ワールド・ラリー・チャンピオンシップ(世界ラリー選手権)の略。 WRCはPCWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)とJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)という ふたつの選手権も含まれます。 今年のラリージャパンではPCWRCが併催されました。 WRCは世界各国、合計16の国で行われます。 今回のラリージャパンは、その第13戦目。 勝敗は1戦ずつ決まります。 順位によって、ドライバー個人とマニュファクチャラー(メーカー)にポイントがつきます。 (マニュファクチャラーポイントがつくのはマニュファクチャラーチーム(メーカー支援のチーム)のみです。) 最終的に全16戦が終わったところで、ポイントによりドライバー個人の総合優勝と、チームの総合優勝が決まります。 ラリーは1台ずつのタイムアタックで、勝敗は3日間の全ステージを走り終えた合計タイムで争われます。 1つのステージは、スペシャルステージ(SS)、スーパースペシャルステージ(SSS)、サービスパーク、 リエゾンに分かれています。 SSは、ラリーカーがタイムアタックを行う区間のことをいいます。 一般道を閉鎖し、そこで行われます。 数分間隔で1台ずつスタートし、タイムを計測します。SSの数は複数あります。 サービスパークは、競技中にマシンの整備を行う場所です。 決められた時間内に整備を行わなければならないので、メカニックたちは無駄のないように動かねばなりません。 ドライバーからサインをもらえる確率の高い場所でもあります。 リエゾンは、SSとSSの間、もしくはSSとサービスの間などの移動区間をいいます。 閉鎖されていない一般道を使用するため、交通規則に従って移動することになります。 リエゾン区間では沿道でファンが旗を振ったり、信号待ちのときに握手を求めたり、 ドライバーと至近距離で触れあうことができますが、あくまでも競技区間なのであまり無理強いはできません。 一般道なので、車で見に行っている場合には一緒に走ったりもできる、とても楽しい区間です。 リエゾン区間は移動タイムが定められており、それより早くても遅くてもペナルティになります。 SSSは、SSと同様タイムアタックを行う区間なのですが、サーキット内を2台同時に走ります。 競技はあくまでもタイムで競われますが、見た目には1対1のバトルに見えるので、盛り上がります。 これら全てのステージを1日で回り、それを3日間(Leg1〜Leg3)続けます。 (日によってSSの数や走行距離が違います。) そして全てのSS(とSSS)の合計走行時間が最も短いドライバーが優勝となるのです。 さて・・・いかがでしょうか。 WRCの概要を分かっていただけましたでしょうか。 私自身があまり詳しく分かっていないこともあり、言葉足らずな部分もあるかと思います。 簡単に言ってしまうと、「公道を走り、タイムを競うレース」。 これでいいんじゃないかな〜とも思います。(^-^; 一度見てしまうと、その迫力に圧倒され、夢中にならずにいられない。 そんな体験をさせてくれたラリージャパンに、感謝です。 (公式パンフレット、WRC plus ラリージャパン直前号付録を参照しました) |