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◆「福島原発事故の責任を問う福島原発告訴団」の運動の関西での窓口を、市民環境研究所で引き受けました。
皆さん、ぜひとも告訴人になってください。
詳細は以下のサイトで。
 
反原発めだかの学校  福島原発告訴団


◆「若狭の原発を憂慮する研究者有志」による「若狭の原発再稼働拒否の要請」
  
要請書  要請者名簿


さよなら原発1000万人署名・京都の会
  署名用紙(賛同団体・賛同人の一覧のみ更新) 活動中間報告(11.12.25付)




◆原発事故と今後を憂うるサイエンティスト有志による提言書

去る4月18日、石田紀郎(当研究所代表)を含む有志14名が、菅直人首相宛に提言書を提出いたしました。以下に全文を掲載してお知らせいたします。
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提言書

内閣総理大臣

菅 直人殿

 東北沖に起こった巨大な地震と津波の激甚災害、その対策に尽力されていることに敬意を表します。その上、福島原発に空前の放射能拡散の巨大惨事が発生し、日夜、苦慮、対策に奔走されておられるご苦労とご心痛を拝察申し上げます。

 私どもは多年、原発の技術的危険性と事故発生による放射能の恐怖を指摘し、原発に依存しない社会をと願ってきました。今回の惨事には言葉も出ません。「安全神話」にすべてをゆだね、疑問と批判を無視して原発推進してきたことに対しては機会をあらためて論ずることとして、当面の緊急対策について私たちの危惧と提言をさせて頂きます。

 すでに信じがたいほどの放射能が拡散しています。その上、事故原発の状況も不透明、収束の見通しも立っておらず、今後も異常事態の重なる危険はいまだ消えていないようです。この状況の中で、近隣住民への放射線被曝の不安解消への真剣で具体的対策を強める必要があります。とくに子供と妊婦には慎重な配慮と施策が求められています。

(1)現在、公表されている大気中の放射線量や甲状腺の内部被曝量は恐るべき高水準にある。30km圏外飯舘村や川俣町、いわき市などでも、その現状は危惧ですますことのできない高レベルの汚染である。まず緊急対策として幼児・妊婦の疎開に政府は責任をとり、そのために経済的支援を用意すべきである。

(2) 学校敷地、通学路、公園など子供の生活空間・敷地については、早急なる除染の作業を行い、被害軽減の対策を進めることが必要である。

以上提言するに当って、現状の放射能汚染の深刻さに注意を重ねて喚起しておきたいと思います。従来より、放射能の危険から従業員と公衆を守るため、法令によって、「管理区域」を定め、事業者に業務遂行上の必要のある者以外の立ち入りを禁止させています。管理区域は「3ヶ月につき1.3mSvを超えるおそれのある区域」と定められていますが、時間当たりにすると0.6μSvとなります。公表されている大気中の放射線量だけに限っても広範囲の地域が長期にわたって、高濃度の汚染です。たとえば浪江町(赤宇木)では25.3μSv/h(416日現在)ですから、規制レベルの実に40倍を超えています。遠く福島(1.87μSv/h)、郡山(1.82μSv /h)でも約3倍の高水準の汚染です。妊婦や幼児がその地域に生活し続けている事実に注目し、深く憂慮いたします。

 現実的政策には多くの困難のあることは承知しておりますが、妊婦と幼児への対策として、高濃度汚染地域から可及的速やかに実施されることを、重ね重ね強く提言したいと思います。

2011418
 

原発事故と今後を憂うるサイエンティスト有志

 石田 紀郎、今中 哲二、荻野 晃也、海老沢 徹、川合 仁、川野 眞治、小出 裕章、
 
小林 圭二、柴田 俊忍、高月 紘、槌田 劭、中地 重晴、原田 正純、松久  

連署者紹介

石田 紀郎   元京都大学教授 現市民環境研究所代表理事

今中 哲二   京都大学原子炉実験所助教

荻野 晃也   元京都大学講師 現電磁波環境研究所主宰

海老沢 徹   元京都大学原子炉実験所助教授

川合 仁    現代医学研究所代表 医師

川野 眞治   元京都大学原子炉実験所助教授

小出 裕章   京都大学原子炉実験所助教

小林 圭二   元京都大学原子炉実験所講師

柴田 俊忍   京都大学名誉教授(機械工学)

高月 紘    京都大学名誉教授(環境保全学)

槌田 劭    元京都精華大学教授 使い捨て時代を考える会

中地 重晴   熊本学園大学教授 環境監視研究所代表

原田 正純   元熊本学園大学教授(水俣学)医師

松久 寛    京都大学教授(機械理工学)
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会員が紹介する関連情報リンク集

情報共有のために、会員が推薦する各種サイトを以下に列挙します。


基本情報

 原子力情報資料室

 GPV 気象予報(風向き、降雨など)

 Weather News

atmc.jp(放射線関係ポータル)

都道府県別環境放射能水準調査結果:文部科学省

DWDシュミレーション 
  (トップ画面最右「Ausbreitung Japan」内「mehr」をクリック)

TEPCO : 福島第一原子力発電所(ライブカメラ)

福島第一原発からの距離測定

全国

 
放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング


千葉県
 

千葉県 (市原市:放射線量、水道、降下物) 

東京大学環境放射線情報 (柏、本郷、駒場:放射線量)

国立がん研究センター東病院(柏市:放射線量)

日本分析センター(千葉市稲毛区:放射線量) 

北千葉広域水道企業団(松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、習志野市、八千代市:水道

東京都

原子力情報資料室(新宿区:放射線量)

東京都健康安全研究センター(新宿区百人町:放射線量、水道、降下物)

ナチュラル研究所(日野市:放射線量)

茨城県

  放射線テレメータ・インターネット表示局 (東海村周辺地域、放射線量)

産総研:つくばセンター災害対策中央本部(つくば:放射線量)

茨城県(北茨城市、高萩市、大子町)  

東北・北海道

東北大学(仙台市:放射線量)  

BIG-server.com 放射線計測サイト (札幌市、放射線量)

札幌の放射線測定、グラフ化

 東海

静岡県/静岡県環境放射線監視センター 現在の環境放射線の状況

その他

関東各地の環境放射能水準の可視化:micro sievert



 

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