戦争をさせない左京1000人委員会 |
【行事案内】 | |||||||
第28回 左京フォーラム 詳細チラシ
【日時】2019年 9月16日(月)16時30分~ 「南西諸島、軍事化日本の最前線に
【講師】土岐直彦 ジャーナリスト(元朝日新聞記者) *近著に『闘う沖縄 本土の責任~多角的論点丸わかり』(かもがわ出版) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
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第27回 左京フォーラム 詳細チラシ
【日時】2019年8月24日(土)1時30分~ 今回の参院選。民は年金財政の乏しい中、老後の暮らしを心配しているのに、安倍首相一人が改憲を叫ぶ…。投票率がここまで落ちたのは、安倍政治の賞味期限切れを如実に示しています。 戦後史をたどれば、米国が誤ってプレゼントしてくれた9条を与野党ともに駆使して、戦後の焼け跡闇市から人々がたくましく立ち上がっていく姿が見えます。でも、それにあぐらをかき、沖縄を放置。利権漁りで超高齢化社会を迎える前に1100兆円を超える借金を溜めたのが、今の苦難の原因です。 超高齢化社会に入り、今更打つ手がない? いや、そんなことはありません。野党に魅力がないのも低投票率の原因なら、未来に希望を描ける野党を私たちの力で作り出せばいいのです。 敗戦直後からの苦難の時代を民の力で乗り超えた来た「55年体制」と言われる戦後史。そこには、超高齢化社会という2度目の苦難を乗り越えるヒントがいっぱい詰まっています。何のことはない「55年体制」のいいとこ取りをすればいいのです。9条基軸の野党の魅力ある政策とは何か。一緒に考えてみませんか。 |
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第26回 左京フォーラム
【日時】2019年4月20日(土)14時~ 「戦争する日本」へ列島軍事化 ~自衛隊、米軍と一体で邁進 【講師】土岐直彦 ジャーナリスト(元朝日新聞記者) *近著に『闘う沖縄 本土の責任~多角的論点丸わかり』(かもがわ出版) 日本は、「戦争できる国」から「戦争する国」になってきた。安倍政権は昨年12月、新たな「防衛計画の大綱」を閣議決定し、事実上の空母や敵基地攻撃能力のあるミサイルを導入して「戦う自衛隊」への変貌を図る。専守防衛から大きく逸脱し、国際的な尊敬を得てきた平和国家像をかなぐり捨てるのか。 |
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-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 第25回 左京フォーラム 日時:2019年2月24日 14時より 場所:ひと・まち交流館 京都 第3会議室 戦後史を学ぼう 「日本政治の深層に輝く憲法9条」 今も続く「55年体制」とは 発題 吉竹幸則(フリージャーナリスト / 元朝日新聞記者) 「押し付けられた憲法9条は改正すべきだ」。安倍政権周辺の宣伝を素直に信じ込む若者がなんと多いことか。でも彼らは、戦後史を学校で教えられてはいません。戦後史を辿れば、9条は米国からの過剰なプレゼントだったのです。その証拠に、勘違いに気付いた米国は制定直後から憲法改正・海外派兵を求め続けて来ました。対米従属の象徴のように言われる55年体制。でも、実は米国の言いなりを避ける日本独特の政治の道具建て、先人の知恵…、常に9条がその背後で輝いていました。曲がりなりにもこの国に「平和と繁栄」をもたらし、戦死者も出さなかった55年体制に働いて来た力学を、彼らはどこまで理解しているのでしょうか。55年体制を単なる政党対立の枠組みと見るのはあまりにも浅薄です。この国に定着したのにはそれだけの理由があります。戦後史の肯定派も否定派も、この体制の深層を経済構造や世界情勢にまでさかのぼり冷静に分析、未来志向につなげる…。改めて「戦後史」を一緒に辿りませんか。 参加費 500円 (資料代として) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ |
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第24回 左京フォーラム 「あす」へ語ろう――年末大討論 *発題テーマ、安倍改憲など様々な問題について* ■日時 12月22日(土)14時~17時 ■場所 同志社大学今出川校地・烏丸キャンパス・志高館SK110教室 (今出川キャンパスの北側、地下鉄今出川駅から約5分) ●発題 土岐直彦 ジャーナリスト(元朝日新聞記者) 「密約だらけ、日米地位協定の『闇』~日本は主権国家か」 在日米軍の治外法権的な特権を定めた日米地位協定。不平等性が強く占領色の濃い日米行政協定がほとんど見直されることなく引き継がれ、世界で最も米国に有利な協定だ。米兵犯罪で日本側に裁判権がある場合でも密約で目こぼしし、大学構内や民有地に米軍機が墜落しても日本の警察や行政機関が立ち入れず、基地・演習場ばかりか空も海も訓練やりたい放題に近い。地位協定の運用協議機関「日米合同委員会」で多くの密約が交わされ、その合意内容は全く非公表で闇の中。改定は急務だ。 ●発題 小川光 元京都ノートルダム女子大学教授(音楽美学) 「市民運動と理性~理の反逆で無理を封じ道理を取り戻そう」 現在の日本の政治は、様々な局面において戦後最悪の状況を示している。「日本を取り戻す」などの空虚極まる言説を政権トップが振りまくだけの間は冷笑ですませたが、与党政治屋たちの「みな上へならえ」の議会審議の軽視、審議法規無視の政治姿勢がもたらす異常な反法治的状況は、民主主義や立憲政治の大きな危機となっている。日本の政治体制の時計がこのように過去に向かって加速度的に巻き戻されていることにわれわれはNo!を突きつけてきたが、今一度この体たらくの病理を理性にもとづき冷徹に検証し、今後市民運動としてなすべきことを考える機会としたい。 ♦討論の続き…懇親会で:参加自由、2千円 ■主催:戦争をさせない左京1000人委員会 (問い合わせ ☎075―711-4832 市民環境研究所) |
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-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 第23回 左京フォーラム 「日米安保の今を考える」 -第4次アーミテージ報告を読んでー 時: 2018年11月15日、18時30分時開始 所: ひとまち交流館 京都 第1会議室(河原町五条下る) ●講演:岩佐英夫さん(絆法律事務所弁護士・京都憲法会議代表幹事)。 「アーミテージ報告」は、これまで3回にわたり公表されましたが、いずれも日本の安全保障・外交・経済等広範な分野に大きな影響を与えてきました。とりわけ第3次報告は、自民党が政権復帰する直前の2012年8月に発表されました。安倍政権が強行した戦争法は、まさにアーミテージ第3次報告のひきうつしであると指摘されています。本年10月3日に公表された「第4次アーミテージ報告」が今後の日本に何を要求しているのか?皆で考えましょう! ■資料代:500円(受付にて応相談) ■主催:戦争をさせない左京1000人委員会 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
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第22回左京フォーラム 詳細ちらし 「苦難の沖縄 問われる本土」 -琉球王国併合から辺野古新基地強行への軌跡ー 時: 9月29日、14時開始 所: 同志社大学今出川校地・烏丸キャンパス・志高館SK119教室 ●講演:土岐直彦さん (元朝日新聞記者・ジャーナリスト、戦争をさせない左京1000人委員会運営委員、 *『闘う沖縄 本土の責任』著者) 資料代:500円 ●映画:辺野古新基地の歴史から現在を問う「SAVE HENOKO」(35分)上映
沖縄は今、重大な試練に立たされている。翁長雄志知事急逝に伴う県知事選(9月30日投開票)の行方と県が踏み切った、辺野古新基地建設計画に伴う埋め立て承認の撤回の行方。
そんな中、アジアの交易国家として繁栄した琉球王国の歴史を手始めに、明治期の王国併合、皇民化政策、過酷な沖縄戦、米軍占領など沖縄が抱え続けてきた「苦難」を改めてたどってみたい。見えて来るのは、「闘わざるを得ない」沖縄の姿だ。 安倍政権と厳しく対峙し、命を削った翁長知事。6月23日の「沖縄慰霊の日」の平和宣言では、「沖縄の米軍基地問題は、日本全体の安全保障の問題」と、死期迫るなか意志の力だけで述べた。翁長氏の訴えにヤマトの私たちはどう応えるのか、共に考えたい。 ■共催:戦争をさせない左京1000人委員会 |
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第21回左京フォーラム 小西誠氏講演会 「メディアが報じない南西諸島・新配備 恐るべき現実 ~自衛隊基地の最新報告」 ■日時:2018年6月30日午後1時30分~5時 ■講演 |
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第20回左京フォーラム 寺脇研氏講演会 「日本が目指すべき教育の理想」 -「忖度」官僚行政に切り込むー 時: 3月26日、18:30開始 所: ひと・まち交流館京都 第4,5会議室 森友・加計学園問題の本質は安倍晋三首相に対する官僚の「忖度」。根底にあるのは官邸が幹部人事を一手に握っていることだ。世界的にも優秀とされた官僚たちの目は、国民よりも官邸の顔色ばかりに向いているのではないか。安倍政治と安倍改憲の本質はまた、国民よりも「国家第一」にある。教育行政でも国家主義的介入と管理強化が進む。本来目指すべき教育のあり方とは何か、今こそ問われている。 【寺脇研氏プロフィール】 てらわき・けん 京都造形芸術大学教授。 運営協力費 500円 (学生は無料) ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
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第19回左京フォーラム 守田敏也さん講演会
原発と原爆 -なぜ日本は原発を止められないのか?- ■日 時:2018年1月28日(日)14:00~17:00 ■場 所:京都大学文学部 新棟2階 第7講義室 ■講 師:守田敏也さん(フリーライター)
講演要旨 守田氏は原発をめぐる諸問題の専門家。氏は「なぜ日本は原発を止められないのかと考える人が多いと思うが」と切り出し、「原発は確実に止まる方向に進んでいる」。理由は三つで、①過酷な福島原発事故で原発があまりにも危険であることが分かってしまった②反原発運動の継続的な展開が国や電力会社にも影響を及ぼしている③日本は地震「激動期」に入ったとされ、頻発する地震と火山噴火が、より危険性を感じさせる。
③では、広島高裁が2017年12月、伊方原発3号機について、阿蘇山の巨大噴火による火砕流影響の可能性から「立地不適」と指摘、運転差し止めの仮処分を出した。②に関しては、いつか必ず巨大地震が起きる日本では「原発は建ててはいけない」。①に関しては、使用済み核燃料の処分方法も決まらず、「未来世代へ禍根を残してはならない」。 再稼働が進まず原発が止まっても電気は十分足りることも分かった。「裁判所もこうした世論の動向に影響されている」
国をあげて推進する原発輸出も進まず、米ウェスティングハウス(WH)を巨額で買収、「世界一の原発メーカー」を目指した東芝はあえなく破綻した。福島事故による規制基準の強化で建設費・補修費が高騰、「原発はもうからなくなり、原発産業に未来はない」。大飯1・2号機など廃炉も相次ぐ。日本が有力な輸出先としていたベトナムは原発計画を白紙撤回、韓国新政権は原発からの撤退を表明した。 今捉え直すべきは低線量内部被曝の危険性。過小評価がまかり通っている。過去の各国の核実験の影響も重なり、がん患者が激増していることを注視している。男性では前立腺がん、女性では乳がんがトップに。いずれも放射線被曝でリスクが高まるとみている。 守田氏は最後に、京都でもヨウ素剤を事前配布させる運動を広げ、事故発生のリアリティを考える契機にするよう訴えた。(土岐) |
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年末大討論会 ■日時:12月23日 午後2時開始(開場午後1時半)
■会場:京都大学文学部 新棟 第4講義室
■挨拶・問題提起
1 「今年の運動を振り返り、来年の課題とは」
石田紀郎(戦争をさせない左京1000人委員会・代表、市民環境研究所・共同代表)
2 「2017年総選挙結果分析から見る市民運動の課題」
吉竹幸則(戦争をさせない左京1000人委員会・運営委員・元朝日新聞政治部記者)
3 「因襲・蒙昧政治を終わらせるための理性の復権」
小川光(「戦争をさせない左京1000人委員会・運営委員、元大学教員)
■みんなでワイワイ大討論会
問題提起を受け、会場で参加者全員で大討論会を行います
司会 土岐直彦
■終了後 ♪♪ みんなで語り、飲もう 大忘年会 ♪♪
会場 「フード&カフェ サコ、ブーン」(京大農学部正門から東へ徒歩5分、定員20名)
開始時間:午後5時~
参加費:2000円(1ドリンク付おばんざい料理食べ放題!)
■主催:戦争をさせない左京1000人委員会
■連絡先:070-5650-3468(内富、忘年会の予約申し込みなどお願いいたします)
改憲を言い募る勢力が国会で3分の2を占め、護憲運動は崖っぷちに立たされているように見えます。でも、先の総選挙で、結党直後の立憲民主党が一定の勢力を占めましたし、この国の平和の礎・憲法9条を変えてはならないと、依然国民の半数以上が考えているのです。ではなぜその願いが国会の議席数に反映しないのか。また、なぜ若者が改憲に反対しようとしないのか。さらにまた、なぜ北朝鮮問題を安易に軍事強化につなげるような言説がまかり通るのでしょうか。私たちは今年も平和を求める活動において、主催する講演会で講師の皆さんの多くの貴重な意見を聞いてきました。でも、私たち自身で平和憲法を守るために発信したいことが一杯あります。来年は9条を守り、平和国家としての日本を存続させていく正念場になりますが、その道筋をどうつけていけばよいでしょうか。そのための意見を交わす、甲論乙駁、喧々諤々、大いに語り合う機会を持ちたいと思います。参加自由ですのでどなたでもご参加いただけます。 -------------------------------------------------- |
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第18回左京フォーラム 『安倍改憲論』に対峙する民主的非軍事平和主義 ■日 時:2017年10月21日(土)14:00~17:00(開場 13:00) ■講 師:奥野恒久(おくのつねひさ) 龍谷大学政策学部教授 (プロフィール)1967年大阪府出身。室蘭工業大学准教授を経て、2011年より現職。 専攻は憲法学で、民主主義論と平和的生存権論、アイヌ民族の文化享有権論に関心を持っている。 主要著書として、『アイヌ民族の復権―先住民族と築く新たな社会』(法律文化社、2011・共編)、 『平和憲法と人権・民主主義』(法律文化社、2012・共著)、 『憲法「改正」の論点―憲法原理から問い直す』(法律文化社、2014年・共編)、 『社会変革と社会科学―時代と対峙する思想と実践』(昭和堂、2017年・共著)。 ■内 容: 「民主的非軍事平和主義」とは? 2014年以降、安倍政権は集団的自衛権の行使を容認する9条解釈変更の閣議決定や、「安保関連法(戦争法)」の 強行を進めてきました。そのうえで、今年5月、9条の1項・2項を変えないで自衛隊を明記するという改憲論を唐突に 提起しました。この「安倍改憲」論のねらいと本質を検討したうえで、憲法9条の非軍事平和主義を民主的に展望する ことの意義と可能性について考えようと思います。 Facebook イベントページへ
第17回左京フォーラム 安倍改憲案とわたしたちの平和構想 9条論の再創造 講師:君島東彦 立命館大学教授(憲法、日本平和学会会長) 7月30日、14時-16時 京都大学人文科学研究所 本館4階大会議室 君島東彦・立命館大教授の講演「安倍改憲案とわたしたちの平和構想~9条論の再創造」 講演要旨■ 君島氏は、安倍晋三首相が提示した、憲法9条の1項2項は残しつつ自衛隊を9条に明記するという改憲案について、「数年間で改正に至る可能性がある」と危機感を示した。リベラル勢力がこれに対抗するには、「護憲」を唱えているだけでだめで、研究者らを組織して独自の東アジア平和構想を示す必要があると力説した。 講演では、日本国憲法施行の数年後から始まった改憲論の特徴を年代ごとに説明。集団的自衛権行使容認や自衛隊の海外派兵が、米国からの圧力で拡大していったとした。その流れの中で出された自民党改憲案(2012年)。天皇制や愛国心、家族主義に重きを置き、天賦人権論は否定する。 そこへ突然の安倍改憲案である。公明党の「加憲」論や民進党の前原誠司氏の9条改正案、さらに護憲リベラル派の「平和のための新9条論」に近く、「〝先制攻撃的〟で、スジが良い」と指摘。「9条は変えないで現状維持がよいとする護憲派に、説明責任が移ったといえる」 君島氏は憲法9条の成り立ち・意義を六つの視点(六面体)から考察し、独自の9条論「再創造」を展開した。第2次世界大戦の連合国・米国からの視点では、枢軸国・日本の武装解除が目的であり、大日本帝国にとっては日本軍国主義を解体する9条は天皇制を護持する「避雷針」の役割を担った。日本の民衆には軍国主義からの解放、アジアの民衆にとっては日本が再び侵略国にならないための歯止めに。韓国には、日本の戦争責任に対する懲罰的意味を持つとする見方があると紹介した。日本の加害者意識が問われる。 沖縄にとっては、米軍基地が沖縄にあるがゆえに、不戦の9条が可能になったという負の側面がある。だが米軍統治下では日本国憲法は適用されず、今も幾多の矛盾がのしかかる。 世界の民衆にとって9条は、軍事力で国家防衛する主権国家システムを超える、新しい世界秩序への希望だ。地球市民社会と共にある。 締めくくりで君島氏は、平和構築への理論(平和学)を話した。平和研究論では、国家には戦争はつきものだとする現実主義から絶対平和主義までの類型がある。英国の政治学者マーティン・キーデルが分類する中の「漸進的平和主義」が世界の平和運動の主流。武力によらない恒久平和に向けた試みは可能との思想で、そこに向かう行動が私たちに求められる。「戦争を止めるのは市民社会だ」と君島氏は強調した。 9条を持つ戦後日本は、次の世界秩序を模索する人類史的な歩みの中に位置付けられた。君島氏は「日本国憲法は世界の民衆とともにある。9条の思想は人類のものである」とする。 (土岐直彦
森友学園問題幕引きを許さない! 安倍首相・昭恵夫人 疑惑の核心 告発 木村真豊中市議の証言 時: 2017年5月12日(金) 19:15~
定員280名 申込不要
第14回 左京フォーラム --------------------------------------------------- 第13回 左京フォーラム 「戦争を欲する国でいいのか」 ~日本版「軍産学複合体」づくりを止めるために~ 講師: 杉原浩司 (武器輸出反対ネットワーク代表) 時:2017年3月25日 所:京都教育文化センター
■第13回左京フォーラムの要旨 「武器輸出反対ネットワーク」代表の杉原浩司さんが3月25日、「『戦争を欲する国』でいいのか」と題して講演。武器生産関連企業・経団連による輸出の促進、防衛省が音頭をとる大学・研究機関との「軍学共同」の性急な動きは、日本版「軍産学複合体」形成へのとば口に立っていると警鐘を鳴らした。 杉原さんはまず、安倍政権が2014年4月、武器輸出を原則禁止してきた従来の「3原則」を撤廃し、輸出を原則容認する閣議決定を国会議論なしに行ったことを厳しく批判した。政権はこれを皮切りに、15年5月には国内初の大型武器展示会を開催するなど、武器輸出に前のめりになる。豪州への潜水艦・英国への対潜哨戒機売り込み(いずれも失敗)、インドへの救難飛行艇輸出(難航)……。一方で、日米、日英、日仏などの武器共同開発と各国との防衛協力(事実上の中国包囲網)を進める。 政府組織では、武器調達や輸出を担う防衛装備庁を15年10月に発足させ、16年8月には日米一体となるミサイル防衛など、「20年先を見越した」高度な武器開発計画を立てた。同庁はさらに15年度、軍事活用する研究公募「安全保障技術研究推進制度」を設けて軍学共同に踏み込んだ。初年度は3億円、16年度は6億円、17年度は110億円に予算を激増させて、研究費窮乏に泣く研究者らを誘っている。これに対し、日本学術会議は3月、軍事研究は学問の自由に関わるとの声明を出し歯止めをかけた。 杉原さんは、各武器生産企業の軍需依存率は数パーセントにとどまるのと、「死の商人」視を警戒する風潮が残っており、本格的に武器輸出国の仲間入りするのを「今なら阻止できる」と指摘。当該企業に対する市民社会の「反対」働きかけが、「悪魔の成長戦略」に対抗する大きな力になると強調した。(土岐) -------------------------------------------- 第12回 左京フォーラム 「科学者の魂を軍事に売るな」 時:11月27日(日)14:00〜16:00
場:京都大学農学部 W100教室
安倍政権になって、様々な「軍事化」が急速に進んでいます。 防衛省は昨年度から、 大学や研究機関を軍事研究に誘う研究費助成制度を設けました。「 研究助成」をうたいながら、狙いは武器への活用。予算は今年度は6億円に倍増、 来年度はなんと110億円を要求しています。大学では一般研究費が国から削減されて不足が深刻化し、 応募する研究者が相次いでいます。「軍学共同」 と呼ばれる事態です。戦後、日本の科学者たちは、 戦争協力の歴史を二度と繰り返すまいと誓ってきた。それが今、 危機に瀕しています。
講演 軍事研究に科学が動員される! 池内了 名古屋大学名誉教授
講演内容
「軍」すなわち防衛省による、「学」すなわち大学・ 研究機関の研究者を軍事研究に動員する「軍学共同」 が急速に進行している。日本の学術界は戦後、「
戦争に協力しない」ことを誓ってきたが、安倍政権となってから、 それが破られつつあるのだ。 第11回 左京フォーラム 「憤怒の島」沖縄よ...
時:10月23日(日)
場:京都教育文化センター101号室
講演:池尾靖志 立命館大学非常勤講師「辺野古ノー」の民意が揺るがない沖縄で今、日本政府と米軍は世界的に基調なう水守の自然を怖そうとしている
なお重い基地負担に対する沖縄の憤りを、日本本土の私たちが「見て見ぬ」ふりをすることはもう許されない。
辺野古と高江の問題はつながっている。辺野古に新基地(界面からの高さ10m)が建設されると、今行っている上陸作戦訓練ができなくなるので、米軍は高江の加工水域の提供を要求。ここで訓練を企画する。
詳細チラシ-------------------------------------------- 第10回 左京フォーラム 憲法が危ない!! 改憲が現実味を帯びる今 宗教者と考える 時: 2016年9月6日(火) 18:30~20:30 所: 京都教育文化センター この国の政権は、世界で唯一、戦争の放棄と平和を至上のものとして謳う貴重な日本国憲法を改悪しようとしています。そこで、仏教、キリスト教が持つ平和主義的原点に立ち、平和への積極的活動をしておられるお二人からお話をいただき、日本国憲法をまもることの意義を考えたいと思います。 講師:梶田真章(法然院第31代貫主) 千葉宣義(日本基督教団八幡ぶどうの木教会牧師) 案内チラシ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 第9回 左京フォーラム 国際ジャーナリストが斬る! マスコミが報道しないこと 時: 2016年6月25日 所: 京都大学農学部 総合館 W106 戦争法を強行採決し、 その先には憲法改正を視野に置くアベ内閣は、 報道機関の言論の封殺をもくろみ、 今や日本のマスコミは骨抜きにされつうある。 日本のジャーナリズムは今どうなっているのか、 この状況にあらがうために、 私たちに何ができるのか。 アメリカと日本を行き来しながら、 両国の社会、政治・経済を取材してきた エイミー・ツジモトさんが、 アベ政治とジャーナリズム、 さらにはフクシマ後の日本について、 縦横無尽に語る。 講演: エイミー・ツジモト(フリーランス・ジャーナリスト) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 第8回 左京フォーラム 大津地裁の勝利を京都地裁でも ~原発裁判の勝利のために~ 竹本修三(京都脱原発原告団長) 近著「日本の原発と地震・津波・火山」の内容をもとになぜ日本の原発稼働に反対しなければならないかを概説 時:5月29日 14-17時 所:京都大学 文学部新棟第3講義室 詳細案内チラシ --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 200名の参加でした。 講演は、2分割して、下記のYoutubeにアップしています。 https://youtu.be/QJTHiWPQwAU (1/2) https://youtu.be/FtgdMF7LCzw (2/2) 第7回 左京フォーラム
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第5回左京フォーラム
マスメデイア 大丈夫かい?
表現の自由、中~大弾圧と憲法破壊
日時 2月20日(土) 開場13:30 開演14:00~17:00
会場 京都大学文学部新棟 第3講義室(2F)
話す人 秋山豊寛(元TBS/宇宙飛行士)
吉竹幸則(元朝日新聞記者)
司会 土岐直彦(元朝日新聞記者)
【講演要旨】
秋山さんは元放送記者の立場から、日本の民主化のために放送法ができた歴史から説き起こし、権力とのせめぎ合いについて持論を展開した。安倍政権が放送法4条「違反」を理由にした「電波停止」に言及することに対し、放送法は法規範ではなくあくまで倫理規範だとし、「放送事業者が毅然とすれば跳ね返せる」と警鐘を鳴らした。さらに、権力の介入そのものが憲法21条の「表現の自由」に違反すると指摘した。
吉竹さんは元新聞記者の立場から、戦後日本の政治や自民党・社会党による「55年体制」など多角的に触れた。吉田茂首相は「経済優先・軽軍備」の路線で日本の復興を果たし、それが保守本流路線だ。だが、安倍晋三首相は集団的自衛権行使容認や特定秘密保護法制定に踏み切る。同時に米知日派の対日要求レポートそのままの安保法制を制定。こうした安倍の「攻撃」に対するリベラルジャーナリズムの役割を問いかけた。
ワイわいワイの交流会 (15:30~17:00): 講演終了後に開催します。小グループ討論形式、飲み物とつまみ付き。会費500円。
参加費:無料(ただし会運営上、有志のカンパを募っています)
参加費:無料(ただし会運営上、有志のカンパを募っています)
秋山豊寛さん 1942年生まれ。‘66年TBS入社。‘90年日本人初の宇宙飛行士になる。‘95年「あぶくま農業者大学校」主宰。2013年福島第1原発事故遭遇。同年11月、京都造形大学教授となる。学生に農作業指導など。 |
吉竹幸則さん 1948年生まれ。‘73年朝日新聞入社。名古屋本社社会部、東京本社政治部記者を勤める。長良川河口堰問題で建設省の嘘を見破る記事を止められ、その上記者職剥奪さる。『報道弾圧』(東京図書刊)を著わす。秘密保護法違憲訴訟原告。 |
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第4回 左京フォーラム報告
時: 2016年1月10日、14時-17時
所:京都大学文学部新棟第3講義室, 参加者80名
ジェンダー視点からみた憲法破壊政治
岡野八代さん(同志社大学教員、京都96条の会代表)
講演要旨: 憲法違反に他ならない戦争法を、熟議のルールを破る形で強行に通した安倍政治は、いまや反省するどころか、戦争をする国づくりにまい進しています。なぜ、かれらは戦争をしたいのか、立憲主義を破壊することでなにを狙っているのか。ジェンダーの視点から立憲主義、法の支配といった考え方の大切さを、みなさんと一緒に考えたいと思います。
講演スライド
交流会:15:30-17:00 講演終了後に第2講義室で開催しました。参加者30名
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11/15 第3回左京フォーラム 「一億総活躍社会」≒「国家総動員法」&「体制翼賛会」
講演会には90名、わいわいワーイの会には37名が参加しました。
講演レジュメ
講演に用いた年表
講演に用いた資料
講演映像は下記で見れます。
「変えよう! 日本と世界 ~戦争法粉砕!安倍政治を許すな!~ 第9回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都」 雨天決行※ 集会後デモ(京都市役所前まで)
・ 9/22 【 No War! & Peace Music Fes. in Sakyo 】
150名の参加で音楽を楽しみながら、戦争法廃案へのエネルギーを蓄積しました。
場所:京都市国際交流会館特別会議室(蹴上)
コーディネート & 歌:川口真由美
出演:中川五郎、ペイ・リッキー、まきた(話)、コージ・のむらfeat謎之闇子、米澤鐵志(話)、おもちゃ楽団、大湾宗則(話)、長野たかし&森川あやこ、守田敏也(話)、秋人、Joseph Wright, ヒデヨヴィッチ上杉、砂布均、大城敏信、クリスティーナ・紀子(話)、満月兄弟、最後はみんなで江州音頭!!
・ 9/16, 9/17, 9/18 京都市役所前での反安保法制の集会に参加しました(す)。
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・ 9/13 ★戦争法案反対!左京みんなのデモ★
国会で審議されている安保法案は、平和憲法を壊し、アメリカ軍の起こす戦争に自衛隊の若者達を送り込む戦争法案です。戦争をさせない左京1000人委員会も、他の団体と共同して百万遍から「とめよう!戦争法 戦争反対 平和がだいすき 声をあげよう大集会」の会場である円山音楽堂まで300名のデモ行進で参加しました。
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・ 9/10 【9・10 戦争させない! 左京フォーラム】 18:30〜21:00, 京都大学文学部新館 第3講義室
社会的に大きな反響を巻き起こしている「自由と平和のための京大有志の会」の声明書の書き手である藤原辰史さん(写真)による講演と学生、市民によるリレートークが行われました。約200名の参加でした。
戦争をさせない
左京1000人委員会