにも改良が加えられ、こちらはE-3Cと呼ばれている。 |
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E-6 Mercury ◆全幅:45.16m ◆全長:46.61m ◆全高:12.93m ◆翼面積:283.35u ◆自重:78,380kg ◆全備重量:155,130kg ◆最高速度:965km/h |
| ボーイング の民間旅客機707-320シリーズをベースに製造されたE-6は、老朽化したEC-130Qの代替機として、 米海軍 に16機が納入された長距離通信中継および戦略空中指揮所機である。 1989年に初号機が納入されたE-6Aは、多重任務能力に重点が置かれている今日の新型機において、異例ともいえる単一の任務しか持たない機体であった。即ち、国家指揮権(NCA)たるホワイトハウスおよび国防総省と、海軍の弾道ミサイル潜水艦とを連携させるTACAMO(「責任を持って迅速に行動する」のような意)任務である。E-6Aにはあらゆる周波数帯に対応した各種通信機器が搭載されており、テールコーンおよび胴体下面に装備された1,219mと7,925mの2本のワイヤ・アンテナを介して、潜航中の潜水艦と超長波(VLF)による交信を可能にし、地上指揮所との通信を中継する。 1997年に受納され、翌年から米空軍のEC-135が行っていたルッキング・グラス任務を引き継いだE-6Bは、E-6AのTACAMO任務に加えて空中指揮所としての機能も果たす機体である。E-6BにはALCS(空中発射制御システム)が備えられており、国内の地上基地に配備されている大陸間弾道弾を発射することが可能である。なお、E-6A/BはVQ-3“アイアンメン”およびVQ-4“シャドウズ”各飛行隊に配属されているが、両隊は常時20名以上の飛行隊員を米空軍の ティンカー空軍基地(オクラホマ州)に配備させている。 余談だが、E-6には当初、ギリシャ神話の神である“ハーミーズ”という愛称が与えられていた。現在の“マーキュリー”という愛称は、ハーミーズのローマ神話での呼び名である。 |
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SPECIFICATION ◆全幅:16.15m ◆全長:18.24m ◆全高:4.95m ◆翼面積:49.13u ◆自重:14,590kg ◆全備重量:29,480kg ◆最高速度:925km/h |
| 1972年、米海軍 EKA-3Bの後継機として就役したグラマン(現・ノースロップ・グラマン )EA-6Bは、同軍および 米海兵隊 で活躍してきた攻撃機、A-6をベースとした電子対策機である。 A-6との外観上の相違点でもある、垂直尾翼上端の膨らんだフェアリングを始め、EA-6Bの機体各部には電波受信アンテナが備えられている。また、主任務である敵の受信機に対する電子妨害は、主翼および胴体下に装備された最大5基のジャミング・ポッドによって行なわれている。 EA-6Bの電子装備は段階的にその能力の向上が図られており、初期量産型の23機は4周波数帯域の妨害が可能なAN/ALQ-99 TJS(戦術妨害システム)を搭載した「スタンダードタイプ」、1973年には8周波数帯域対応のAN/ALQ-99A TJSを搭載した25機の「EXCAP(能力拡張)型」、続いて76年からは各種電子機器が更新され、反応時間がより短縮された45機の「ICAP(能力向上)型」が登場している。 84年引き渡し分からは「ICAP-II型」となり、電子妨害能力がさらに強化されている。ICAP-II型は86年のブロック82からAGM-88 HARM(高速対レーダーミサイル)の運用能力が付加されており、より直接的な方法で対処することが可能となった。また、88年からはICAP-IIブロック86の引き渡しが開始されている。 EA-6Bは1991年7月、170機をもって製造が中止されているが、その後もブロック89、ブロック89Aと改修は続けられており、現在は「ICAP-III型」への改良計画が進められているようである。 |
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E-8 Joint STARS ◆全幅:44.42m ◆全長:46.61m ◆全高:12.95m ◆翼面積:283.35u ◆自重:77,570kg ◆全備重量:152,410kg ◆最高速度:940km/h(マッハ0.65) |
| ボーイング / グラマン(現・ノースロップ・グラマン )E-8はJ-STARS、すなわち「(米陸軍 / 米空軍 )統合監視・目標捕捉レーダーシステム」を搭載した空中指揮所機である。 E-8はE-3やE-6と同じく、ボーイング707を母体に、新たに胴体下に取り付けられたカヌー型のフェアリングにはAN/APY-3マルチモードSLAR(側視レーダー)が収められている。 このレーダーは、SAR(合成開口レーダー)モードで遠方から静止目標の高解像度画像を獲得し、正確な位置を把握することができるほか、ドップラー・モードに切り替えて移動目標の探知・追跡も可能である。データは機内のコンソールに表示されるだけではなく、SCDL(捜索・管制データリンク)用小型アンテナを介して地上局に送信され、JTIDS(統合戦術情報分配システム)を経由して攻撃機に目標を指示する。 1991年の湾岸戦争に投入され、イラク軍の地上目標探知に大活躍したE-8A 2機に代わり、現在はデータ処理能力の向上したE-8Cが運用されている。 |
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